動的平衡 の商品レビュー
最高に面白かった。分かりやすい。頭のいい人ってこういう人なんだろうな。けれど分子生物学者と一緒にご飯は食べたくない(食物というの物質に対する突っ込みが耳に痛い的な意味で)
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アニメ「攻殻機動隊」をみているときにこの本を友人から借りました。そのため、はなはだ偏った読み方をしたので、どなたかの参考にはなりそうもないのですが…。 電脳世界で生きることと現実世界で生きることは、実は同じことなのかもしれないと思ってしまいました。どちらも情報の集合体として存在す...
アニメ「攻殻機動隊」をみているときにこの本を友人から借りました。そのため、はなはだ偏った読み方をしたので、どなたかの参考にはなりそうもないのですが…。 電脳世界で生きることと現実世界で生きることは、実は同じことなのかもしれないと思ってしまいました。どちらも情報の集合体として存在するということで。 そう思うとコンピュータ・ウィルスなどという言葉ははからずも的を射ていた言葉なのだとうっかり納得してしまう自分がいます。 もしかしたら、サイバーパンクの書でもあるかもしれません。
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私達のカラダ、動植物たち、地球・・・すべてが動的平衡を保ちながらそのライフタイムを進んでいるのだな。ペプチドの話、興味深かった。もう一度、再読使用と思う。
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タイトルも判型も強気っすね。セミナーのお話に出ていたサプリやダイエットなどのの話も入っていた。今までの単行本の中では一番やさしく、そしてタイトルは堅い。
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ライアルワトソンを非常に評価している点、ソトコトの出版社、ロハス礼賛・・・等でげんなり。 ニセ科学の風味を感じた一冊。今後、福岡氏の言動に注目。
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導入本? 専門家向けではないですが、知ってる人が読んでもおもしろい。 でも、連載をまとめたものなのか、後半の内容が最初と違ってきていた感じがして、ちょっと残念な終わりでした。
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面白いなー。と思っていたら 著者は「生物と無生物のあいだ」を書いた人だった。 あの本も面白かった。 人間とは何か、記憶とは何か デカルト以来の機械的生物論に、多くの現代人ははまっている。 まるで自動車の調子がおかしいときに、オイルやバッテリー液を補充すれば直るように、 人間のから...
面白いなー。と思っていたら 著者は「生物と無生物のあいだ」を書いた人だった。 あの本も面白かった。 人間とは何か、記憶とは何か デカルト以来の機械的生物論に、多くの現代人ははまっている。 まるで自動車の調子がおかしいときに、オイルやバッテリー液を補充すれば直るように、 人間のからだも、何かひとつのサプリメントを投じれば直ると、信じている人がどんなに多いことか。 人間はパーツの組み合わせの機械ではなく 動的な、流動的な、川や雲のようなものだ。 それでいて、全体としては安定した平衡状態を保っている。 分子生物学者ならではの視点でわかりやすく書かれているけど、奥が深い。 仏教的でさえある。
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サプリとかiPS細胞とか、便利で進化した世の中になったものだと思っていたけれど、生命とはただ取り換えたり補ったりすれば永らえるような単純なものではない!と教えられました。「読んだら世界が違って見える」、本当だな。
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2009/09/01 購入 2009/09/04 読了 ★★★★ 2023/04/14 読了 ★★★★★
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記憶とは、命とは。 科学的な理由を言われてはっとすることはたくさんあります。 人間の細胞は、死んでは生まれ、死んでは生まれを繰り返しています。 だから、「脳が記憶媒体である」と言う考え方は、ちょっと違う。 細胞が生まれるたびに、その記憶は毎回、大事に大事に「思い出している」記憶...
記憶とは、命とは。 科学的な理由を言われてはっとすることはたくさんあります。 人間の細胞は、死んでは生まれ、死んでは生まれを繰り返しています。 だから、「脳が記憶媒体である」と言う考え方は、ちょっと違う。 細胞が生まれるたびに、その記憶は毎回、大事に大事に「思い出している」記憶である、と。 自分が「覚えていられる」生き物ではなくて、「思い出している」生き物だと思うと、ものの見方が変わってきます。 感情だとか、ものだとか、別の何かとひもづけてものを思い出せるようにしよう、などなど。 他にも、講師の雑談的に使えるお話がたくさんです。ぜひ。 (あっきー)
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