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ねたあとに の商品レビュー

3.8

68件のお客様レビュー

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2024/09/17

第87回ビブリオバトルinいこま「私のVacances」で紹介された本です。 チャンプ本。 2021.11.28

Posted byブクログ

2021/03/25

どこで知ったのか忘れたが、面白かった。大人の青春物語と紹介されており、思わずうなずいてしまった。暇な大人たちが山荘で繰り広げる独創的なゲーム。確かに青春時代は、持て余した時間をたわいもない事で潰していたなぁと懐かしく思い出した。

Posted byブクログ

2020/07/26

これが新聞の連載小説?受け入れられない人多かったんじゃない?事件が起こるわけでもなし。紹介されるゲームがいちいち面白すぎてすぐにでも誰かを誘ってやりたくなる。ニヤニヤ笑って読了。

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2019/01/06

同じ長嶋有の「ジャージの二人」でも古い山荘が物語の舞台となっていましたが、その夏の間の山荘暮らしのみに特化して描き込んだ小説です。 300ページを超える長編ですが、何のドラマも盛り込まれていません。 シリアスな要素も全くなし。 山荘のホストであるナガヤマ家の親子と、その友人である...

同じ長嶋有の「ジャージの二人」でも古い山荘が物語の舞台となっていましたが、その夏の間の山荘暮らしのみに特化して描き込んだ小説です。 300ページを超える長編ですが、何のドラマも盛り込まれていません。 シリアスな要素も全くなし。 山荘のホストであるナガヤマ家の親子と、その友人である職業も年齢もバラバラの人々が、布団も洗濯物も乾かず、虫だらけで、鼠も住み、五右衛門風呂のある古い山荘で、束の間の夏休みをまったりと過ごす様子をただただ描いていきます。 ナガヤマ家の長男で小説家であるコモローの友人である久呂子が語り手となっていますが、視点は山荘とその周囲という範囲から一歩も出ていきません。 しかも昼間の営みはほとんど省略されていて、夕食から深夜遅くまでの間、毎夜繰り広げられる「遊び」と、古い山荘独特の生活ルールと、登場人物の間で交わされるユルイ会話がメインになっています。 この「遊び」というのが、この小説の最大の見せ場。 中学生が休み時間や修学旅行の宿泊先でやるような、紙とエンピツがあればできてしまうチープでオリジナルな遊び。 これを大の大人がワクワクしながら時間をかけて熱中する様が、ときにイラストも交えたルール解説とともに詳細に描写されます。 思わず自分でもやってみたくなってしまうマニアックさ。 読んでいて、ついニヤついてしまう自分に気付きます。 なんだか学生時代のサークルの合宿の雰囲気とか思い出してしまうユルさ。 こういう芸風の小説は好みというわけではないんだけど、不景気で世知辛い世の中、年度末の繁忙期に現実逃避するにはもってこいと言えるかもしれません。

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2018/10/08

106:遊びに熱心な大人たちのゆるーい日常。日常の適当さに比べて「遊び」部分が真剣すぎておかしい。だから何、とつっこまれると困るけど、長嶋作品特有の不思議な笑いがあります。軍人将棋は実に面白そうだ!

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2016/06/07

平山夢明のヘビーなやつを3連ちゃんで読んじゃったので、ココロの涼を求めて「佐渡の三人」以来の長嶋有。こんなのが女友達にいるといいなぁ、って面倒くさくなさそうな主人公の独白スタイルがあまりに自然で、ちょっと太宰治を想起したりする。下手こくと、ベターってなりそな、執拗な描写を、サラリ...

平山夢明のヘビーなやつを3連ちゃんで読んじゃったので、ココロの涼を求めて「佐渡の三人」以来の長嶋有。こんなのが女友達にいるといいなぁ、って面倒くさくなさそうな主人公の独白スタイルがあまりに自然で、ちょっと太宰治を想起したりする。下手こくと、ベターってなりそな、執拗な描写を、サラリとクスリとさせながら読ませてくれて、まったくもってサービスがいいお話しだ。

Posted byブクログ

2016/02/07

登場人物の関係、山荘の様子がなかなか把握できなくて、ペースにのれなかったけど徐々におもしろくなってきて。最後のダジャレしりとりで爆笑。家族に気持ち悪がられました。

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2015/10/27

面白いのだけど、読みやすくはないし、途中飛ばし読みしてしまった。 なんだか可笑しくて、仲よさそうでいいな、と思う。 小説じゃなくて、エッセイを読んだみたい。 個人的には、各章がもっと短いとすごく好きだったかも。でもこのダラダラ感がいいのかも、とも思う。

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2015/08/23

#初読は新聞連載。遊びのルールを解って読み直すとなお楽しい。小説的にはルールを説明される「新人」が必要だから、この山小屋には次々とゲストがやってきては、押し出されるように別の人が帰っていく(ケイバみたいに!)。 #つまり遊びが「馬」だ。一枠ソレハナンデショー、二枠グンジンショー...

#初読は新聞連載。遊びのルールを解って読み直すとなお楽しい。小説的にはルールを説明される「新人」が必要だから、この山小屋には次々とゲストがやってきては、押し出されるように別の人が帰っていく(ケイバみたいに!)。 #つまり遊びが「馬」だ。一枠ソレハナンデショー、二枠グンジンショーギ、……という馬たちが、人が入れ替わり立ち替わりすることで「遊ばれきって」いく(20年とかそういうスパンで!)。 #だからこの小説の主役ってやっぱり人間でも遊びでもなくって、ここ=山荘なんだ。3章で久呂子さんがムシバムの意味を理解したように。 (2009/03/07)

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2013/12/18

暇を持て余した大人たちが集う夏の山荘。 けど、何も起こらない。何も起こらないから、夜な夜なゲームをするのだ。 読みながら、それはなんでしょう。の答えを必死に考えてる自分がいました。 こんな休日が1番贅沢ね。

Posted byブクログ