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架空の球を追う の商品レビュー

3.5

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    0

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2011/05/03

図書館より。 短い短編(6ページから30ページ足らず)ばかりなので気軽に読めます。 内容的には日常の何げない風景を切り取った話が多いです。 女性ならではの視点だなと思って面白かったのが『銀座か、あるいは新宿か』今はやりの女子会というのはこんな感じなのかなと思ってしまいます。 『...

図書館より。 短い短編(6ページから30ページ足らず)ばかりなので気軽に読めます。 内容的には日常の何げない風景を切り取った話が多いです。 女性ならではの視点だなと思って面白かったのが『銀座か、あるいは新宿か』今はやりの女子会というのはこんな感じなのかなと思ってしまいます。 『二人姉妹』自分は男なので完璧にわかったとは言えないのですが、姉妹の危うい感じと雰囲気がよく出ています、 他にはエッセイのような味わいのある『パパイヤと五家宝』これは読みながら終始にやにやしました。オチが秀逸! 『彼らが失ったものと失わなかったもの』こちらもエッセイのようで夫妻の行動とラスト二行で暖かい気持ちになれました。 本当に短い短編ばかりですが、心にスーッと入り込んでくる話ばかりでした。

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2011/04/21

大好きな作家さん、 森絵都先生の短編集です^^* 日常にありふれた話から ちょっとぶっとんだ話まで 1話1話に世界観があって とても好きな雰囲気です◎ おすすめは ・ハチの巣退治 ・パパイヤと五家宝 ・ドバイ@建設中 かな(’ω'*) 休日の午後なんかに ゆっくり...

大好きな作家さん、 森絵都先生の短編集です^^* 日常にありふれた話から ちょっとぶっとんだ話まで 1話1話に世界観があって とても好きな雰囲気です◎ おすすめは ・ハチの巣退治 ・パパイヤと五家宝 ・ドバイ@建設中 かな(’ω'*) 休日の午後なんかに ゆっくり読みたい一冊です♪

Posted byブクログ

2011/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。面白く読んだはずだったけど読後思い出せない。寝る前に読むのによかった。 「銀座か、あるいは新宿か」女同士の井戸端的居酒屋話。ちょっとうんうん。 「二人姉妹」UFOが二人を救う。うーん。

Posted byブクログ

2011/01/04

11編の短編集。1作がどれもかなり短いので、寝る前に2作ずつくらい読むと楽しいかも。「架空の球を追う」「銀座か、あるいは新宿か」「チェリーブロッサム」「ハチの巣退治」「パパイヤと五家宝」「夏の森」「ドバイ@建設中」「あの角を過ぎたところに」「二人姉妹」「太陽のうた」「彼らが失った...

11編の短編集。1作がどれもかなり短いので、寝る前に2作ずつくらい読むと楽しいかも。「架空の球を追う」「銀座か、あるいは新宿か」「チェリーブロッサム」「ハチの巣退治」「パパイヤと五家宝」「夏の森」「ドバイ@建設中」「あの角を過ぎたところに」「二人姉妹」「太陽のうた」「彼らが失ったものと失わなかったもの」。「パパイヤと五家宝」が一番記憶に残ったかな。ああ、そんなことあるよなーと共感。オシャレで読みやすかったが、ボリューム不足は感じました。

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2019/01/16

たまにはファンタジーな買い物をしようと思って 高級食料品店に足を踏み入れた。 フルーツコーナーでその値段に唖然としていた私の前で 和風美人がなんのためらいもなく二千円のパパイヤを取った。 思わず彼女のあとをつけてマッシュルーム、パプリカ、クレソン、 サーロイン肉、謎のスパイスをか...

たまにはファンタジーな買い物をしようと思って 高級食料品店に足を踏み入れた。 フルーツコーナーでその値段に唖然としていた私の前で 和風美人がなんのためらいもなく二千円のパパイヤを取った。 思わず彼女のあとをつけてマッシュルーム、パプリカ、クレソン、 サーロイン肉、謎のスパイスをかごに入れてみる。 しかしお菓子売り場で出会ってしまったのだった。 「パパイヤと五家宝」ほか全11編。 装丁:片岡忠彦 photo:Asger Carlsen/gettyimages 普通の日常やちょっとずれた人々を覘き窓から見ている感じ。 「銀座か、あるいは新宿か」の女同士の会話とか 「パパイヤと五家宝」の魔法が解けた瞬間とか 「ドバイ@建設中」の御曹司への不満とかがいいと思う。

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2010/11/21

うーん、これはどうかな? 随分、簡単に書きましたねって感じ。。。 いくつかとてもいい話が入っているので★3つ。 ちょっと期待外れだった。

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2010/10/29

どうにもしっくりこない少年野球チームの練習風景。それを観察する主人公が耳にする、母親たちの会話・・・「架空の球を追う」 ある程度〈大人の女性〉になった女4人が続ける、答えの出ないささやかな問答・・・「銀座か、あるいは新宿か」 早咲きの桜が咲く川沿いの遊歩道。そこで繰り広げ...

どうにもしっくりこない少年野球チームの練習風景。それを観察する主人公が耳にする、母親たちの会話・・・「架空の球を追う」 ある程度〈大人の女性〉になった女4人が続ける、答えの出ないささやかな問答・・・「銀座か、あるいは新宿か」 早咲きの桜が咲く川沿いの遊歩道。そこで繰り広げられる人間模様・・・「チェリーブロッサム」 ボスの命令で、オフィスに巣食う蜂の巣を駆除する羽目になった部下たち。相談の上、何でも屋のジョーに依頼をする事にしたが・・・「ハチの巣退治」 スーパーで見かけた優雅なマダム。彼女に即発され、高額食材を次々とかごにいれる主人公。しかし五家宝を手に取った時に魔法が解けて・・・「パパイヤと五家宝」 自然に返すために買ったカブトムシ。そうだ、私はジユウホンポウな女になりたかったんだ・・・「夏の森」 猫をかぶってつかまえた、禿げてカツラの婚約者。誘われた婚前旅行先のドバイでだって、抜け目なくうまくやれるはずだったのに・・・「ドバイ@建設中」 偶然通りかかった道で、昔ひいきにしていた食堂がつぶれたことを知ったカップル。これまた偶然に、乗っていたタクシーの運転手は、その店の元従業員で・・・「あの角を過ぎたところに」 妙に意識してすれ違う姉妹。その間に立ち、お互いから相談を受ける従姉だったが・・・「二人姉妹」 難民キャンプを訪れる、うわべだけ善意で飾った人間の思惑をよそに、したたかに生きる人々の日々・・・「太陽のうた」 バルセロナ空港内で起こったささやかな事故。ワインの瓶は割れてしまったが、・・・「彼らが失ったものと失わなかったもの」 久々に読んだ、森さんの短編集11編。 人間の持つ、善なる部分を信じたくなる読後感。 どれも本当に何気ない一瞬を切り取ったお話なのだけれど、どれも妙に心に残りました。 女性は特に共感できるんじゃないかな。 私は「架空の~」の母たちの会話と、「銀座か~」の女4人の会話にうんうん頷いてしまいました。 「ハチの巣~」も、何でも屋ジョーがなぜハチを全滅させる殺虫剤を使わないか・・・という会話をオフィスの部下たちと交わすあたりがなんともイカしているのでお気に入り。 「あの角を~」は、ほのぼのした話かと思いきや、最後は落とし穴にはまった感じがしましたね~。 「太陽のうた」では偽善者の姿と対比させて、難民キャンプに暮らす元女優のたくましさが描かれていて・・・、読んでいて力付けられました。楽じゃない暮らし。でも、だからってそれがなんだろう?明日にはまた太陽が昇り、大地を照らしてくれるのに。 「彼らが~」は、日本人ならではの行動&物語ですね。たぶん私でも同じ行動をするだろうなぁ。それくらい日本人にとっては当たり前な出来事なのだけれど、それをこんな風に切り取ると、こんな印象的なお話になるんだ~とびっくりさせられました。 なかなか粒よりの短編集でしたよ♪

Posted byブクログ

2010/10/27

11話からなる短編集。 そのなかの 「あの角を過ぎたところ」 が私にはしっくりきました。 あーこんな偶然ありそうだな。 なんて思いながら、 人の繋がりの不思議さを ぼんやり考えさせられました。 1話ごとに違う感覚を味わえます。

Posted byブクログ

2010/10/11

短編集はどうもという印象をぬぐえない。それぞれに印象的なシーンやセリフがあるのだが全体としての統一感や束になっての強烈なメッセージというものが読みきれない。読み手の力量不足といえばそれまでだし、この本に限ったことではないのだが。

Posted byブクログ

2010/09/23

不思議なタイトルと装丁にきっとシリアスなんだろうなーと思って開いてみたら、中身はいつもの森さんの作品ならではの、ふんわりとした可笑しさに富んでいました。 さらっと読めた。おもしろかった。

Posted byブクログ