the TEAM の商品レビュー
井上夢人さんの著書。 井上夢人さんが、岡嶋二人として出していた作品は読んだことがあったけど、 お一人での作品は初めてな気がします。 霊導師能城あや子。 そのバックにつく、最強最高の調査チーム。 これは、すごく面白い。 圧巻、という感じでした。 連作短編集なのですが、最初の短編の入...
井上夢人さんの著書。 井上夢人さんが、岡嶋二人として出していた作品は読んだことがあったけど、 お一人での作品は初めてな気がします。 霊導師能城あや子。 そのバックにつく、最強最高の調査チーム。 これは、すごく面白い。 圧巻、という感じでした。 連作短編集なのですが、最初の短編の入りは、最初の入り。 そこから、短編集ではあるものの、重さも重くなり、クライマックスに向けて盛り上がる。 そして最後の締め。 連作短編集って、続いてるけどあくまで短編集、ってものが多いけど、 短編集なのにちゃんと一冊でストーリーって、すばらしいです。 時代感も今の時代。 このままドラマ化されちゃうんじゃないかってくらい。 続かないだろうってくらい、しっかりこの一冊でまとまっているのですが、 もっとこの話を読みたくなりました。
Posted by
盲目、難聴の霊導師能城あや子と彼女を支える仲間たちの短編集。霊視のやり方は置いといて、読後は爽快感が残る。 あんな終わり方だけど続編が出るんだろうな。通勤中に読むのにちょうどいい。
Posted by
テレビのバラエティ向けに作られた霊能者。驚異の的中率を誇り、刑事事件なども解決に導く彼女の秘密は、強力なチームの存在です。依頼者や番組スタッフの身辺を探り、あたかも霊視したかのように見せかける。そんな彼らの活躍です。 ミステリの形をとってはいるけれど、メディア論の部分が興味深い一...
テレビのバラエティ向けに作られた霊能者。驚異の的中率を誇り、刑事事件なども解決に導く彼女の秘密は、強力なチームの存在です。依頼者や番組スタッフの身辺を探り、あたかも霊視したかのように見せかける。そんな彼らの活躍です。 ミステリの形をとってはいるけれど、メディア論の部分が興味深い一冊でした。視聴率を稼ぐためにキャラを作り、話として面白くなりそうな依頼者を選ぶテレビ番組。感動的な部分だけを喜ぶ視聴者。霊能者の嘘を許せず追求するフリーライター。そんなものに囲まれているにも関わらず、このチームの人たちはぶれません。踊らされることなく、慌てることもなく、仕事に完璧を求め、独自の正義感を持ち、言い訳をせず、どんな時にも真剣に取り組んでいる。「低俗なテレビ番組」「他の被害者のことも忘れて」「インチキだけど誰を不幸にした?」などなど、マスメディアに対してどんな立場をとっている人でも、自分を振り返りたくなる台詞もたくさん。 各話の謎解きは、まぁ…読者の根拠のない当てずっぽうでも結構当たっちゃいます。証拠を集める過程の方がメインですね。
Posted by
以前ハードカバーを図書館で借りたことがあり、志麻子姐さんの本の口直しに選んだ。 やっぱり安心して読める。 「おがたま」と「かなしばり」が好き。 続編は無理でもスピンオフとかあると良いのに。
Posted by
詐欺の集団が、探偵みたいなことして事件を解決していく短編集でしたが、長さもちょうど良くサラッと読めました!面白かったです!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
的中率ダントツの霊導師を支えるチームの裏側にハラハラ、ドキドキ。なによりこのチーム、霊なるものの存在をまったく信じていないのが面白い 。後半チーム存続の危機に迫られ、果たして?!とラストまで楽しく読み進めました。
Posted by
通勤電車で読みたい本No.1という帯に惹かれて購入。さらっと読めて楽しめる。私も人を不幸にしないのだったら、多少のやらせは容認派。この話が多少かどうかは置いといて。
Posted by
読みやすくて面白かった。読んでいるうちに霊能者側に肩入れしていまい、最後はハラハラしてしまいましたw。軽ーく読むには良い1冊。
Posted by
霊能力者の裏側をリアルに描いた小説。一人ひとりのキャラクターが個性的で、どの章も充実してた!出ないだろうけど続編を期待したくなるような一冊でした
Posted by
爽快、痛快、でもってテンポの良いストーリー展開。 8編も収められていれば、同じような展開のものが出てくるかなと思いきや、どの作品もそれぞれに切り口が違っていて、なるほど今度はそう来たかと思わされることしばしば。 時間を忘れて没頭するには最適な1冊であること間違いなしです。
Posted by