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the TEAM の商品レビュー

3.7

169件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2024/10/26

 胡散臭い霊導師・能城あや子の背後についている3人の協力者と彼女のイカサマを暴こうとする記者の視点から書かれた8つの短編が収録されており、どの話も霊能力の真偽はさておき依頼された仕事を成功させようとするチームの結束力が印象的で、さっぱりした読後感だった。

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2024/02/07

胡散臭さ漂うそのTEAMは果たして白か黒か。暴くものが暴かれるものとなり、足元を掬ったはずの相手に実は心を救われていた?前半なかなか進まなかったけど、粋で完璧なチームプレイっぷりに後半いっきにおもしろくなった。

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2023/09/24

 2006年の作品で、井上夢人さん初読みでした。 霊導師・能城あや子がTVの人気コーナーで、霊視能力により相談者のお悩み解決! と思いきや‥。  何と、この霊導師。霊の存在を全否定するオバさん! そして彼女を支えるのが、情報収集する3人のプロスタッフなのでした。  最高に分かり...

 2006年の作品で、井上夢人さん初読みでした。 霊導師・能城あや子がTVの人気コーナーで、霊視能力により相談者のお悩み解決! と思いきや‥。  何と、この霊導師。霊の存在を全否定するオバさん! そして彼女を支えるのが、情報収集する3人のプロスタッフなのでした。  最高に分かりやすく、面白く、爽快かつ痛快な連作短編集でした。  視聴者を騙して詐欺じゃないですか! 調査チームもやってることが犯罪でしょ! でも、イイんです。信ずる者は救われるんです! 何せ、弱きを救い悪を討つんですから! あー楽しい。  50p程度の全8話、メインが4人のローテーション2周に綺麗にまとめられ、展開から結末までのドキドキやハラハラ、時にしんみりとチーム人員の背景も取り入れ、事件と並行した人情話的な趣向もあるので飽きさせません。  WindowsXPとか懐かしささえ感じますが、諜報活動とその技術は、当時を考慮しても秀逸です。情報社会の更なる進展もあるので、現代版「ザ・チーム」の登場・復帰を期待したくなります。  こんな妄想も、充実した読書の余韻として、楽しみの一つになり得る‥、そんな満足感のある一冊でした。

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2023/04/19

わかりやすいストーリー、読みやすい文章で展開する気持ちの良い物語。 8つの短編という感じなので、これをドラマにしたらすごく面白いと思うなぁ。

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2022/09/11

事件を掘り下げず、短編集に仕立て上げたのは正解だったと思う。 しかしながら、内容があまりに淡白過ぎな気がする。

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2021/07/08

調査チームの最後が儚いものであった。物語終了後その後あやこさんたちは生計を立てていけるほどだったんだろう。面白い設定の小説だった。

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2021/07/04

いつものごとく、大手古本屋を徘徊… 何か面白そうなウラスジや! インチキ霊能師と調査チーム??? まだ、本いっぱい家にあるのに… ハイ!即ご購入!笑 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というけど、こう当たると逆に怪しい。 IT機器も駆使しながら、調査チームのご活躍! 犯罪まがい...

いつものごとく、大手古本屋を徘徊… 何か面白そうなウラスジや! インチキ霊能師と調査チーム??? まだ、本いっぱい家にあるのに… ハイ!即ご購入!笑 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というけど、こう当たると逆に怪しい。 IT機器も駆使しながら、調査チームのご活躍! 犯罪まがいの事もやってるけど、被害は与えてないんでええか! 弱きを救い!悪を討つ! 爽快な感じやん! 8つのエピソード。それぞれ、面白いし、微妙に繋がってる。 人間模様もあって、一気読み! 続編出んかな!

Posted byブクログ

2021/06/11

清々しい話でした。短編それぞれに驚きがあり、最後はあっさり。あとがきもありましたが、続きが読みたくなりました。

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2021/03/14

“ジャケ買い”ならぬ“作者買い”してしまう作者の一人。井上夢人の短編と言うか連作。 題名にある『TEAM』とは、テレビで活躍する霊能者・能城あや子の裏で暗躍する“依頼者調査”専門集団の事。 集団と言っても実際に動いているのは2人。 不法侵入や探偵顔負けの調査能力を誇る草壁賢一と...

“ジャケ買い”ならぬ“作者買い”してしまう作者の一人。井上夢人の短編と言うか連作。 題名にある『TEAM』とは、テレビで活躍する霊能者・能城あや子の裏で暗躍する“依頼者調査”専門集団の事。 集団と言っても実際に動いているのは2人。 不法侵入や探偵顔負けの調査能力を誇る草壁賢一と コンピュータを駆使してあらゆるデータを入手し、必要とあればネットによる攻撃も辞さない藍沢悠美。 そしてチームをまとめるのは、表向きはあや子のマネージャである鳴滝昇治。 この3人によって調べ上げられた完璧なパーソナルデータにより、あたかも霊視したかのように能城あや子が振舞う。 あや子の言葉は当然のように次々と真実を暴くので、たちまち評判となる。 そんな、いわば「偽者」の霊能者とその仲間達の物語であるのだが、これが非常に爽快感あふれるのだ。 確かに不法侵入やハッキング、そして“霊視が出来る”と偽りお金を儲ける≒詐欺は犯罪だ。 しかし、彼らの行動の結果は誰にも迷惑をかけていない。 相談者の悩みを解決し、その延長上にある犯罪をも暴いて行く。 そんな義賊のような『TEAM』なのである。 当然、能城あや子に対して疑いを持つ人物も登場する。 あの手この手でこの「偽霊能者」の正体を暴こうとするのだが、常に鳴滝達のチームが上回る。 そんな予想通りの展開も、とても面白く感じる。 ミステリ的な要素もふんだんに散りばめられており、謎が解けていく快感もある。 やはり井上夢人は上手い。 ラスト、あっけないほどにキレイに終わってしまう。 名残惜しいし、続いて欲しいのだが、果たしてこの作者がシリーズ物を書くとも思えず。。。 とにもかくにも、爽快感と心地良さが残る一冊。井上夢人を知らない人にもオススメ。

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2020/08/27

短編が続くような形でとても読みやすい。 話の流れも分かりやすく、次が気になって、一気に読んでしまう作品だった。

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