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the TEAM の商品レビュー

3.7

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2013/03/04

爽快、痛快、でもってテンポの良いストーリー展開。 8編も収められていれば、同じような展開のものが出てくるかなと思いきや、どの作品もそれぞれに切り口が違っていて、なるほど今度はそう来たかと思わされることしばしば。 時間を忘れて没頭するには最適な1冊であること間違いなしです。

Posted byブクログ

2013/02/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

「the TEAM ザ・チーム」読了。2013年15冊目。 啓文堂大賞ということで、店頭においてあった一冊…をブックオフで探したら、思いもかけずあったので即購入。内容は、インチキ霊能力を商売にしている4人組の話。インチキなのは霊能力だけで、あらかじめ調査した内容を元に相談にのっていることは嘘ではない。”誰も困らない嘘”で商売しているというか、”真実を告げる”ことで商売をしているというか、表現が難しいが、「現代版仕事人」といったところか?終わり方(商売のたたみ方)も潔く、気持ち良く読めた一冊だった。 # テレビドラマになりそうな予感

Posted byブクログ

2013/02/24

単なる勧善懲悪モノではなく、必要悪の存在にまでしっかりと目を向けている点が好き。 なおかつ最後までスッキリと読む事ができる点はさらに良い。 少ない時間でさらっと読み流すのにオススメの一冊。

Posted byブクログ

2013/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インチキ霊能力者と、その“霊視能力”を支えるバックチームの活躍を描く連作短編。作者は岡嶋二人の元中の人。 「霊能力者能代あや子」はテレビ番組で人気の霊能力者、驚異の的中率で依頼者の悩みをぴたりと言い当て、時には社会的な事件でさえ解決してみせる。しかし、能代の能力の源泉は、背表紙にも書かれている通り、霊能力ではなく、尋常ではない調査能力にある。その調査部隊が、主人公のチームだ。 調査チームは、事前に依頼者の情報を入手、徹底的な身辺調査を行い、依頼者の抱える問題を調査、能代はただその結果に基づいて霊能力者の演技をしているに過ぎない。調査手法は、依頼者宅への不法侵入、ハッキングツールによる情報の盗み出しなどのイリーガルな手法。ついでに言えば、実際は霊能力者ではないにもかかわらず、霊視名目で資金をだまし取っている点がそもそも見過ごせない。 世の中にはオカルトを信じない人も当然いる。そればかりか、オカルト的な物事で名声を得たり金品を得る行為そのものに嫌悪感を覚える人もいる。そういう人物との対決から物語は始まる。 一見痛快なダーティーヒーローものとも読める。しかしながら、彼らの行っていることは、大きな嘘を成り立たせるための違法行為の数々でもある。本書ラストのエピソードは、やや登場人物がわけ知りすぎるような感はあるものの、その点について、バランスを取った結末になっており、爽快ではないが印象に残る。ある意味すっきり。 通勤文庫No.1の帯を見て、何か軽めのものをというつもりで購入。その役割は十二分に果たしてくれると思う。

Posted byブクログ

2013/02/16

やってることは犯罪で複数の罪に問われるレベルだが、隠された真実を暴く痛快さと短編集だからかテンポも良い。 最後の展開は予想できるけど、その潔さも含めてこれはこれでいいおと思う。

Posted byブクログ

2013/02/15

霊導師なのに例を信じず、テクノロジーや科学的に証明されているものを駆使して、そしてテレビの力を最大限に活かして相談者の悩みを解決して行く4人のチームは読んでいて爽快で、とても面白かった。実際の霊能力を使ったテレビ番組もこんな感じなのかなと思ってしまった。水戸黄門のような勧善懲悪、...

霊導師なのに例を信じず、テクノロジーや科学的に証明されているものを駆使して、そしてテレビの力を最大限に活かして相談者の悩みを解決して行く4人のチームは読んでいて爽快で、とても面白かった。実際の霊能力を使ったテレビ番組もこんな感じなのかなと思ってしまった。水戸黄門のような勧善懲悪、そして敵も味方もみんな満足させるというストーリーの終わり方、家族のいろいろな物語…いろいろな面で読み応えのある本だった。

Posted byブクログ

2013/02/12

表紙にひかれて手にとった本。 井上夢人さんというのは、岡嶋二人のかたわれでしたか。 こんな強力なチームがいてくれたら、私でも霊導師になれそう。 各章ごとに、草壁、悠美、鳴滝、稲野辺と語り手が変わっていく のもよかった。 特に最終章が、チームメンバーの語りじゃなくて稲野辺だって...

表紙にひかれて手にとった本。 井上夢人さんというのは、岡嶋二人のかたわれでしたか。 こんな強力なチームがいてくれたら、私でも霊導師になれそう。 各章ごとに、草壁、悠美、鳴滝、稲野辺と語り手が変わっていく のもよかった。 特に最終章が、チームメンバーの語りじゃなくて稲野辺だっていうのが。 読みながら、心のどこかで「でもこれって、不法侵入とか、犯罪でしょ?」と 思っている自分がいたのだけど、稲野辺の奥さんの話のところを読んで、 私も「たしかにそうだけどな…」と思いました。

Posted byブクログ

2013/02/09

こちらも大絶賛の帯と啓文堂一押しの平積みを信じて出張用に購入。面白くて一揆読み。しかしこんなに都合よく上手いこと調べがつくものかとそちらのリアリティが気になった。井上夢人最近ご無沙汰だったが他の本も読みたくなる。出来のいいマイナスの少ない小説。

Posted byブクログ

2013/02/07

短編。すっきりとした終わりが印象的。世の中にある必要悪、それで救われる人がいるなら、それも必要かと。続編が出たら購入しますね。こういったお話しは読んでいて楽しい。

Posted byブクログ

2013/02/06

帯の文句の通り、たしかに面白かった。しかもちゃんときちんと終わってる。素晴らしい幕引き。続編も欲しい気はするが、ここで終わっているのは、続けるよりイイと思う。まあ、仮に続編が出たら買っちゃうけど。

Posted byブクログ