ダブル・ファンタジー の商品レビュー
◎第4回(2009年)中央公論文芸賞受賞作品。 ◎第22回(2009年)柴田錬三郎賞受賞作品。 ◎第16回(2009年)島清恋愛文学賞受賞作品。 2009年11月8日(日)読了。 2009−110。
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新聞の書評を読んで興味を持った。「女性でここまで書くか」ということだったが、全然いやらしくない、すご〜く重い内容だ、身につまされる。状況は全然違うけれど、無意識のうちにでも、自分もこの夫のように、妻のことを支配しているのかなと考えさせられた。ページをめくるのが億劫になったので、2...
新聞の書評を読んで興味を持った。「女性でここまで書くか」ということだったが、全然いやらしくない、すご〜く重い内容だ、身につまされる。状況は全然違うけれど、無意識のうちにでも、自分もこの夫のように、妻のことを支配しているのかなと考えさせられた。ページをめくるのが億劫になったので、2点にしようかどうか迷ったけれど、妻との関係について考えさせられたということで3点にした。官能という視点から言えば、こう感じる女性もいるのかということで、まあ損な気はしない。
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いやぁ、びっくりした。情報なしで読んだんで。しかも、「おいコー」読んですぐにこれ読んだから。 官能小説。なのですね。うーん・・・・、今までのイライラする位の純情恋愛パターンに慣れてる分には、驚いた。するする読めるのはさすが。読ませる力ってやつ。 でも、官能小説としてはどうだろう・...
いやぁ、びっくりした。情報なしで読んだんで。しかも、「おいコー」読んですぐにこれ読んだから。 官能小説。なのですね。うーん・・・・、今までのイライラする位の純情恋愛パターンに慣れてる分には、驚いた。するする読めるのはさすが。読ませる力ってやつ。 でも、官能小説としてはどうだろう・・・?なんか中途半端。主人公の気持ちの揺れってのは、作者本人の葛藤を現してるのだろうか?私小説?(ではないか) 村山由佳の本だから読んだっていう感じかなぁ。。。 主人公があまり好きになれなかった。 でもやっぱり村山由佳は好きなのです。
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とりあえずとってもえっちぃです。 ただひたすらえっちぃです。 でもまあ女の考え方には共感できるところも多々ありました。 「男に賞賛されたくって躯を磨き、きれいに装うことを媚だというなら、全身全霊で媚びてみせたっていい。」 結婚する前に読んでおいたらいい本かもしれません。 あく...
とりあえずとってもえっちぃです。 ただひたすらえっちぃです。 でもまあ女の考え方には共感できるところも多々ありました。 「男に賞賛されたくって躯を磨き、きれいに装うことを媚だというなら、全身全霊で媚びてみせたっていい。」 結婚する前に読んでおいたらいい本かもしれません。 あくまで女の醜さを知る前提でwww
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官能小説なのかな。女性が書いているだけあって、んなことあるか、というのはありませんでした。 むしろ、共感できる部分も多く、気持ちもよくわかりました。 LOVE行為に関する心境も、わりと主人公と同じだったので そう思っている人って意外と多いのだなぁとわかりました。 長編です。途中、...
官能小説なのかな。女性が書いているだけあって、んなことあるか、というのはありませんでした。 むしろ、共感できる部分も多く、気持ちもよくわかりました。 LOVE行為に関する心境も、わりと主人公と同じだったので そう思っている人って意外と多いのだなぁとわかりました。 長編です。途中、羨ましくさえあり、自分もこのままおばあちゃんになるのかと思ったら その前に誰かとLOVEな行為におよんでみたくなりました。でも、知らない人は怖いのでヤです。 恋愛は、何歳になってもしたいです。
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作家・村山由佳が持つ新たな顔を見た気がする。 私には少々過激&登場人物にほとんど共感が出来なかった。 年齢を重ねるごとに良さが分かる…かな??
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友人に進められて読んだ。 脚本という仕事と自己の問題を直結させてしまう奈津をみていると、 表現に携わっているものとして考えさせられるところが多かった。 俺でいえば、「失恋した後の方がいい歌書くね」ってよく言われるという問題です。 話の軸を志澤に持ってかないで、四人の内の一人に...
友人に進められて読んだ。 脚本という仕事と自己の問題を直結させてしまう奈津をみていると、 表現に携わっているものとして考えさせられるところが多かった。 俺でいえば、「失恋した後の方がいい歌書くね」ってよく言われるという問題です。 話の軸を志澤に持ってかないで、四人の内の一人にしたところがいい。 一つの恋愛を美化してそれにとらわれているよりも、 一時の感情にすべてを注ぐ、そして降りかかるすべてを肥やしにする、 そんな風にして僕等は生きていると思うし。 何かの表現にとらわれるってことは、業を背負うってことですね 。
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だから?って感じ。 サクサク読めるし、どーしようもないなぁこの主人公。 って思ったりするんだけど、 だから、何なの?って感じ。 友達の恋愛相談というか、 恋愛経験を聞いているみたい。 で、あなたはどーしたいのよ! それ以上の感想というか、 気持ちは持てなかったなぁ。 いつか...
だから?って感じ。 サクサク読めるし、どーしようもないなぁこの主人公。 って思ったりするんだけど、 だから、何なの?って感じ。 友達の恋愛相談というか、 恋愛経験を聞いているみたい。 で、あなたはどーしたいのよ! それ以上の感想というか、 気持ちは持てなかったなぁ。 いつかの恋愛経験に生きるのかな。 疑問。
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最近、話題だったので図書館で借りた。 村山さんはおいしいコーヒーの入れ方シリーズで途中になっていたけど、それとは大分大人な感じの作品。 表現が素晴らしいので描写が美しく、主人公が住んでいた家の前の畑には憧れる。 また思い出した頃にでも、おいしいコーヒーの入れ方シリーズの続きも読み...
最近、話題だったので図書館で借りた。 村山さんはおいしいコーヒーの入れ方シリーズで途中になっていたけど、それとは大分大人な感じの作品。 表現が素晴らしいので描写が美しく、主人公が住んでいた家の前の畑には憧れる。 また思い出した頃にでも、おいしいコーヒーの入れ方シリーズの続きも読みたい。
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脚本家の奈津が夫との関係に疑問を抱き家を出る。 そして、志澤、岩井、大林と次々男性に惹かれていく。いや、逆かもしれない。次々と惹きつけていく。 脚本家として才能があると言われている奈津は夫のアドバイスを素直に受け入れていたが、そのままでは自分だけの作品とは言えない、なんとか夫から...
脚本家の奈津が夫との関係に疑問を抱き家を出る。 そして、志澤、岩井、大林と次々男性に惹かれていく。いや、逆かもしれない。次々と惹きつけていく。 脚本家として才能があると言われている奈津は夫のアドバイスを素直に受け入れていたが、そのままでは自分だけの作品とは言えない、なんとか夫から自立したいともがく姿が描かれている。 印象的だったのは、いよいよ家を出るときに反対していた夫が家の中に戻り、現金30万円入りの封筒を渡してくれた場面。こういうところが家族やっていた関係なんだな、と思わせる。 村山由佳の「星々の舟」を読んだはずなのに、なにも覚えていない。レビューを読んでみたけど、何一つ思い出せない。ダブルファンタジーは5年後、覚えていられるかな。
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