ダブル・ファンタジー の商品レビュー

村山由佳【著】

2010/01/04

[2010.1.3]結局、何が言いたいのか良くわからなかった。冷めると一瞬なところや、他の男の影で襟を正す男の生態はリアルだったが、主人公が結局何を求めてるのか理解できなかった。全てを手に入れることはできないってコトなのか？

2011/09/04

「天使の卵」とか「おいしい・・・」とかもっぱら十代から二十歳前後の恋愛をほんわかと伝えてきたが、三十代の女性の恋愛を東京を舞台に伝えたい！という意欲作のんびりと昼間に正月から読むには、飽きずにちょうどよい物語でした。まあ、おもしろかったかな・・・

2009/12/30

村山由佳の作品は初めてでした。
主人公に共感出来る部分はあったが、
多分作者が言いたかったのは、自由は同時に、
孤独であるという事。
もう少し、主人公の内面の描写が多かったら
良かったのに。
文章のテンポは嫌いじゃないので、最新刊も
トライしてみよう。

2009/12/29

2009.03　女性が書いたちょっとHな小説ということで読んでみた。それなりに面白かったが、特に何か残るものはなかった。これはこれで良いと思うが・・・

2009/12/27

読んでるときはおもしろかったけど、おもしろがってた自分にもげんなりしちゃうような、そんなお話だった。なんなんだーこの女は一体。出てくる男たちもなんなんだー一体。そしてやたらと賞を取ってるんですね。なんなんだ。女版渡辺淳一？これが女の欲ってものなのかなあ。官能にも恋愛にもたどりついてないと思います。

2009/12/20

テーマは重たい。不倫とだけは言い切れない、そんな簡単なものじゃない。タイトルはどういう意味だったのか…。

2009/12/16

子どもがいる家にちょっと置いておけないような表紙と中身。（苦笑）
最後まで読みましたが、だんだんイラッとしてくるのがわかりました。

★2つだけど、こういう小説も1回くらいは読んでもいいとは思う。
1回読めばもういいや、って内容ですが。

2010/01/13

夫婦関係、恋愛関係における心情が、性的肉体的行為を通じて描かれるだけに、逃げようのないごまかしようのない核心となって、細かくリアルに浮き彫りされていた。

2009/12/07

村山さんのお話は大好きで片っ端から読んでいます。
この「ダブルファンタジー」は今までのとはかなり毛色が違っていました。
最初表紙も表題の書かれた（つまりつまさきの部分ですね）ほうしか見なかったのですが、
唐突に始まった情事の描写に、「子供の前では読めん…」と、閉じてみてびっくり！！手遅れだった～！
というほど、５００ページのなかに男女の性交シーンが出てきます。
いや、エロい。

村山さんお得意の胸鷲掴みきゅんきゅん箇所はどこにもありませんでした。
オンナの寂しさと侘しさが垣間見えて。どーしようもないなあと思ったり、いや、いい大人がなにしてんのよとイライラさせられたり。
次々いろいろな男が出てきますが。どの男も魅力的なのはさすがだな～。
（あ、ダンナはちょっと無理かも）

2009/12/12

表紙の際どさに比べて中身の性描写は、いたって普通。
ただ、著者が女だけあって女側は上手く書かれていた。
主人公ナツは、結婚後に付き合う男たちによって体を開花される。
恋愛ではなく、性欲を満たす付き合い。 それが悪い？別に。
男と女の区別はあっても、差別はない。ｲｰﾌﾞﾝであって対等だ。
男の性欲は歓迎されて、女の性欲は否定されるのも可笑しな話だろ。
それに既婚者同士の付き合いは、恋愛ごっこだ。
それに気づかずのめり込んで、男に疎まれるナツ。 あたしからみてもウザイ。
夫がいて、浮気相手もぞくぞく登場して、なのに寂しげでもある。
ナツに必要なのは性を満たす男の前に優しい母親のハグなのではないだろうか。

( ･_ゝ･)＜　官能小説ではないよ、寂寥感ただよう虚しい作品