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雪の断章 の商品レビュー

3.8

153件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    13

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2015/05/11

時代は多分昭和40年代ごろかと思いますが、当時は幼い孤児を引き取って労働力としてこき使うと言うことが普通だったのでしょうか?就職したての青年が孤児を引き取って育てる事態に青年の親が止めようと乗り込んでくることもないのも不自然な気がします。主人公の飛鳥の境遇にはかなり同情もしますし...

時代は多分昭和40年代ごろかと思いますが、当時は幼い孤児を引き取って労働力としてこき使うと言うことが普通だったのでしょうか?就職したての青年が孤児を引き取って育てる事態に青年の親が止めようと乗り込んでくることもないのも不自然な気がします。主人公の飛鳥の境遇にはかなり同情もしますし、しっかりした子だと感心もしましたが、それと同時に意外と遠慮のなさや頑なさ身勝手な所も感じられ少々反感も覚えました(トキさんの気持ち分かるかもw)。それと、殺人事件が身近で起こり疑われているにも拘らず、何事も無かったかのように日常生活が送れているのもギモン。心理描写はよかったと思います。

Posted byブクログ

2015/04/25

徹夜する程、一気に読めなかった。 余り主人公に共感出来なかった。 推理小説と言うよりは、青春小説かなぁ。

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2015/04/25

飛鳥の行く末が気になり夜な夜な三日で読んだ。男の人にとって飛鳥は理想の女性ではないだろうか…。話し方等、多少違和感があったが昔の話と知り納得。母にオススメしたい一冊。

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2015/04/19

古い本だとは知らず、 帯の惹句に惹かれ購入。 面白くなくはなかったが、 完全に70年代少女漫画でした。 キャラがすべて、池田理代子絵で脳内再生。 おにいさまへ…な笑 当時は文学と少女漫画に垣根はなく、 文学はエンターテイメントの一端を きちんと担っていたんだなと思わせる。 な...

古い本だとは知らず、 帯の惹句に惹かれ購入。 面白くなくはなかったが、 完全に70年代少女漫画でした。 キャラがすべて、池田理代子絵で脳内再生。 おにいさまへ…な笑 当時は文学と少女漫画に垣根はなく、 文学はエンターテイメントの一端を きちんと担っていたんだなと思わせる。 ならば帯の惹句を書いた青崎有悟さんに、 一条ゆかりの 『砂の城』をお勧めしたい。 これが面白いなら、間違いなくはまれますよ!

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2015/04/13

帯の「夢中で読むことのできる徹夜本」という文句に惹かれて手にとったけれど、読後、期待していたほどの余韻は得られず。中盤までは主人公の思考や心情の揺れ動きに思わず焦れったくなるほど描写の密度が濃かったのに、ラストがあっさりしていたのが個人的に物足りなく残念だった。 けれど北海道の情...

帯の「夢中で読むことのできる徹夜本」という文句に惹かれて手にとったけれど、読後、期待していたほどの余韻は得られず。中盤までは主人公の思考や心情の揺れ動きに思わず焦れったくなるほど描写の密度が濃かったのに、ラストがあっさりしていたのが個人的に物足りなく残念だった。 けれど北海道の情景やメルヘン調の物語展開は美しくて素敵です。

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2015/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 好きな部分と嫌いな部分が混在してるんですよね。 だから凄く評価を付けるが難しい。て事で無難にね。 まず物語中から完全に性欲を無き物にしている違和感。 まぁこの話に要素を入れちゃうとコンセプトが完全に変わって来ちゃうから意図的に外してるんでしょうけど、 やっぱり私も年頃の男子として。違和感を感じると共に女性作家によるメルヘンチックな空想にも見えちゃうんですよね。 あとさ、裕也って結構嫌な奴じゃない? 偽善者と呼ばれた事が想いを閉ざすきっかけになったのは分かりますけど、 自分が悪者になるのを極端に避けているだけにも見えちゃうのよね。 の割に独善的で相手を非難しやすかったりさ。 飛鳥をあんな風に家政婦扱いして「対等だ」なんて言っても負い目がある相手はそう思えなくて当然だと思うし。 そもそも元カノとはどうなったのよ?とか。 あそこまで飛鳥を弄ぶように振る舞う意味はあったの?とか。 結構鼻に付く点がチラホラ感じられましたね。  とは言え、急ぎ足ながらも飛鳥の半生を徹底的に描いている部分は読みごたえありました。 素直にこの不器用な少女を応援したい気持ちになりますし、 拗ねながら生きちゃう姿に自分の若い頃を重ね合わせたりしちゃいました。今もその気あるけどさ。 確かに自分の感情が渦巻き過ぎてどうしようもない時ってありますよね。 それを雪がかき消してくれるんだ・・・という感覚は素敵だなとも、上手い事言うなとも思いました。 キスの事をベーゼと言われると笑えてしまうんだ。

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2015/04/04

面白かったのにほめてあげられないのが悔しいです。 いくら古い本だからといったって高校生が『まぁ!おやめなさいよ。』なんて言い回しには白けてしまいます。 そこに目をつむれば問題なし。 完全に少女マンガですね。 キュンキュンしちゃいました。 そして痛々しい。中二病 主人公がイラっ...

面白かったのにほめてあげられないのが悔しいです。 いくら古い本だからといったって高校生が『まぁ!おやめなさいよ。』なんて言い回しには白けてしまいます。 そこに目をつむれば問題なし。 完全に少女マンガですね。 キュンキュンしちゃいました。 そして痛々しい。中二病 主人公がイラっとするくらい甘え下手な甘えん坊で女々しいです。 私はこんな言い方しかできません。 でも、続きが気になって仕方ない。 一気に読みました。

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2015/03/29

徹夜本って帯にあって、平積みしてたので手にした本。1975年の本。 孤独な少女、強情っぱり、素直になれない心の内がダラダラと文字になってるので、少し読み辛さもあったけど、幸せになってほしいと思いつつ、少女が大人になっていく過程を読み進めることができた。 本好きの人にはお奨めしたい...

徹夜本って帯にあって、平積みしてたので手にした本。1975年の本。 孤独な少女、強情っぱり、素直になれない心の内がダラダラと文字になってるので、少し読み辛さもあったけど、幸せになってほしいと思いつつ、少女が大人になっていく過程を読み進めることができた。 本好きの人にはお奨めしたい。 主人公の憧れの人のようになりたいと思う。

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2015/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1975年の作品だということに、読み終わるまで気付きませんでした。 文章全体が、観念的というか、ファンタジックだからかな。 以下あらすじ。 孤児の飛鳥は養子にもらわれた先で理不尽な目に遭い、それでも心だけは負けるまいと家を飛び出す。 札幌公園で出会った青年、裕也さんが飛鳥を家に連れ帰ったのがすべてのはじまりだった。 口は悪いがあたたかい友人の史郎さんたちに支えられて、幸福に育っていく飛鳥。 けれどその幸福は常に、背筋を走るナイフのような不安と背中合わせだった。 重荷になっていないだろうか。 重荷になっているとしたら、いますぐにでも手放さなければならない。 四月の精と崇める裕也さんに対する愛情を深めながら、その後ろ側で飛鳥は常に別離の覚悟をしている。 危ういバランスを崩したのは、殺人事件だった。 飛鳥は殺人事件の容疑者にされてしまい、幸福だった歯車がくるっていく。 内容は面白くなくても、文章だけで読めるだろうな、と思うほど繊細な文章でした。 ただ、観念的過ぎて後半の飛鳥ちゃんの心境についていくのは難しいような。 私だったら間違いなく史郎さんを選ぶんですけどね笑 孤児が引き取られて美しく賢く成長し、憧れていたお兄さんと結ばれる、というこのホワイトハート的な展開ですが、なぜか読ませますね。

Posted byブクログ

2015/04/22

期待を下回ったがスッと読めることは読める。ラブストーリー×事件なので好きな人は夢中になるだろう。素直な人から見ると主人公の面倒な性格に苛立つかもしれない、むしろひねくれた者が見た方がかなり面倒だと思う。ただ情景はよく浮かんできて四季の様子が綺麗だった。

Posted byブクログ