キネマの神様 の商品レビュー

原田マハ【著】

2023/12/22

この世に映画がある限り、人々は映画館へ出かけていくだろう。家族と、友人と、恋人と…ひとり涙したいときには、ひとりぼっちで。
人間の普遍的な感情、笑いや涙、恐怖や驚きが映画館にはある。ありとあらゆる人生がある。

ほんとにそうだなぁって。配信でばかり映画を観る日々だけど、私も映画が大好きだ。いつか時間に余裕ができたら、映画館に足を運ぼう。

ニューシネマパラダイスが観たくなる！
観終わったあと、余韻に浸れる映画ですよね。
そして、映画化されたキネマの神様も観てみよう。志村けんが父親ゴウを演じるの、観てみたかったなぁ。

清音みたいな後輩最高。タクシーチケットを忍ばせる気配り、いつか私もやってみたい。

2021/10/28

最後は涙が出ちゃったよ…そのぐらい、ほっこりしたな。
主人公の歩(あゆみ)の父のゴウちゃんは、
ギャンブルと映画が好き。
借金してまでギャンブルしちゃう80歳だけど、
歩は、父のギャンブル依存をなんとかしようとする。

考えたのは、父の好きな映画。
なんやかんやで、父が映画評論のブログを書く。
そこに、ゴウちゃんのライバル的存在の
ローズ・バッドが現れる。
ゴウちゃんが正義だとすれば、ローズ・バッドは悪ー笑
それがまたいい関係性になっていた。

すんなり読めたし、最後は泣けるし、良かった。
あまりにも上手く行きすぎてしまってるので、
☆４くらいの気持ちなんだけど、マイナスして
☆３にしちゃったー。

合掌

2021/10/25

賭け麻雀と映画好きなダメ親父。失業した娘が映画雑誌のライターとなり、親父の映画ブログが人気になる。英語サイトが作られ、英語化されたブログに論戦相手が現れ、世界的な評判になる。シネコン相手に名画座は生き残れるか。

映画を作る人の話かと思っていたのですが、映画を見る人の話でした。有名な名作がたくさん出てきて楽しい。みんな一途ないい人ばかりで、安心して読めました。

2021/08/09

映画公開、ということで読んでみた。
映画が好きな人は有名な作品名がたくさん出てきて、共感できるところも多いので良いかも。

2021/08/03

『この奇跡の物語を、あなたは読み逃していませんか？』とあったけど、読み逃してました。
映画公開される前にと手に取った。
このまま読み逃さなくて良かったー。
評判通りの良いお話でした。

映画愛と人々のひたむきな思いと優しさに溢れていた。優しさに涙し、本文に出てくる映画を思い出しては、また涙。

『好きなこと』で繋がっている関係はいい。
性別も年齢も立場も、国籍も親子も『好きなこと』への想いで対等になれる。
前向きで、どんなにその愛を語っても引かれない。深く共感しあえる。喜びあえる。

コロナ禍で映画館に足を運ばなくなったけど、あの名画座どうしているだろう。無性に映画館で映画が観たくなる。

2021/07/28

やってしまった！もういい大人なのに！いや大人どころかいいじいさんなのに！
気がついたら夜が明けていた、仕事なのに！
やってしまった超寝不足で仕事だ…
感動のラストに向かってどんどん盛り上がる展開にページをめくる手が止まらなかった
涙涙…映画に限らす人生を通してなにか好きなものがあるって素晴らしい

2021/07/07

先に
キネマの神様 ディレクターズカット版
を読んでしまった。
こちらはそれほど響かなかったので、もうこっち読むのやめようと思ったが、全く違う！

映画好きでもないので、話の中のウンチクはほぼわからない。
それでも、映画を好きな人の熱量が伝わる。

ギャンブル好きな宵越しの金を持たない、心筋梗塞になった歩の父親、ゴウ。
ゴウちゃん、いい人生で終われそうだね。
順風満帆の人生の歩もいい後輩や、同僚に恵まれ、いい転職になってよかったね。
そういう優しい気持ちになって読み終えた。

映画好きでなくても、ぜひ読んでみてください。

2021/06/24

とっても感動した！
ラストに向かって、どどーっと涙が湧き立つような感じ。
オーケストラの最後のようなスタンディングオベーションが見える、そんな感想。
人を動かすものは感情（愛情）しかないな、と思う。人にも（自分にも）愛をもって接しよう。

2021/06/12

映画が人生を変えていく。映画で繋がった人々が映画の為に動いていく作品。相手が何者であるかは関係なく、ただ好きなものについて共有し議論する。そこで出来た友情は一生ものであり、私もそういう繋がりを持ちたいと思った。親子、家族の物語でありつつ友情ものでもある。かと思えば隠されたラブストーリーもあるようなこの作品。どんどんひきこまれ、とても感動した。
映画館で映画をみたい。

2021/06/05

『キネマの神様に見守られた、映画愛と家族愛』

泣けた。泣かされた。そして、泣いた。原田マハさんの作品は、どうしてこんなにも人の心を揺さぶるのだろうか？
ゴウのような、人情味溢れる温かな書評を書くには、まだまだいろんな経験が必要そうだなぁ。