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キネマの神様
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2008/12/12 |
| JAN | 9784163277301 |
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キネマの神様
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商品レビュー
4.3
210件のお客様レビュー
嗚呼、いい小説だった。 片桐はいりさんの解説も含めて、 「キネマの神様って、いるんだな〜」と思わせてもらいました。 本の中に出てくる映画ひとつひとつを観ながら 読み返してみたい。 名画座にも一度、行ってみたいな〜。 とにかく映画愛が詰まっていて、 映画館で映画を観たくなる一冊。
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39歳独身の歩は、社内抗争に巻き込まれ、退職することに。父は趣味が映画とギャンブルであり、借金を繰り返していた。そんなある日、歩が書いた映画に対する熱い思いが、映画雑誌「映友」の目に止まり、ライターとしてスカウトされることにーーー 批評という文化を、我々が未来永劫守り抜いていか...
39歳独身の歩は、社内抗争に巻き込まれ、退職することに。父は趣味が映画とギャンブルであり、借金を繰り返していた。そんなある日、歩が書いた映画に対する熱い思いが、映画雑誌「映友」の目に止まり、ライターとしてスカウトされることにーーー 批評という文化を、我々が未来永劫守り抜いていかねばならぬ理由が、この物語には詰まっている。一つの物語に対して、様々な観点から、それも一人一人違った見方を論じる。そこに正解なんて存在しない。相手を納得させられるかなんて二の次。それは物語をどれだけ愛しているかの証明であるのだ。 本書では、主人公の父であり老人であるゴウと匿名サイトに現れた謎のアメリカ人ローズ・バッドが、映画に対する評論をバトルの様に繰り広げる。物語の日の当たる部分に焦点を当てるゴウと、暗黒の部分を掬い取ろうとするローズ・バッド。二人の評論は対極である様に思えるものの、たったひとつ。論じている映画のことを心から愛している部分は一致している。二人の評論に当てられた読者達や、主人公含むサイトの経営者達もまた、映画が、物語が持つ魅力にどんどん引き込まれていく。そしてラストシーンに至るまでの道のりは圧巻。何度、私に読ませまいとして文字達が歪みんできたのかわからない。それでもなお、水面に映るような彼らを食い入る様に解読した末、意思を持った彼らに更に翻弄されることになるのだ。 そしてアイリスアウト。されど物語は終わらない。一つ一つの名シーンが頭の中で放映される。何度も何度も繰り返して流れるカット達に再び感情を爆発させてしまうまでもが、物語の力によるものなのだ。 現在の若者達の間で広がる考察文化を貶すわけでは決してない。しかしながら、批評という文化が衰退していっている事実にはげんなりさせられる。全ての人類なんて贅沢なことは言わないから、ジャンル問わず、物語によって心を動かされた経験のある人々には、この小説を読んで貰いたい。 原田マハさんの、小説は本書で二作目。まだまだ著者が創り出す世界を通して、物語を含む芸術というものの良さについて感じてたい。
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映画を通して人生が良い方向に動いていく登場人物の姿にエールを送ってしまうし、私自身も励まれました。 本に出てきた映画を観たいと思います!
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