家族の言い訳 の商品レビュー

森浩美【著】

2010/08/29

ステレオタイプなお話。

大切なんだけど面倒くさくて鬱陶しい「家族」を成立させる為、家族皆が言い訳をしながら日々をやり過ごしてますよ…的な話を期待していたので肩透かしを食らいました。
言い訳してるのは家族のためじゃなくて自分のためなのね。こんな風に気持ちよくいくもんなら苦労しないよ。

泣かせようとする人情話は苦手。久しぶりに選択ミスった。

2010/07/06

作詞家である森浩美さんの短編集です。
「星空への寄り道」より
裏道や抜け道ばかり探す人生はやめようと思いました。
これは素敵なお話だと思います。
「イブのクレヨン」も素敵でした。
面白かったです。

2010/06/22

著者の小説は、ぐいぐいその世界に引きこまれる。しかし、小説の中で時は静かにながれ、展開も静かだ。しかし、登場人物の心情なども丁寧に描かれて、さらに、とても読みやすい。この著者にハマる。

2010/06/16

ありがちな本かな、と思うけど、

泣けるんだな、これが。

自分の家族やかかわった人たちを思い起こすことができる

素敵なエピソードがいくつもありました。

2010/06/11

夫婦や親子など、家族の関係を描いた８編の短編集。
シチュエーションは違うけど、全部同じようなまとまりかたで残念。

2010/06/10

「ボクさ……今度……生まれてくるときは元気な子に生まれてくるから……そうしたらまた……ママがボクを産んでくれる？」(ホタルの熱)

2010/05/10

あるタイプの女性の話ばかり。これ、ってば反面教師になるんじゃないかな。
読んでて、同じ女性としてもうんざりすることもある。短編集。
著者は男性なのね。
こんな女性像しか描けていないのなら、気の毒としかいいようがない。
あまりに価値観が違って、私の周りにはいなさそうな女性のタイプ。

2010/04/25

購入はしたものの、先にレビューを読んで「積読」になっていた本です。家族問題に悩んでいるときに読むと憂鬱になるような気がして。
でもまったく逆でした。どの話にもかすかな救いがあり、まさに「言い訳」を許してくれる、というか・・・。

ちなみに森浩美さん、「よく見る名前な気がする・・・。有名な作家さんだからかなー」と漠然と思っていましたが、作詞家さんと同一人物だったことを初めて知りました。作品の中に好きな曲もあったので、そこで見ていたのか、と。

2010/04/14

家族にまつわる話、様々な状況下で「家族」について考えるきっかけをもらえるような。
特に印象的なのはホテルオーナーの父と疎遠だったけど引退を機にそのホテルを訪れ、ボーイに「キャッチボールとかしたことなかった」ともらすと、勤務最後の日にミットをわたされて・・
他にもお金持ちになって、貧乏が染み付いていた母を思いいろいろ豪華なものや旅行をプレゼントするんだけどなかなか使ってくれず。。。結局母は癌になり。。その病床で主人公が瓶や缶を集めてお金にして買った口紅を大事に大事にしていた。。。
全てモノじゃない、心それが大事なんだって当たり前だけど、そう思った。

2010/04/11

仲の良いおともだちから誕生日プレゼントにいただき読みました。書店で見ても絶対に手に取らなそうだったのでちょっと読む前にドキドキしました。

家族にまつわる短編集だったんですけど、私は中でも『おかあちゃんの口紅』の主人公と母親に対する考えとか性格があまりにもシンクロしすぎてて、思わずぽろりとしてしまいました。愛情表現が下手くそなんですよね。相手のことを真に思いやることって忘れがちだし、わかってても照れくさかったりします。でもやっぱり感謝したい気持ちがあるなら表に出さなきゃダメだよね。。としみじみしてしまいました。

もし自分との境遇に合うお話があったら自然と家族に優しくなれる小説だと思います。