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蜜蜂のデザート の商品レビュー

3.3

85件のお客様レビュー

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2011/05/03

「ビストロ・コウタ」の続編。坊やのアレルギーでおいしいデザートを開発するコウタの努力。家族のためにとがんばる父がかっこいい。 名店の評判を盗作で守ろうとするのはナンセンス。実力と名声のギャップが人を追い詰めるのだろう。

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2011/03/20

パティスリーで起こった食中毒事件 犯人は誰?何のために? ついには殺人事件まで。。 神戸の人気フレンチ店「ビストロコータ」」も謎に巻き込まれる 甘いものが嫌いな私も読んでて思わず「美味しそう!」と思わせる 表現力。面白かった~

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2010/12/28

『禁断のパンダ』があまり好きではなかったのですが、読んでみました。今回のは好きでした。ちょっと気持ち悪かったけれど。

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2019/01/16

<ビストロ・コウタ>を営む幸太はデザートの開発に力を入れ始めた。 そこで客として来ていた<テル・カキタ>のオーナー柿田のスイーツを味わいに 店を訪れたのだが、パティシエの坂本に恨みを持つ千夏が怒鳴り込み、 さらに息子の陽太が卵アレルギーを発症してしまった。 陽太のために卵を使わな...

<ビストロ・コウタ>を営む幸太はデザートの開発に力を入れ始めた。 そこで客として来ていた<テル・カキタ>のオーナー柿田のスイーツを味わいに 店を訪れたのだが、パティシエの坂本に恨みを持つ千夏が怒鳴り込み、 さらに息子の陽太が卵アレルギーを発症してしまった。 陽太のために卵を使わないスイーツを研究する幸太だったが 店から食中毒患者を出してしまう。 衛生管理は徹底していたはずで混入元を調べるうちに 坂本が昔いた<ヌーヴェル>や<テル・カキタ>のライバル店でも 不審な食中毒が起きていたことがわかる。 装画:ソリマチアキラ 装丁:松崎理 相変わらず食欲をそそる描写です。 ここ数年問題となっている食の安全に向き合った題材もよく、 食物アレルギーにも注意が向けられています。 ただ食べ物は命だという主張はいいのですが 実際に起きてしまった殺人事件よりも重大な扱いをしているのは バランスが悪い感じ。 食中毒問題ですでにミステリーとして成立しているのだから 殺人まで絡めなくてもよかったのではないでしょうか。

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2010/12/02

柴山幸太は、神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人。店はいつも賑わっていたが、誰もが料理の味を絶賛する一方で、デザートの感想を語ってくれない。不満を抱いた彼はデザートに力を入れようと、持ち前の探究心で新感覚スイーツの開発を目指すが、そのために思わぬ事件に巻き込まれることに…...

柴山幸太は、神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人。店はいつも賑わっていたが、誰もが料理の味を絶賛する一方で、デザートの感想を語ってくれない。不満を抱いた彼はデザートに力を入れようと、持ち前の探究心で新感覚スイーツの開発を目指すが、そのために思わぬ事件に巻き込まれることに…。ひとりの女の人生を狂わせた、とあるパティスリーで発生した食中毒事件。その裏には何が隠されているのか?次々と起こる事件は何を物語っているのか?華やかなパティスリー界の舞台裏で繰り広げられるパティシエたちの葛藤と、「食の安全」を問う「ビストロ・コウタ」シリーズの第2弾(「BOOK」データベースより) あぁ~、これシリーズものの2作目だったぁ。 「禁断のパンダ」が先なのね、今度こっちも読まなくちゃ。 今回はタイトル通り、デザートが中心となったミステリでしたが、デザートもののミステリってくくりで見ると上田 早夕里さんの「ラ・パティスリー」や「ショコラティエの勲章」、近藤史恵さんの「タルト・タタンの夢」の方が面白かったかな。 デザート自体もあっちの方が美味しそうだった。 この作品でも、パリ・ブレストは美味しそうだったけど、その他の描写ではそそられるものがなかったです。 人間関係もやや生々しいかなぁ。 もっとさらっとしてた方が好み(これは人それぞれだと思いますが)。 あとタイトルが〈蜂蜜の〉、ではなく〈蜜蜂の〉とした意味を、もっとはっきりクローズアップさせたらよかったのに、と思いました。 面白いは面白いんだけれど、あともうちょっとこうならなぁ・・・と今一歩感を感じる作品でした。

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2010/10/31

2010/10/26 ミスディレクション??なのだろうけど、プロローグはいらん気がする。登場人物が少ないのでみんな重要人物なのはわかってるが、誰も事件に関わるために登場してるような印象を受けた。食べ物とコウベには愛がある。

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2019/08/30

ビストロ幸太シリーズ第2弾。 今回はスイーツがテーマ。相変わらず食べ物の描写がすごく美味しそう。 けど犯罪の部分も食べ物が関わってくるから、前作と同じくグロくて食欲がなくなる…

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2010/09/23

“「ねえ、幸太」と綾香が背中を揺さぶってきた。仲裁に入ったほうが良いのではということだろう。言われるまでもなく、そうしようと思っていた。 「ねえ、幸太ってば」とまた綾香が背中を揺さぶった。 幸太は腰を上げ、「あの、ちょっと――」と口を開いた。 その瞬間、「ねえ!」と綾香が金切り声...

“「ねえ、幸太」と綾香が背中を揺さぶってきた。仲裁に入ったほうが良いのではということだろう。言われるまでもなく、そうしようと思っていた。 「ねえ、幸太ってば」とまた綾香が背中を揺さぶった。 幸太は腰を上げ、「あの、ちょっと――」と口を開いた。 その瞬間、「ねえ!」と綾香が金切り声を上げた。耳をつんざくような、すざましい音量だった。 「幸太!陽太が!陽太がなんかおかしいの!」 振り返った幸太が見たものは、顔を赤く腫らし、嘔吐している陽太の姿だった。” この人の本は、前巻もそうだったけど、事件の真相というか、その方法?が少しえぐい。 だけど、読みやすい。単調じゃないのに引き込まれる。 別に主人公は探偵じゃない。だから、間違える。こともある。 ケーキの描写が腹の音を促す。 “幸太は目を逸らし、「あっ、ああ……」と曖昧な返事をした。 坂本は黙り込んだ。熱い視線が浴びせられているのを頬に感じた。 「柴山さん、まさかとは思うんですが……」坂本は遠慮がちに言った。「もしかして僕のこと、疑ってました?」 「ばっ、馬鹿なことを言わないでくださいよ。疑うやなんて――」と上げた高い声が、語尾に近づくにつれて尻すぼみになった。「そんなわけ、ない、ですよ」 「そう、ですか……ほんまにそう思ってます?」 「あ、当たり前やないですか」 「……まあ、別にいいですけど」眼差しは不審な色のままだったが、坂本はそのことを別段とがめる気はないようだった。 苦しい立場を逃れた幸太は、話を蒸し返される前に話題を変えた。”

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2010/09/14

読みやすい。 関西弁のやりとりもいい感じ。 テレビドラマ化したら調度いい重み。 犯罪の手段は面白いけど、犯行の動機が全然しっくりこないのが残念。 料理は美味しそう。

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2010/09/11

今回はミステリ度は若干高め。(禁断のパンダ比) びっくりするぐらい青山刑事のキャラが変わっててショック。 コウタの性格もちがうよーな。 食品偽装に関して熱く語っている部分に対し反対意見。 「消費者は何にも悪くない」って言われても 安いもの少しでも安いものを求めると メーカーも...

今回はミステリ度は若干高め。(禁断のパンダ比) びっくりするぐらい青山刑事のキャラが変わっててショック。 コウタの性格もちがうよーな。 食品偽装に関して熱く語っている部分に対し反対意見。 「消費者は何にも悪くない」って言われても 安いもの少しでも安いものを求めると メーカーも市場も疲弊する。 そのうちボーダーを越えるメーカーが出てきてしまうのでは? ビストロ・コウタは安い材料で美味しいものを。だから メーカーを絶対悪にしないといけないのだろうけど。 話の展開上も。

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