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の商品レビュー

3.3

226件のお客様レビュー

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2014/02/04

それぞれの個性がすごく強く、それぞれの人生が運なのか自ら選んだものなのかと考えてしまう。諦めを前提に生きる辛さ。震災前に書かれたものと知り驚いた

Posted byブクログ

2014/01/27

白夜行の雰囲気です。 三浦しをんと言えば、まほろや舟を編むのイメージだったので、 こういう作品も書くのか~。と発見でした。 でも、暗すぎる!後味も悪いし。 1番気になったのは美花。 結局、彼女については薄っぺらなままでしたね。 そこがわざとなのか、私が読み取れないだけなのか…。 ...

白夜行の雰囲気です。 三浦しをんと言えば、まほろや舟を編むのイメージだったので、 こういう作品も書くのか~。と発見でした。 でも、暗すぎる!後味も悪いし。 1番気になったのは美花。 結局、彼女については薄っぺらなままでしたね。 そこがわざとなのか、私が読み取れないだけなのか…。 信之にも南海子にも、娘の椿にも、 光のある未来はなさそう。後味が悪すぎる~。

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2014/01/22

かなりどぎつい描写があるものの、 見る間に物語に惹き込まれていきました。 人を信頼することとは、命の重み、について考えてしまう内容でした。 淡々と自分を押し殺して生きてゆくことは可能なのでしょうか。

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2013/12/29

なに?これ  なんだがさっぱりだ。かすかな起承転結はあるものの、殺人とエロしか残らない。主人公のあまりにフラットな心を読むのかなぁ。よくわかんないままに読了。

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2013/12/21

これは、重たい。 離島での津波で生き残った少年少女の3人が屈折した精神の下で生きる。死ぬ。 三浦しをんの振幅の大きさにビックリ。読後感の心地よいイィ話を書く人の印象だったのだが、これはダーク。救いがない。こんなのも書くんだと、凄いですね。 人を殺したあとの淡々とした感じが印...

これは、重たい。 離島での津波で生き残った少年少女の3人が屈折した精神の下で生きる。死ぬ。 三浦しをんの振幅の大きさにビックリ。読後感の心地よいイィ話を書く人の印象だったのだが、これはダーク。救いがない。こんなのも書くんだと、凄いですね。 人を殺したあとの淡々とした感じが印象的。達成感や後悔といった感情の高まりがなく、あっさり話が進んでいくところが、かえってゾッとした。 かといって、つまらないかといったらそんなことはなく、とても面白いのです。引き込まれるのです。 特異な環境・体験をした人が一般人とはまるで違う価値観、生死感を持ったとしても、それにしたがい必死で生きている様子を書いている...のかな。全く共感できない感情だが、それぞれ命いっぱいやってるから、面白いのかな。

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2013/12/13

津波で生き残り、不可解な人生を歩む信之と女優になった美花、そして信之を慕う虐待されている輔。最後まで理解できない感情の流れで、ただ、輔が本当にかわいそうだった。

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2013/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

椿が咲き誇る伊豆七島で両親妹と暮らす信之。島の美しい少女・美花。父親のDVで卑屈になった少年・輔。美花と逢い引きをしようとしたある夜、島を津波が襲い、すべてがなくなった。残ったのは、3人と、輔の父親、灯台守、美花をいやらしい目で見る島の観光客の5人。美花を襲った観光客を殺した信之。 20年後、共に生き残った幼なじみの美花を救うため、信之はある行動をとる。過去を封印して、自らの“穴”から目を逸らして妻子とともに暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。 なんて暴力的で退廃的な話なんだ。この人のこういう作風の小説を読んだのは初めてだったから、ちょっとびっくりしちゃった。ただ、全体的に流れる空気感の描写はうまいな。過去の罪を背負って生きているわけでもなく、ただ、まったく感情の読み取れない信之のように、ただ毎日を死んだように生きているだけ。最後、信之は何故に家に帰ってきたんだろう。

Posted byブクログ

2013/11/26

ある日、島を大津波が襲う。 家族が眠ってから美花と落ち合う約束をしていた中学生の伸之は偶然にも難を逃れることができた。 島で生き残ったのは、年下の輔と大人3人を合わせ、6人だけ。 年月は流れ、信之は家庭を持ち平穏な生活を送っている。島で起こった事件を知る輔が信之の前に出現し、信...

ある日、島を大津波が襲う。 家族が眠ってから美花と落ち合う約束をしていた中学生の伸之は偶然にも難を逃れることができた。 島で生き残ったのは、年下の輔と大人3人を合わせ、6人だけ。 年月は流れ、信之は家庭を持ち平穏な生活を送っている。島で起こった事件を知る輔が信之の前に出現し、信之の生活に陰りが・・・。 信之は今でも美花のことを思い、輔は信之に対してゆがんだ感情を抱いている。信之の妻も満たされない思いを抱いて生きていて、なぜだか幸せや平穏、安心とは逆の方へ流されていく。 読んでいると、2年前の大震災を思い出し肌が粟立つが、あとがきによると、2006年に連載が始まったとあった。 普段、しをんさんの直球勝負の小説が大好きな私としては、読むのが辛い話だった。東野圭吾の『白夜行』を思い出した。(あれ、続編のほうだったかな?) 天災。犯罪。悪意のある女。振り回される男たち。 一見、しあわせそうにしていても、人は脆く儚い。 人々の暮らしを根底からひっくり返す災害に見舞われたら、心を閉ざしたりやけを起こしたくなる人もいたって不思議ではない。けれど、あまりに、希望のない毎日を送る登場人物たちがどこかで少しでも楽になってほしいと思うのに、そうはなりそうもない。 タイトルの「光」を見いだせなかった。 最後に信之の妻が持つ覚悟がそれだったか・・・?

Posted byブクログ

2013/11/26

白夜行と似た感じの話でグイグイ読ませるが、後味は決して良くない。良い人はサラッと出てくる脇役だけ。それもサラッと出てくるだけだからかもしれないし。人は変われないと考える事は虚しい。でもタイトルは光か…三浦しをんは色んな話を書くなあ。

Posted byブクログ

2013/10/27

多田便利軒のような作風と思い手に取った。かなり憂鬱な内容だった。冒頭から最後まで救いが、光が見えない。読むのがとても辛かった。子どもがひどい目に遭う話は苦手だ。

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