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14歳からの社会学 の商品レビュー

4.1

127件のお客様レビュー

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    37

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/02/07

面白かった!最近本質について考えることがなかったから、身につまされました。 一定の訓練をすれば、単純なものは必ず気持ち悪く感じられるようになる。単純なものを好む君は、何かをかくされてしまう。かくしているのは、他人ではなく、君自身だ。 14歳には難しい。20代の私でも難しいで...

面白かった!最近本質について考えることがなかったから、身につまされました。 一定の訓練をすれば、単純なものは必ず気持ち悪く感じられるようになる。単純なものを好む君は、何かをかくされてしまう。かくしているのは、他人ではなく、君自身だ。 14歳には難しい。20代の私でも難しいです、いい意味で。手元に置いて読み直そうと思います。

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2012/01/18

(「BOOK」データベースより) 学校じゃ学べない「社会の本当」。読みやすくて、深い。これからの社会を生きるための教科書。

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2012/01/16

14歳に俺が読んでいたら理解できたろうか?と自分に問い続けながら読みました。 内容的には、「なるほど」と納得しつつも、「アニメ世代の社会学は生きる力になるか?」という疑問を行ったり来たりで疲れました。 もっともらしいことをアレコレこねくりまわす宮台節よりも、巻末にあったオススメS...

14歳に俺が読んでいたら理解できたろうか?と自分に問い続けながら読みました。 内容的には、「なるほど」と納得しつつも、「アニメ世代の社会学は生きる力になるか?」という疑問を行ったり来たりで疲れました。 もっともらしいことをアレコレこねくりまわす宮台節よりも、巻末にあったオススメSF小説の方が非常に面白かった。

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2012/01/08

宮台氏が、自分の子どもが14歳になったら、自分はどんなことを語るだろうか?ということで書いた本らしい。 しかし、P211「アニメ『ガンダム』の「ニュータイプ」みたいな存在だと考えていい。」というのは、10年後の子どもに伝わるのだろうか?www それはさて置き、内容は深い。 ...

宮台氏が、自分の子どもが14歳になったら、自分はどんなことを語るだろうか?ということで書いた本らしい。 しかし、P211「アニメ『ガンダム』の「ニュータイプ」みたいな存在だと考えていい。」というのは、10年後の子どもに伝わるのだろうか?www それはさて置き、内容は深い。 「みんな」という前提条件が崩れ、他者から認められる「承認」、失敗しても大丈夫という「尊厳」が得られにくくなり、「脱社会的存在」が出てきたこと、現代の恋愛とは?ルールとは?人に影響を与えるとは?社会とは?世界とは?本物とは?ニセモノとは?を明確に切り取っている。 14歳が理解できるかどうかはわからないが、14歳だけではなく、これからを生きるわかものは元より、小さな子どもがいる夫婦はぜひ読んでほしいと思う。

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2011/12/11

社会学とはなんぞや?ってこれがあれば便利!!私がガキの頃出してよ!!みたいな。14歳とはいわず、社会の仕組みを理解する為にはまず読みましょう。

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2013/03/16

これは良い本だ。中学生向けとなっているが、むしろ昭和世代の人にぜひ読んでほしい。 これまで世の中についていろいろと考えてきた断片的なイメージが、一本の糸を通して一つにまとめ上げられたような気分。頭の中がすっきりした。 しかし、宮台氏の体験談は実に凄まじいな。。。 「14歳に...

これは良い本だ。中学生向けとなっているが、むしろ昭和世代の人にぜひ読んでほしい。 これまで世の中についていろいろと考えてきた断片的なイメージが、一本の糸を通して一つにまとめ上げられたような気分。頭の中がすっきりした。 しかし、宮台氏の体験談は実に凄まじいな。。。 「14歳には無理だろ」と言う人も多いけど、実感できるかどうかはともかく、概念としてなら中学生でも理解は可能でしょう。 そして、成人したとき、社会人になったとき、など折に触れて読み返すと、そのたびに新しい発見があると思う。 [more] メモ ・近代過渡期から近代成熟期への変化と、それに伴う価値観の多様化、共通前提の希薄化と分裂 ・自由は尊厳に支えられ、尊厳は承認によって育てられる ・多様化した現代社会では「自由に試行錯誤」することが必要だが、その前提となる尊厳の育成、承認のための社会システムが、日本では貧弱になってしまっている(状況に追いついていない) ・承認や尊厳の不足がACやひきこもりを生み、さらには承認を必要としない「脱社会的存在」を生んだ ・行為功利主義と規則功利主義→卓越的リベラリズム ・主意主義と主知主義 ・記号化する恋愛→承認を求めて右往左往する若者 ・仕事と生きがいを一体化する幻想の蔓延 ・仕事≠生活、仕事<生活 ・競争動機、理解動機、「感染動機」→直観的なスゴイ! ・学ぶ=真似る、感染による「思考回路」のコピー ・社会を飛び越えて「世界」に直接触れる体験 ・社会で承認を得るのはままならないが、世界とは無条件でつながっている。 ・消極的自由、〜からの自由 ・積極的自由、〜への自由 ・客観的な自由は存在しない。どちらも(当事者や第三者の)主観的自由である。 ・カントの「純粋理性批判」(決定論的世界観)と「実践理性批判」(人間界は非決定論的) ・因果律でどこまでもさかのぼるのではなく、「意思」を端的とする。(実用的) ・主意主義的行為理論(パーソンズ) ・社会そのものが人の中に「内なる光(判断の物差し)」を埋め込み、そこから「意思」が生じる。意思によって社会は形作られる。循環構造。 ・歴史は「なぜその選択をしたのか」を戦略的に読み解く ・歴史上の出来事は、その裏に流れる<歴史>の流れによって必然的に浮かび上がったもの ・<歴史>の流れに抗うことはできないが、加速させることはできる ・現在の感受性で未来を予想・評価することはできない。感受性そのものが変化するから。(SF作家、バラード)

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2012/03/05

★「承認」→「理解」ではない、 「理解」→「承認」なのだ。 ☆「理解」することからはじめよう。 ◎「試行錯誤」だけが役に立つ。 承認と理解。ギブアンドテイクか、テイクアンドギブかの問題。まず最初に自分が相手を理解することが大切。 自分が最低限必要なものは何か。そこを考えのスタ...

★「承認」→「理解」ではない、 「理解」→「承認」なのだ。 ☆「理解」することからはじめよう。 ◎「試行錯誤」だけが役に立つ。 承認と理解。ギブアンドテイクか、テイクアンドギブかの問題。まず最初に自分が相手を理解することが大切。 自分が最低限必要なものは何か。そこを考えのスタートとする。 感染動機がもっとも重要。自分の血となり肉となる。 愛に包まれた関係を続けられるかどうか。いっしょにいて楽しくて落ち着ける人。 経験とは「数」じゃなくて「深さ」が大切。 「社会」を超えて「世界」に触れること。 ぼくたちは、永久に不完全な存在だからこそ、永久に完全さを求めて前に進むことができる存在なんだ。ーあとがきより

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2011/11/05

【読書】社会学部であった大学時代、色々読んだ宮台真司。図書館で見かけて懐かしくなり手にとる。題名は14歳からの社会学だけど、今読んでかなり示唆がある。思うに、著者がいう「感染」=「自分もこの人のようになりたい」と思う感情は本当に大事だし貴重。著者にとっては小室直樹だし、廣松渉であ...

【読書】社会学部であった大学時代、色々読んだ宮台真司。図書館で見かけて懐かしくなり手にとる。題名は14歳からの社会学だけど、今読んでかなり示唆がある。思うに、著者がいう「感染」=「自分もこの人のようになりたい」と思う感情は本当に大事だし貴重。著者にとっては小室直樹だし、廣松渉であるが、感染とまでとは言えないかもだけど、自分にとっては丸山真男を高校時代に「日本の思想」の「であることとすること」を読んだ時はすごい衝撃を受けた気がする(まだまだ読み込んでいるとは言えないけど。)。10代の頃に悩みながらも何かに影響を受け、それを目標に努力することは本当に有益である。自分自身も身近なひとであれば高校の恩師、大学のゼミの恩師と色々と影響を受けてきた。もちろん10代だけの話ではなく、社会に出てからも、職場の先輩から仕事のやりかたを学び、それを目標に頑張ってきた。自分自身もそうなれるように努力をしたい。さらに、自分の将来生まれてくる子どもにも、この本のような良質な本を与えたいし、成長できるいい環境を与えたいと思う。

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2011/11/02

世の中を好き勝手論じた本を読みたかったのがひとつ。 宮台真司がどんなことを話す人なのか気になっていたのがひとつ。 友人と話すネタがほしかったのがひとつ。 宮台先生、予想よりややノスタルジックな一面を見せつつも、 まったく仰る通りである。 14歳の、と付くだけあって、その手前か...

世の中を好き勝手論じた本を読みたかったのがひとつ。 宮台真司がどんなことを話す人なのか気になっていたのがひとつ。 友人と話すネタがほしかったのがひとつ。 宮台先生、予想よりややノスタルジックな一面を見せつつも、 まったく仰る通りである。 14歳の、と付くだけあって、その手前からその親に向けているのだろうと感じる部分もあったが、旅の友には充分な内容だった。

Posted byブクログ

2011/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分に合ったやりがいのある仕事をできる人はほとんどいないのか、やっぱり。仕事と好きなことは別物で、好きなことをするために仕事をしてお金を稼ぐっていうなら、私はフィクションを思う存分楽しむために働くんだろうなあ。 でもそんなこと、就職の面接で言えないよね。

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