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14歳からの社会学 の商品レビュー

4.1

127件のお客様レビュー

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    37

  2. 4つ

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2012/11/04
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宮台真司氏が社会の本当のことについてしるした本。 14歳かはわからないが考えさせられるし、おもしろい。 ・自由だけじゃみんなの尊厳を支えられrず、社会学では自由と多様性の両方が必要だと。自由だけだと、多数派の色に社会が染まる ・共通の目標があった時代は幸せについての考え方も共通しており、みんな頑張れた。 ・みんないっしょから人それぞれになり、、ふさわしいものを提供するためのコミュニケーション力が重要に。

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2012/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何が正しくて、何がそうでないのか。そういったことがますますわからない世の中になっています。何かもやもやして分かったつもりで、実は本質を理解していないこと、あるいは無意識のうちに自分とは関係ないことと判断し関与を避けていること。そういったものを本書は真正面から取り上げます。納得させられる部分も、疑問を感じる部分もあります。 「中学生からの・・・」との枕詞ですが、中学生以上でも十分に読み応えがあります。

Posted byブクログ

2012/09/05

 宮台さんは、僕の中の勝手なイメージとして、思想を何度か「転向」したように捉えていたので、これまでは敬遠していた。ただ、本書を読むことで、中学生向けなので必ずしも宮台さんの全力ではないのだろうが、宮台さんの立場というものが示されたように思う。本書を足がかりとして他の「宮台本」に向...

 宮台さんは、僕の中の勝手なイメージとして、思想を何度か「転向」したように捉えていたので、これまでは敬遠していた。ただ、本書を読むことで、中学生向けなので必ずしも宮台さんの全力ではないのだろうが、宮台さんの立場というものが示されたように思う。本書を足がかりとして他の「宮台本」に向かえば、きっと内容を読み取りやすくもなろう。  本書は、タイトルどおり、社会学の基礎を記したものである。「社会学」は近年ブームしているように感じるが、どうにもその名前ばかりが先行している感がある。つまり、「社会学とは何か」をよく知らないままに、多くの人が社会学に触れていたのではないかという疑問があるということだ。その意味でいえば、本書は「社会学とは何か」から始まって、その具体的実践にまで話が及ぶのだから、当然「良い本」だといえる。「14歳からの」と冠しているとおり、(ちょっと誤魔化している感じも受けるけど)読みやすいし。  一方で「でも、どうなんだろうなあ、これを14歳が読んじゃうのかー」という思いがないわけではない。というのも、宮台さんの荒れ狂った青春時代が多分に描かれているからだ。某A布学園で大暴れしていた話やら、「5股」な恋愛をしていた話やら。それを社会学的に分析し、肯定するわけだ。僕は「寝た子を起こすな」という考えにも懐疑的なところはあるので、こういった話を読ませてはいけないとまで言うつもりはないのだが……。こういった本の展開は、どうにも、宮台さんの自己正当化のように感じないでもない。「偉大」な人による自己正当化は怖い。  これは人伝いに聞いた話なので真偽不明なのだが、かつて元タレントの島田紳介さんが「自分は不良になっても成功した。だから、自分の子どもが不良になっても止めはしない」というようなことを言っていたそうだ。たしかに、島田さんは成功した。でも、それはかつて不良だったからじゃない。ならば、どうして子どもが不良になっても成功すると言えるだろうか。ここに、島田さんの自己正当化の怖い点がある。そして、宮台さんの自己正当化にも同じことが言える。  14歳が本書を読むことを止めはしない。でも、僕が読ませるとしたら、きっと隣でアレコレうるせーことを言っちゃうだろうな。 【目次】 まえがき これからの社会を生きる君に 1 〈自分〉と〈他人〉 2 〈社会〉と〈ルール〉 3 〈こころ〉と〈からだ〉 4 〈理想〉と〈現実〉 5 〈本物〉と〈ニセ物〉 6 〈生〉と〈死〉 7 〈自由〉への挑戦 8 BOOK&MOVIEガイド あとがき いま〈世界〉にたたずんでいるかもしれない君に 用語集 この本をより深く読むためのノート

Posted byブクログ

2012/08/09

自分に子供が居てコレを勧めるか?と考えたら、たぶん勧めないだろうと思う。子供向けに書いているので説教臭く感じるのは仕方ないのだが、同意できる部分と出来ない部分がある。全体的には社会学というより哲学の本になっている気がする。 まず、自由・承認・尊厳のサイクルから抜け出してこそ人は解...

自分に子供が居てコレを勧めるか?と考えたら、たぶん勧めないだろうと思う。子供向けに書いているので説教臭く感じるのは仕方ないのだが、同意できる部分と出来ない部分がある。全体的には社会学というより哲学の本になっている気がする。 まず、自由・承認・尊厳のサイクルから抜け出してこそ人は解放されると思っているので、ここはダメ。著者はこれを「脱社会的存在」と定義しているが、これは遵法意識有無の問題であり、自由・承認・尊厳のサイクルとは無関係であると考える。 仕事にやりがい・自己実現を求めるな、人のために働くなには同意。が、それで人間に対して高い期待がもてるのかは疑問。結局多重人格で乗り切るしかないんじゃないだろうか? 自由の奴隷状態と因果・意思の関係についてや歴史のifについては大人でも難しいし、そんな事考えている大人なんて殆どいないだろう。理解できる中学生がいたら凄い。 この本を読んで楽になる人も、逆に追い込まれる人もいるだろうとは思う。

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2012/06/18

国家の成熟過渡期を生きているという描写にとても共感してしまった。 私ももっと色んな物に感染して、器のでかい母ちゃんでなきゃねっ‼

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2012/06/16

何度も読み返して、自分の血肉へと変えていきたいと思える一冊。 文字数の割に中身が詰まっていて、ゆっくり内容を噛み締めるようにして読み進めた。そのため、思った以上に時間がかかったが、それだけこの一冊には価値があると思う。

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2012/04/27

面白かった。社会学って、自分が好きな領域なんだな、ということがよく分かった。もうちょっといろいろ読んでみたい。 でも大澤真幸は用語が難し過ぎてほとんどわからんかった。。。

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2012/04/14

既に14歳ではないけど...思わず、手に取ってしまった。 宮台真司さんの本は、内容がディープだし一見して難しそうな印象があるけど、これは読みやすい! 社会学をわかりやすく噛み砕いているので、理解しやすいだけでなく、 読みながら、自分がいかに生きていくか考えられる。 14歳はも...

既に14歳ではないけど...思わず、手に取ってしまった。 宮台真司さんの本は、内容がディープだし一見して難しそうな印象があるけど、これは読みやすい! 社会学をわかりやすく噛み砕いているので、理解しやすいだけでなく、 読みながら、自分がいかに生きていくか考えられる。 14歳はもちろん、今後社会にかかわって生きていきたいのなら、積極的に読んでいただきたい一冊。

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2012/03/25

自身の経験や身近な生活を話しながら、それを社会学ではどう考えるか紹介していく。経験を力にできるように、社会学からの生き方指南書。 ここで紹介されている考え方が、社会学の中でどう位置づけられるのか、社会学としてのすがたはわからないけれども、社会学ってどんなことしてるのかイメージした...

自身の経験や身近な生活を話しながら、それを社会学ではどう考えるか紹介していく。経験を力にできるように、社会学からの生き方指南書。 ここで紹介されている考え方が、社会学の中でどう位置づけられるのか、社会学としてのすがたはわからないけれども、社会学ってどんなことしてるのかイメージしたり興味を持ったりする入門として役にたった。 丁寧さを感じたのは、先述した概念に触れるときに参照ページも書いてくれている点。参照することで、概念の厚みが少し具体的にイメージできた。

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2012/02/18

特に「自由」についての指摘が興味深い。「自由」を感じるときというのは、実は抗いがたい何かに突き動かされている時なのではないかという指摘。

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