14歳からの社会学 の商品レビュー
・『みんな』を何故日本人に限定する必要があるのか ・外資金融かコンサルに行き、NPOを経由して将来は国連職員へ この本に出てくる元東大法学部生は自分かと思った。
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■以下のサイクルが回らないと、自由も尊厳も得られない。 ?試行錯誤する(自由)→?他社が認める(承認)→?失敗しても大丈夫(尊厳) この歯車がかみ合わなくなったとき、次のような人間がうまれる。 ・アダルトチルドレン(過剰に承認を求め、回りの期待に応えようとしすぎる) ・ひ...
■以下のサイクルが回らないと、自由も尊厳も得られない。 ?試行錯誤する(自由)→?他社が認める(承認)→?失敗しても大丈夫(尊厳) この歯車がかみ合わなくなったとき、次のような人間がうまれる。 ・アダルトチルドレン(過剰に承認を求め、回りの期待に応えようとしすぎる) ・ひきこもり(試行錯誤に踏み出せない) ・非社会的存在(承認されない環境に適用してしまう。酒鬼薔薇聖斗など) ■ケータイ小説が読まれる理由 濃密な人間関係を経験したことがないから、濃密な人間関係が描かれた古いタイプの小説や映画に触れると、彼女(恋空にはまる女子高生)たちは「自分がはじかれている」と思ってしまう。そんな彼女たちが望むのは、「ディープな関係」ではなく、「ディープな事件」を並べた作品で、それがケータイ小説だ。 この小説は、「関係」ではなく、「事件」だけが問題だ。だから登場人物は入れ替え可能な「記号」にすぎない。相手が誰で、どんな「関係」にあろうが、「事件」がありさえすれば話が成り立つ。 この小説がえがくような貧しい感受性じゃ、愛によって永続する「関係」を続けるのは無理。現実には「事件」が起こらないから。 ■学ぼうとするときの動機 ?競争動機 ?理解動機 ?感染動機:直感で「スゴイ」と思う人がいて、自分もこういうすごい人になってみたいと思う動機。 競争動機や理解動機で先に進んでも、砂粒のような知識の断片が集まりがち。感染動機だけが知識を本当に血肉化できる。 ■中学生向けの本を意識してか、いつものような読者を切り捨てるような毒はない。
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読み助2008年12月11日(木)を参照のこと。 http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/12/
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もちろん社会学的な知識がいっぱい振りまかれてるんですけど、どちらかとゆうと宮台さんの思想って印象です。 14歳からと書かれてるように簡単な文章で書いているんですけど、それが逆に難しくしてるような。うまく言えないけど、結構深いと思います。 14歳のときに読めてたらなぁとゆう思いと同...
もちろん社会学的な知識がいっぱい振りまかれてるんですけど、どちらかとゆうと宮台さんの思想って印象です。 14歳からと書かれてるように簡単な文章で書いているんですけど、それが逆に難しくしてるような。うまく言えないけど、結構深いと思います。 14歳のときに読めてたらなぁとゆう思いと同時に、今読むから「あぁ〜」って本の内容が血肉になっていくんじゃないかとも思います。きっとまた五年後とか、大学を出て社会へ飛び出してしばらくして読んだらまた読後の感想も違ったものになるかも知れません。 恋愛とか意思とか死とか、「スゴイ人」に「感染」とか、そんなときが一番自由とか、今のおれは彼の考えにめっちゃ共感を覚えます。 自分をおっきくするためにまた旅に出よう。
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とてもわかりやすいです。 14才の少年少女が、こんな本を読んで、 人生を楽しく生きていけるのかは、微妙ですが、 つまらない20代を過ごすよりは、 タフで、濃密な経験がつめる20代を生きることができるんじゃないかな〜。と思います。 28歳にもなって、読んでしまう自分に...
とてもわかりやすいです。 14才の少年少女が、こんな本を読んで、 人生を楽しく生きていけるのかは、微妙ですが、 つまらない20代を過ごすよりは、 タフで、濃密な経験がつめる20代を生きることができるんじゃないかな〜。と思います。 28歳にもなって、読んでしまう自分に情けなさも感じますが、 人は自分の無知を知って、初めて成長できる。ということで。。。 「知らぬが仏」 「寝た子は起こすな」 的な考え方の人は、読まないほうがいいです。 べつにおれは、 そういった考え方の人のことは否定しませんが、 わたしは、絶対に 反「知らぬが仏」主義です。 つらいことも、理不尽なことも、知ることで、それをタフに乗り越えていくのを美徳と考えます。
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友人から紹介されて読んだ本。 社会に対する問題意識は高いけど、知識はない人たちがなるほどと思えるような内容。 これを中学の段階で読むのは早すぎると思う。
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社会学の本というより宮台の思想を社会学全体を通して言える考えであるかのように論じているように感じた。 宮台の考えで一枚岩に社会学の考えがまとまっているようには思えないような部分を「社会学でもそうなんだ」みたいに論じているというか。 宮台のブログや過去の著作で扱っている内容と重複す...
社会学の本というより宮台の思想を社会学全体を通して言える考えであるかのように論じているように感じた。 宮台の考えで一枚岩に社会学の考えがまとまっているようには思えないような部分を「社会学でもそうなんだ」みたいに論じているというか。 宮台のブログや過去の著作で扱っている内容と重複する内容もあった。 「愛に包まれた関係を続けるスキル」とは何なのか、世間でいう「コミュニケーション能力」みたいな曖昧な概念であり具体的に論じられてないが重視されているものと同じような言葉のように思えた。 自由意志と決定論関係の話は納得がいかなかった。 どこが納得がいかなかったかというと、帰属処理や帰責処理を行うには「どういう原因でそうなかったのか」という因果律の考慮が含まれるから。 決定論と責任の問題は、どこまで原因を追求して誰の意思の責任にするか、という線引きの問題のように思える。 ただ、決定論でそうなるように決まっていて不可避だったとしても誰かの責任にしないと社会は回っていかない、という考えは同意できる。 法学ではどう扱っているのか興味がわいた。
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