七つの海を照らす星 の商品レビュー
児童福祉施設を舞台にそこで現れる日常の謎を解決していい職員の話。短編連作で最終章の全てが繋がって綺麗に終わるのはとても良かった。基本的に過去に起きた出来事を解決するものが多いので、ひとりの人物が延々と説明しているところは、ちょっと辟易した。それでもやっぱり面白い作品だった。
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第一話目から、怪異とされていた事が鮮やかな推理で解説されて、おお!となった。 児童養護施設が舞台のミステリなんて初めてだったが、それぞれ過酷な生育環境にいた子ども達が、七海学園で居場所を見つけていくのはホッとする。 途中、?と思うところがあるが、最終話で、そう来たか〜 海王さんは...
第一話目から、怪異とされていた事が鮮やかな推理で解説されて、おお!となった。 児童養護施設が舞台のミステリなんて初めてだったが、それぞれ過酷な生育環境にいた子ども達が、七海学園で居場所を見つけていくのはホッとする。 途中、?と思うところがあるが、最終話で、そう来たか〜 海王さんは名探偵。 続きがあってうれしい。
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文章がわかりにくいとことがいくつもあって、半分ぐらいで飽きてしまった。頑張って最後まで読んだら、最終章でスッキリした。
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児童養護施設の保育士さんがワトソン。 謎解きは、ごつい感じの児童相談所職員だったり、大学での友人だったり。 児童養護施設まわりの日常系ミステリだと思いきや、最後に大きなミステリが。 なるほど、鮎川哲也賞らしくないと思ってました
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途中、文中に「あのひと」や「あの子」という言葉が多用されていて誰を指しているのか分からなくなったり、誰がその行動をしたのかの記載が省かれてて分からなくなったりするところが多々あって、読むのに疲れました。ただ、最後に全部話がつながるところは面白いなと思いました。
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85:新聞の広告欄で「空耳の森」を知り、とりあえずデビュー作から……と借りてみましたが、なかなか面白かったです。 訳あって親元を離れて暮らさざるを得ない子どもたちが生活する「七海学園」。子どもたちの間で語られる七不思議を巡る、七つのお話。 設定は重いのですが、学園で生活する子ども...
85:新聞の広告欄で「空耳の森」を知り、とりあえずデビュー作から……と借りてみましたが、なかなか面白かったです。 訳あって親元を離れて暮らさざるを得ない子どもたちが生活する「七海学園」。子どもたちの間で語られる七不思議を巡る、七つのお話。 設定は重いのですが、学園で生活する子どもたちの明るさと、語り手の春菜たち職員が子どもたちを思いやる心に救われるような物語でした。 謎の提示と解決法がワンパターンなことがひっかかりましたが、最終話でその不満も一気に解決される(かもしれない?)仕掛けになっています。 他の本も読んでみよう、と思わせる作品でした!
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5月-10。3.0点。 児童福祉施設が舞台の、連作短編。 殺人は起きないが、色んな謎を解いていく。 児相の海王さんが重要。 最後の一編で、各編の謎が解決する。 人情感溢れ、最後にはおー、そう来たか。という感じの 回収感。 次作も期待。
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爽やかに現代でも続く社会問題を問題提起した日常の謎ミステリ。ロジックと心理描写が光る。かなりの大業を仕掛けていて、個々の短編のレベルはそこそこくらいの印象だが、仕込まれた仕掛けが解放される段階に至ると非常に痛快な衝撃が待っている。ミステリとしては非常に優れた連作短編集。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
児童養護施設を舞台とした日常ミステリーの短編集。2段組か、苦手だなと思いながら読み進めていき、内容は重いところもあるけれど結構たんたんと進んだ気がした。でも、最後の章で思わずおお...と声をあげてしまいました。すぐに作者の名前を確認しました(笑)児童養護施設のことも今までよく知らなかったので、この本で少しでも知れて良かったです。
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あざとい書き方だなぁと最初のページから思ったが、全て作者の計算だった。 6つの短編に描かれる、舞台である児童福祉施設の社会的問題や、それぞれ異なる七不思議。細やかな伏線と前を向ける暖かな真相。 そして第7話。最終話に作者の持ち味が凝縮されて、とてつもないインパクトを残す。 こ...
あざとい書き方だなぁと最初のページから思ったが、全て作者の計算だった。 6つの短編に描かれる、舞台である児童福祉施設の社会的問題や、それぞれ異なる七不思議。細やかな伏線と前を向ける暖かな真相。 そして第7話。最終話に作者の持ち味が凝縮されて、とてつもないインパクトを残す。 ここまで盛り込んだ作品あるかってくらいの1話からの連鎖反応。ある衝撃の真実。細かいことでは某作品のアレだったり、某作家のメタ要素のアレだったり、最後のアレがアレでアレが… とんでもない作品なのだが、次作はさらにすごいらしい。早めに手をつけます。
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