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七つの海を照らす星 の商品レビュー

3.7

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2009/10/04

第18回 鮎川哲也賞受賞作 私が感じたことはすべて選評で笠井潔が言っていました。 若竹七海を意識してるの?とか、回文そんなに大事?とか、話の流れがワンパターン(あ、これは山田正紀の選評だ)とか。 文章と全体のまとまりが上手い、というのも同感です。 きれいにそつなく纏...

第18回 鮎川哲也賞受賞作 私が感じたことはすべて選評で笠井潔が言っていました。 若竹七海を意識してるの?とか、回文そんなに大事?とか、話の流れがワンパターン(あ、これは山田正紀の選評だ)とか。 文章と全体のまとまりが上手い、というのも同感です。 きれいにそつなく纏められた印象が強いので、次作は破天荒で魅力あるキャラクターが活躍する話を希望します!

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2009/10/04

もう見事に伏線に気付かなかったよ(笑) 最後、こんなまとめ方すんのかっつーね。 すごい驚いたし、でもスッキリして、 読後感ばっちりの推理小説だった。 でも何となく、それだけじゃない気がするんだよなー。 ただ「あーおもしろかった!」っていう推理小説じゃない気がする。 設定というか...

もう見事に伏線に気付かなかったよ(笑) 最後、こんなまとめ方すんのかっつーね。 すごい驚いたし、でもスッキリして、 読後感ばっちりの推理小説だった。 でも何となく、それだけじゃない気がするんだよなー。 ただ「あーおもしろかった!」っていう推理小説じゃない気がする。 設定というか、舞台が舞台だから、 知らなかった知識とか現実とか どう足掻いてもあたしにはわからない世界があって、 だから考えてしまうこともあって、 自分は幸せなのかもしれない、なんて 当たり前のように自分の「いま」を感じて見つめさせられた。 比べるなんてことは出来ない。 そんなのはただの自己満っていうか…失礼だと思うのね。 でもこの小説には確実に希望はあったし 幸せのかたちは人によって違う。 あたしはあたしで、 この小説に生きてる人たちは彼らで、 だからこそあたしは、何となく希望を掴めたような気がする。 春菜が願った希望が読者にも伝わってくるような、 そんな優しい物語だった。

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2009/10/04

第18回鮎川哲也賞受賞作。表紙は綺麗だけどラノベっぽいなぁ。中盤でいきなり回文が出てきてびっくりしたけど、ちゃんと意味があって、著者の遊び心にニヤリとしました。海王さん素敵だなぁ。

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2011/09/20

事情有りの子どもたちというのはとても傷ついていてむずかしい ときいているのでこんなに 素直ないい子たちばかりなのかなと思ったりしますお話だから いいか

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2009/10/07

微かに残る、不思議な余韻。 この感じは、なんだか加納朋子を彷彿とさせる。私は加納朋子のが好きだけど。 無理やりこじつけて、してやったりみたいな所がちょっと気に食わない。 回文は面白かったけど。よくもまあ、あんなのが思い付くよな。 登場人物は、海王さんが素敵だった。ああいうお父...

微かに残る、不思議な余韻。 この感じは、なんだか加納朋子を彷彿とさせる。私は加納朋子のが好きだけど。 無理やりこじつけて、してやったりみたいな所がちょっと気に食わない。 回文は面白かったけど。よくもまあ、あんなのが思い付くよな。 登場人物は、海王さんが素敵だった。ああいうお父さんがいたら良いだろうなぁ。

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2009/10/04

連作短編ミステリでした。 すごく個性的、って訳ではない気がしましたが、読みやすかったです。 連作は最後の章が大事だと思います! 流れで表紙の著者名を確認してしまった・・・orz 笑。

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2009/10/04

日常の謎連作短編7編ですが、本作は個人的に「この種の小説の到達点だ」と断言してもいいくらいの傑作です。それぞれのエピソードもなかなかよくできていて何話かには泣かされもするくらいなのですが、最終話に用意されている大技は予想だにできませんでした。それに、表紙から伏線が張られているとは...

日常の謎連作短編7編ですが、本作は個人的に「この種の小説の到達点だ」と断言してもいいくらいの傑作です。それぞれのエピソードもなかなかよくできていて何話かには泣かされもするくらいなのですが、最終話に用意されている大技は予想だにできませんでした。それに、表紙から伏線が張られているとはなんというテクニシャン。これからが大いに期待される作家です。あえて難点をあげるとすれば、マンガチックな表紙はいかがなものかと思います。

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2009/10/04

鮎川哲也省受賞作ということで作者七河迦南さんの処女作品だそうです。 舞台はさまざまな事情で親と共に暮らせない子供たちが生活する児童養護施設「七海学園」。そこで保育士をしている北沢春奈の目を通して学園で起こったさまざまな事件を解決していきます。 7つの章からなっているのですが、一つ...

鮎川哲也省受賞作ということで作者七河迦南さんの処女作品だそうです。 舞台はさまざまな事情で親と共に暮らせない子供たちが生活する児童養護施設「七海学園」。そこで保育士をしている北沢春奈の目を通して学園で起こったさまざまな事件を解決していきます。 7つの章からなっているのですが、一つ一つが独立してそれぞれ謎が解明されていき、そして最後の章では各章を統括した謎が解明されていきます。 しっかりと構成がされているなあと素人目でも感嘆されました。構成から題名から著者名からかなり思い入れのある作品だと思います。次に書くとしたら、この作家はどんな話を書くんだろう?次作にも期待です。

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2009/10/04

分類的には日常ミステリーなのかな。 児童養護施設に伝わる七不思議を巡る7つの物語。 各エピソードで残されていた僅かな疑問が、最後の七話目で美しく収束していくのはうまいなあと思いました。 慾を言えば、主人公がとても魅力的というか個性的な女性なので、もっと前面に出して動かして欲しかっ...

分類的には日常ミステリーなのかな。 児童養護施設に伝わる七不思議を巡る7つの物語。 各エピソードで残されていた僅かな疑問が、最後の七話目で美しく収束していくのはうまいなあと思いました。 慾を言えば、主人公がとても魅力的というか個性的な女性なので、もっと前面に出して動かして欲しかったかも?まあ、あれはあれでいいのかな。

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