先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! の商品レビュー
ヤギは草に関しては色など視覚情報で判断し、蛇などは匂いなど嗅覚で判断するとのこと。 もともと岩場で過ごしていたから、そこで馴染んでしまうヘビと、見るからに目立つ草で、反応も違うのではないかという考察の納得感もあった。 とっつきやすい実験から、なるほどと思う結論に辿り着いていて、な...
ヤギは草に関しては色など視覚情報で判断し、蛇などは匂いなど嗅覚で判断するとのこと。 もともと岩場で過ごしていたから、そこで馴染んでしまうヘビと、見るからに目立つ草で、反応も違うのではないかという考察の納得感もあった。 とっつきやすい実験から、なるほどと思う結論に辿り着いていて、なおかつ読みやすい。 このシリーズについて、ぜひ読破したい。
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このシリーズ、ずいぶん前に1冊を読んで、楽しかったのだけど、どれを読んだのかもう忘れていた。 とりあえず被らないように気をつけてこれを借りてみた。 たぶん未読の一冊だったと思う。 鳥取環境大学の動物行動学の先生による、にぎやかなキャンパスライフであり、田舎生活の記録である。 ...
このシリーズ、ずいぶん前に1冊を読んで、楽しかったのだけど、どれを読んだのかもう忘れていた。 とりあえず被らないように気をつけてこれを借りてみた。 たぶん未読の一冊だったと思う。 鳥取環境大学の動物行動学の先生による、にぎやかなキャンパスライフであり、田舎生活の記録である。 動物への愛と、学生たちとのわちゃわちゃ。 ポジティブでユーモア。明るい気持ちになれる。 動物や虫のこと、今でもまだわからないことがたくさんあるんですね。 後半に出てきた、湖内の無人島におけるネズミの遺伝子の話が興味深い。 直径二百メートルの島にシカまでいるんだなー。すごいなーと思ったけど、シカはきっと泳げるね。 さらっと読めるので助かります。
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この本を読む度に、小林先生のような愛情深い人にはなれないと思いつつ、でも何故か動物が近く感じるようになる。ペットを飼ったことはないけど、動物に優しくありたいと思える本
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鳥取環境大学で教授をしている方のエッセイ。日々の大学での出来事や実験について書かれている。着眼点が発見が面白かった。
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鳥取環境大学の小林先生の本でシリーズ2作目。 今年中に残り16作全部読みたい。 2カ月で3冊のペースならクリアできるので一応年内読破を目標にしておく。 "人間と自然の精神的つながりの理解" というテーマのもとに書かれているらしいが、そんなことは気にせず気楽に...
鳥取環境大学の小林先生の本でシリーズ2作目。 今年中に残り16作全部読みたい。 2カ月で3冊のペースならクリアできるので一応年内読破を目標にしておく。 "人間と自然の精神的つながりの理解" というテーマのもとに書かれているらしいが、そんなことは気にせず気楽に読むことにする。 本書の最初の2つは、 ・田んぼの稲を食い荒らし、あぜ道を掘り起こしグチャグチャにするイノシシを捕獲する計画。 ・駅前の緑地広場に池と小さい丘を作ってヤギを放牧する計画。 だが、どちらも計画失敗!そんなもんだ。 世の中、そう簡単に自分の思いどおりにいかないようにできているのだ。 小林先生、イモリやドジョウにまで名前をつけている。 我が家にはグッピーがいるが、名前はつけていない。 そこまで愛着を増しちゃうと、死んだときの悲しさも増してしまうから。 不思議なことに、植物に名前を付けて育てている人には会ったことがない。 こんなことを考えながら読んでいるということは、 無視したはずの "人間と自然の精神的つながりの理解" というテーマにどっぷり浸かっているのかなあ。
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二冊目読了。 面白かったし、とてもためになった。 タイトルの一部のげっ歯類がヘビ類の匂いを身体に付けることによって、身を守っているという話。 しかもそれは、遺伝子レベルで組み込まれている反射ともいえるような行動であること。 これって猫の首に鈴を付けるようなものでもあって、確実に死んでいる個体であれば問題がないけれど、そうではなかった場合は自殺行為に等しい。 排泄物であればまだ安全性は高いが、当然その個体が近くにいる可能性は高いし、何より遺伝子レベルで組み込まれている捕食者の匂いをつけることは相当の恐怖を伴うことは想像に難くない。 しかし、それが獲得されている。 これは興味深い。 ヘビに対する恐怖って人間も持っている。 かく言う私もあまり得意ではない。 悲鳴をあげるほどではないが、安全な距離が取れるなら目を背けずに観察ができる程度。 耐性をつけるために、一度じっくり観察したことがあるけれど、途中で気持ち悪くなってしまった… ヤギなど他の動物もヘビに対してはとても反応するらしい。 生き物の歴史の中で、どれだけヘビとその他の動物がやりあってきたか…という証明でもある。 これが視覚情報に基づくものだというのが一番の驚き。 (匂いだけでは反応しないが、姿を見ると緊張するらしい)。 果たしてどういう風に組み込まれているのか。。 こういう忌避情報もあるし、安心する風景(原風景ともいえるか)というのも同様に視覚情報で記憶されているらしい。 生き物って面白いし、素晴らしい存在なんだと改めて思う。
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図書館から借りてきた本である。 この「先生、○○が・・・」のこの○○の動物の後に続く言葉の題名が 何とも、楽しい(?)面白い(?)言葉で、ついついかりてしまった事が、何度かある。 この本も読んだ記憶が、猫のレオで、思い出された。 予想もしないような発想! 鳥取の駅前に、ヤギを放牧???なんて構想。 でも、この枚方市の公済病院でも、敷地にヤギを何頭か放牧して、自然の草取り(?)の役目をはたしている。 青大将の脱出、シマリスの生態・・・ 鳥取の氷ノ山のイモリのマヤ。 このイモリにさえ、名前を付ける所が、この著者小林先生の良い所だと思う。 本当に動物好きなのだと・・・ マヤを氷ノ山に返す予定が、3年も延びている事に・・・(笑) 今、どうしているだろうか? アカネズミのミミが、持ち込んだ1万円の行方も、まだあるのだろうか?なんて・・・ 少しとぼけたような先生に、学生たちの発想と、共に色んな事に目を向けている。 この「先生、○○が、・・・」が、どれだけ続くのだろうか?と、思いながら、動物たちの行動が、今まで知らなかった事など、面白く描かれている。 黒白写真しかないのが、残念だけど、・・・ 毎回、読み終わって、面白かったと、本を閉じる私であった。。
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大学キャンパス内や研究フィールドで起こる様々な、生き物の生態・事件を、平易な文章で紹介している。 面白い。
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小林先生の動物への愛が伝わってくる。 文章もとても面白くて一瞬で読んでしまう。 私も動物を観察して新しい習性を発見したい!と思わせる楽しい読み物です。
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鳥取環境大学教授の、人間・動物行動学のエッセイ(?)本。研究や実習で起こった様々な動物たちの行動をとおして分かったことや、得た内容を面白おかしく描写している。動物行動学に興味がある人、動物園の動物の動きに魅了されたことがある人は読んで損はない。シリーズ化していることもあり他のタイ...
鳥取環境大学教授の、人間・動物行動学のエッセイ(?)本。研究や実習で起こった様々な動物たちの行動をとおして分かったことや、得た内容を面白おかしく描写している。動物行動学に興味がある人、動物園の動物の動きに魅了されたことがある人は読んで損はない。シリーズ化していることもあり他のタイトルも是非読んでみたい。
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