犯罪小説家 の商品レビュー
ちょっと?だいぶ?壊れちゃってる人が集団でごちゃごちゃやってる感じの話。しかも最後のオチも、なかなか一般人では理解できないなあと思うオチでした。
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これは全然作品に入り込めなかった。自殺願望の人だらけで感情移入とか出来ず、話に入っていけない。自殺サイトのくだりだか長すぎたし、いろいろと唐突感があって苦労した。
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作家の苦悩が伝わった。フィクションの中で、いかに実際の体験や感覚を表現していくか。物語は途中からわかり始めたが、読み難いのに読み易いというアンバランスさがあり、登場人物にも好感が持てなかったのが残念だった。
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登場人物がうんざりするような性格で、読んでても面倒な気持ちになる。こんな人、知り合いにいたら絶対に嫌だなぁ。 途中まではいまいちひきこまれず物語を追っていましたかが、狂気のラストにはうなりました。熟成された雰囲気のストーリーは面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやー、最後までハラハラするというか、結局やっぱり待居だったのか、って感じ。小野川の押しの強さが全然好きになれなくて何だかなーと思ってたけど、落花の会はすごく興味深かった。どんどん引き込まれていく今泉の気持ちも分からなくない。最後の死に方もすごい。しかし、やっぱラストがすごい。この小説自体のことにつながるというか。初めて読む作家さんのせいか、ちょっと読みにくい感じもあったけど、なかなか面白かったから、一番有名な『犯人に告ぐ』も読んでみようかな。
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会話文が多くて、私には読みづらかった。 会話文が多いせいでなかなか物語に入っていけなく、登場人物もなんとなく入り込みづらい。 みんな、面倒臭い人間ばかり。 待居もオノミツも今泉も。クセがありすぎて一歩引いてしまう。 「火の粉」はものすごく面白かったけど、こちらはイマイチ好みではな...
会話文が多くて、私には読みづらかった。 会話文が多いせいでなかなか物語に入っていけなく、登場人物もなんとなく入り込みづらい。 みんな、面倒臭い人間ばかり。 待居もオノミツも今泉も。クセがありすぎて一歩引いてしまう。 「火の粉」はものすごく面白かったけど、こちらはイマイチ好みではなかったかな。
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自殺願望サイトにまつわる人物関係。途中で何となく先が見えてくるが、最後のくだりには脱帽!思わぬオチがあり、唸った!
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「犯罪小説家」 落花の会。 苦労を重ねながら、遂にデビュー以降、賞を獲得した小説家・待居涼司。「凍て鶴」は好評を受け、映像化の話が持ち込まれる。話の主は、ホラー界で著名な脚本家の小野川充ことオノミツ。彼は「凍て鶴」に異様な興味を見せ、自らの主張、プロット、熱意をこりもなく待居...
「犯罪小説家」 落花の会。 苦労を重ねながら、遂にデビュー以降、賞を獲得した小説家・待居涼司。「凍て鶴」は好評を受け、映像化の話が持ち込まれる。話の主は、ホラー界で著名な脚本家の小野川充ことオノミツ。彼は「凍て鶴」に異様な興味を見せ、自らの主張、プロット、熱意をこりもなく待居に訴え、映画を作ろうと説得する。しかも、オノミツが脚本、主演、監督の三役で、だ。オノミツは、熱意だけでなる、自殺サイト「落花の会」の主宰者が自殺した事件に異常な拘りを見せ始め、待居は次第にその異様さに気味が悪くなっていく。 読み始めた時は、オノミツの異常な鬱陶しさと妙な軽さに、鬱陶しさを感じ、こいつが犯罪小説家じゃないかと疑っていた。「落花の会」の主宰者だけではなく幹部や事件そのものを映画に投影しようとする意味が分からないし、原作である小説を尊重するといいながら、頑なに意思は曲げない。これを異才と呼ぶならばそうだが、この鬱陶しい異才ぶりは、黒幕感がぷんぷんだったのだ。しかも、ノンフィクションライターまで巻き込む始末で、怪しさが高まっていく。 しかし、これぞ、著者に嵌められた証拠だった。「凍て鶴」に漂う僅かな痕跡を異才は嗅ぎつけた。嗅ぎつけたというのが、純粋な興味からなのか、本能なのか、探偵的な勘なのか。それは読んで頂ければ。 テイストは、オノミツのキャラぶりによって、ホラーでオチもホラーかと思いきや、ミステリーの残りはあった。とは言え、常軌を逸した終わりぶりだったので、一種のホラーみたいなもんだった。オノミツも待居も。
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新進作家、待居涼司の出世作「凍て鶴」に映画化の話が持ち上がった。 監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は「凍て鶴」のヒロインには、 かつて伝説的な自殺系サイト「落花の会」を運営していた木ノ瀬蓮美の 影響が見られると、奇抜な持論を展開する。 実は待居がサイトの幹部であり、自殺ほう助...
新進作家、待居涼司の出世作「凍て鶴」に映画化の話が持ち上がった。 監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は「凍て鶴」のヒロインには、 かつて伝説的な自殺系サイト「落花の会」を運営していた木ノ瀬蓮美の 影響が見られると、奇抜な持論を展開する。 実は待居がサイトの幹部であり、自殺ほう助や幹部の殺害を実施していたのだった。
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「凍て鶴」という小説を映画化することになり、脚本家の小野川がある町のネット心中事件の謎を、役作りのために解明したいといい、原作者の待居を混乱させる。 事件を調べる女性記者:今泉は徐々に真相に近づいていく。 そして事件の真相を知っているのが小野川か待居のどちらかだと疑いを持...
「凍て鶴」という小説を映画化することになり、脚本家の小野川がある町のネット心中事件の謎を、役作りのために解明したいといい、原作者の待居を混乱させる。 事件を調べる女性記者:今泉は徐々に真相に近づいていく。 そして事件の真相を知っているのが小野川か待居のどちらかだと疑いを持ち始める。 この脚本家の小野川がかなりアクが強いキャラで描かれている。 しつこさは「火の粉」の犯人に通ずるものがあると感じた。 前半は待居と小野川のやりとりが長く、少し読むのが疲れるが、200ページあたりから話は急に加速していく。 今泉が抱いた疑惑は読者も簡単に推理できるところだが、ラストは意外性は強くなく、まあまあ丸く収まっている感じである。
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