犯罪小説家 の商品レビュー
なんだこれ、なんだこれ…! ホラーではない、グロくもない、普通の人離れしたサイコパスが出てくるわけでもない、なのにめちゃくちゃ怖かった…! 読んだ後のお風呂も布団のなかも怖くて怖くて仕方なかった。 わたしは「お化けより人間のほうが怖い」って言葉が嫌いなんだけど、この作品については...
なんだこれ、なんだこれ…! ホラーではない、グロくもない、普通の人離れしたサイコパスが出てくるわけでもない、なのにめちゃくちゃ怖かった…! 読んだ後のお風呂も布団のなかも怖くて怖くて仕方なかった。 わたしは「お化けより人間のほうが怖い」って言葉が嫌いなんだけど、この作品についてはそう思わざるを得ない。 最後の最後のシーン(読んだひとならわかる)のスピード感と驚きは他の小説ではなかなか得られないのではと思うくらいのものだった。 あの人の不自然さをあんな風にかけるのもすごい。あの人なんなの。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
裏の裏を読まずストレートに読んでいけば、犯人はわかるかも。犯罪がどこで出てくるのか途中までわかりませんでした。 微妙なラストは、主人公のその後を想像するものがあります。ハッキリと終わらせていない感じ。曖昧なラスト。逆を言えば、想像をふくらませる終わり方。 集団自殺、自殺サイトという暗いテーマに読みふけることはできなかったけど、誰がどこで過去の誰と繋がっているのか?どっちが犯人かを知る意味で、ラストまで読み進めました。
Posted by
最初から小野川がウザいと思った。 黒幕は見えてはいたけど確信がなくてうーんむーんと唸りっぱなし。ラストでええ???となった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新進気鋭の作家、待居涼司の小説「凍て鶴」。この作品で賞をとった待居のもとに、いくつかの映像化の話が持ち込まれる。その中でも、人気脚本家である小野川充は映像化に並々ならぬ興味を寄せる。しかし小野川充は、数年前に起きた心中サイト「落花の会」を運営していたリリーこと木ノ瀬蓮美という女性の影を、「凍て鶴」の美鶴に見出したと言い出す。そして小野川が書いてきたプロットは、原作とは大幅に違う、「心中」をテーマとした作品だった。 久しぶりの☆5!これは最初から最後まで先が読めなかった。小野川の心理描写がなかったのでてっきりヒバは小野川なんだろうと思っていたらまさかのどんでん返し。今泉が森に入っていくあたりから、読むのを止められなかった。 最後の一文で「うわああああ・・・」となります。いきなり、この物語が自分の手の中に落とし込まれる不思議な感覚。現実と本の世界が交錯していきます。 火の粉も良かったし、こちらもすごく面白かった。 ただオノミツは最初から最後までうざいですw
Posted by
雫井脩介二作品目。こちらも犯人が最後までわからない。あんまり勘繰らないように読んだので、素直に驚いた。「火の粉」を読んだ時ほどのドキドキ感はないものの勢いよくラストまで読んでしまった。面白い設定だった。
Posted by
2016.7.5 読了 なんか すごい話だった。 強引といえば 強引。 結局 そうかい!という結末ではありましたが それなりに 引き込まれて サクサク読めました。 やっと日の目を見た小説家、待居。 映画化される小説を書き上げ、 以前の 全く売れなかった頃が嘘みたいな 生活...
2016.7.5 読了 なんか すごい話だった。 強引といえば 強引。 結局 そうかい!という結末ではありましたが それなりに 引き込まれて サクサク読めました。 やっと日の目を見た小説家、待居。 映画化される小説を書き上げ、 以前の 全く売れなかった頃が嘘みたいな 生活になってきた。 映画化にあたり、 脚本・監督・主演をすることになった 小野川。 小野川の鬼才な考え(こじつけ?)で その作品が 過去に起きた 社会問題にもなった 自殺系サイトの 事件と絡めたがる。 巻き添えを喰ったカタチの今泉さんが 気の毒ですわ。。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
構成が『火の粉』そっくり。「こいつ絶対あやしいやろ…」って人が出てきて、ラストは「やっぱあんたかーい!」っていうね。そこに行き着くまでにぞわぞわさせられるってカタチ。嫌いじゃない。 自殺サイトが中心になってて、チャットのやり取りなんかリアルで怖…。 ラストはうまくまとめられてて、きれいに終わりましたっていう感じ。良くも悪くも。
Posted by
火の粉が面白かったので、この本も借りてみた。文芸賞受賞した小説家の待居。その本を映画化する際の脚本・監督担当の小野川。集団自殺サイトの取材していたライターの今泉。映画化する際、自殺サイトの話も追加で盛り込みたい小野川は執拗な執念で人間の闇や弱さを追跡していき、最後は表現を職業にす...
火の粉が面白かったので、この本も借りてみた。文芸賞受賞した小説家の待居。その本を映画化する際の脚本・監督担当の小野川。集団自殺サイトの取材していたライターの今泉。映画化する際、自殺サイトの話も追加で盛り込みたい小野川は執拗な執念で人間の闇や弱さを追跡していき、最後は表現を職業にする者として、かけがえのない体験をするが…タイトルが悪いと思った。
Posted by
雫井 脩介は初めてのレビューになった。 まぁまぁの面白さ。 オチは落花するところに落花したというところか。
Posted by
とある作家が自身の作品で賞を受賞したことから、小説の映画化が決まる。が、事態は意外な方向へ進展していくことになる。結末はなかなか面白いのですが、中盤までなかなか進展が無く、もう少し様々な展開があれば良かったなと思います。前作「犯人に告ぐ」は次々と場面が展開し、スリリングな小説だっ...
とある作家が自身の作品で賞を受賞したことから、小説の映画化が決まる。が、事態は意外な方向へ進展していくことになる。結末はなかなか面白いのですが、中盤までなかなか進展が無く、もう少し様々な展開があれば良かったなと思います。前作「犯人に告ぐ」は次々と場面が展開し、スリリングな小説だったので意外感がありました。しかしネットのなかで着々と事態が進展していく様は上手く書けている感じがします。
Posted by