羊をめぐる冒険 の商品レビュー
僕と鼠のラストストーリー。羊男は不気味なのにふわふわしてる可愛さがあります。喪失と喪失の繰り返し。大人になったら得るものより喪うものの方が多くなってしまうのかしらん。僕と鼠の再開は何度読んでも目頭が熱くなります。鼠と友達になりたい。自分の弱さをもう少しでも好きになりたい。
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展開を予測するよりも、先に先にと読み進めることを選びたくなるような作品。 展開が読めるとか、読めないとか、そんなんじゃないんです。 キャラクターや展開の描写が読みやすくて、魅力的で、人気があるのが納得できます。
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村上春樹さんの作品はどれも大好きですが特に誰かにお勧めするのはこれです。 いつもながらの雰囲気の中、ストーリー構成がしっかりしていて、なるほどと同時に切ないラストシーンです。どの登場人物も素敵で、鼠も僕もかっこ良い。羊男も大好き。
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この主人公はウイスキーが好きだなぁ。なにかあるたびに飲んでいる気がする。この本も25年前に読んでいると違った感じなのかも。
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意味が分かりません。正直理解不能です。悔しいような、それでいいような、分かってはいけないような。ていうかそもそも意味なんてないような。ただただ、やめられないような、そんな本。 が、2007年8月16日の感想。 2021年の私は、とても面白く読んだし、意味なんて求めなかった。 ...
意味が分かりません。正直理解不能です。悔しいような、それでいいような、分かってはいけないような。ていうかそもそも意味なんてないような。ただただ、やめられないような、そんな本。 が、2007年8月16日の感想。 2021年の私は、とても面白く読んだし、意味なんて求めなかった。 主人公にとって鼠が大切であって、それで最後泣くんだよ。そういうこと。
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はじめて「面白い!」と唸らされた村上春樹。主人公の男が幻の羊を求めて旅をする話で、そこに色々な人物やストーリィが絡まって不思議な感覚をもたらしていて、作品の中に一貫して流れる空虚さと、ファンタジィな雰囲気にとてもひきつけられる。作者の創造力・筆力と読者の想像力で魅力を増すエンター...
はじめて「面白い!」と唸らされた村上春樹。主人公の男が幻の羊を求めて旅をする話で、そこに色々な人物やストーリィが絡まって不思議な感覚をもたらしていて、作品の中に一貫して流れる空虚さと、ファンタジィな雰囲気にとてもひきつけられる。作者の創造力・筆力と読者の想像力で魅力を増すエンターテイメントな文学作品!
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青春3部作の完結編。 ストーリーも登場人物も時代風景も場所も全てが魅力的。 読み終わった後はしばらく何も考えられなかった。
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この小説の独特の世界観が好き。最後に心に残るのは切ない虚無感だったり、空虚さだったりするけど、やっぱり好き。 60年代後半から70年代にかけての大きな時代の変化、文化の変化に、残された人たちの心の葛藤や過去への執着が記号のようにちらりと顔を出す。ストーリーそのものはすごく面白く、...
この小説の独特の世界観が好き。最後に心に残るのは切ない虚無感だったり、空虚さだったりするけど、やっぱり好き。 60年代後半から70年代にかけての大きな時代の変化、文化の変化に、残された人たちの心の葛藤や過去への執着が記号のようにちらりと顔を出す。ストーリーそのものはすごく面白く、特殊な羊を探し出す、まさに「冒険」なのだが、ストーリーの裏に潜む時代への想いは、流れるような軽やかなストーリーとは裏腹に、頑ななもの(執着心?愛着心?)のように感じた。
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もし、村上春樹さんの小説の中でオススメを聞かれたら間違いなくこれを勧めます。 この本は前作からの続きなんですが、この本から読み始めても全く問題ないくらい、面白く読めます。 羊を探して北海道まで旅をする話なんですが、友人の鼠との友情話や羊男など個性的なキャラクターが随所に現れます。
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あいかわらずの不思議な世界観。追いついてるようで最後の最後まで展開が主人公を置いてけぼりにしている感じが新鮮。
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