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21世紀の歴史 の商品レビュー

4.1

69件のお客様レビュー

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2010/02/14

【感想】 難解な本です。きっかけがないとなかなか読みきれない本ではないでしょうか。 本の内容としては、前半の世界史的な部分と、後半の未来予測の部分に分かることができます。 未来予測の部分はドラッカーのネクストソサエティに内容的には似ています。つまりは、ドラッカーもアタリも来るべ...

【感想】 難解な本です。きっかけがないとなかなか読みきれない本ではないでしょうか。 本の内容としては、前半の世界史的な部分と、後半の未来予測の部分に分かることができます。 未来予測の部分はドラッカーのネクストソサエティに内容的には似ています。つまりは、ドラッカーもアタリも来るべき未来は同じことを描いていると言えます。 ざっくりとした内容は以下のようなものです。 ・エリート(ノマド)は研究開発などの利潤の高い部門で、一般人(定住民)は低賃金の単純サービス業に従事する社会が到来する。 ・高齢化が進み、60歳以降も働く社会となる。 ・技術革新が進み、製品サイクルは現在よりさらに短くなる。 また日本について 『世界の優秀な人材を惹きつけることができるか』 が成長の鍵を握っていると書かれています。 日本が求められているのは、研究機関としての大学、そして企業のグローバル化、また世界的な人材を雇うことができる雇用システムなんだと思いました。

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2010/02/05

経済とは人類が長い歴史をかけて構築してきたシステム。 経済活動とは近年にはじまったものではなく、人々が(強権者から)自由を獲得する術として磨いてきた、歴史ある活動。 経済の歴史が詳しく述べられています。 読んだからといって、己を啓蒙できる本ではなく、ただ、膨大な情報量の中、冷静...

経済とは人類が長い歴史をかけて構築してきたシステム。 経済活動とは近年にはじまったものではなく、人々が(強権者から)自由を獲得する術として磨いてきた、歴史ある活動。 経済の歴史が詳しく述べられています。 読んだからといって、己を啓蒙できる本ではなく、ただ、膨大な情報量の中、冷静な姿勢をとれるようになると思います。

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2009/12/14

倉掛氏にも勧められた本。2050年には息子は49歳。私はいないのだろうけど。確かにここに記載されている方向に進むのだろう。社会が大きく変わるとき、泳げるだけの能力はつけてあげるしか残して上げられるものはない。

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2009/11/23

書評 http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2009/11/21.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+jp/Sophie+(%E3%83%...

書評 http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2009/11/21.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+jp/Sophie+(%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%85)&utm_content=Google+Reader

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2016/05/03

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) でノマド型ワーキングスタイルが提案されており、 引用されていた文献。 今後の世界(経済・政治・軍事)を大上段から切る。 中国の民主化、ノマド化の進展など、 以前から自分の中にある将来像と合致する点も多い。 後半の議論はぼんやりと...

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) でノマド型ワーキングスタイルが提案されており、 引用されていた文献。 今後の世界(経済・政治・軍事)を大上段から切る。 中国の民主化、ノマド化の進展など、 以前から自分の中にある将来像と合致する点も多い。 後半の議論はぼんやりとしているが、この時点でそれはしょうがないし、 あくまで今後の対極的な動きとして捕らえておいて、 各論のところは別途考えていったほうが理解が深まるのでは。 過去の「中心都市」比較は興味深い。 金融の崩壊が、中心都市の移転を決定付けることが肝か。 読後感としては、情報が頭のなかであふれている状態。 もう少したってから読み直すとすっきりと理解できるか。

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2011/09/20

NHKの番組の元本この本だけの感想ではないのですがフランス人って なんかアメリカを馬鹿にしてるなぁ 

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2009/10/04

実はまだ読み始めたところw しかし「人類の歴史は個人の自由拡大の歴史。それを基軸に考えれば21世紀の動向は予測できる」という序盤で、久しぶりに興奮できそうな本という感。

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2011/05/19

回送先:川崎市立高津図書館橘分館 まず、自殺願望のきらいがある人、本を文字通り受け取ってしまう人は本書後半部分で激しい絶望に囚われるのでできることなら読まないほうが心のケアには最適かもしれない。 本題 本書は21世紀に起きる可能性のある政治情勢や経済体系(確実にアメリカ経済は...

回送先:川崎市立高津図書館橘分館 まず、自殺願望のきらいがある人、本を文字通り受け取ってしまう人は本書後半部分で激しい絶望に囚われるのでできることなら読まないほうが心のケアには最適かもしれない。 本題 本書は21世紀に起きる可能性のある政治情勢や経済体系(確実にアメリカ経済は終焉するというのが実際のものになったので、まさに「サガンドラの予言」になってしまったが)について過去と行ったり来たりしながら、「超帝国」・「超紛争」・「超民主主義」といったようなアタリ特有の概念を織り込みながら語っている。 実際のところ、アタリ自身も半ば絶望しながら書いている箇所もあるのかもしれない。なぜならこれはユートピアではなくディストピア(ユートピアの対義語)でしかないのだから。それでも書いたアタリの心境やいかばかりか。 なお、本書がフランス中心で癪に障るという書評にもならない書評(書評というにはレベルが低すぎるのだ)が毎日新聞に掲載されたが、ならば自分の頭で考えてみてはいかがかと。少なくとも空想的社会主義者を一度も輩出したことのないこの国には土台ムリなご相談と要望かもしれないが。

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2009/10/04

【2008/12/07】 立花隆氏が授業で推薦していた本。 仏大統領顧問のジャック・アタリが過去の歴史、現状分析をして未来を予測している。  太古から、人類は富・言語・領土・哲学・リーダーを中核に群れを成してきた。そして常に3者の権力者が共存してきた。宗教人、軍人、商人である。...

【2008/12/07】 立花隆氏が授業で推薦していた本。 仏大統領顧問のジャック・アタリが過去の歴史、現状分析をして未来を予測している。  太古から、人類は富・言語・領土・哲学・リーダーを中核に群れを成してきた。そして常に3者の権力者が共存してきた。宗教人、軍人、商人である。3者は代わる代わる富を支配してきた。戦争、自然大災害、外的、競争相手によって支配的グループが代わる。権力維持のため、技術進歩、弱者搾取の教科、支配地域を拡大を行う。  人類は他のすべての価値観を差し置いて、個人の自由に最大限の価値を見いだしてきた。  現在、市場と個人主義が勝利している。市場には「中心都市」が存在し、今までにブリュージュ、ヴェネチア、アントワープ、ジェノヴァ、アムステルダム、ロンドン、ボストン、ニューヨーク、ロスアンジェルスと9つにわたって移動してきた。  今後は、超ノマドが支配する「超帝国」、すべての組織が入り乱れた「超紛争」、その後生まれるエコで持続的な「超民主主義」という3つの波で言い表されるという。その過程でアメリカ帝国の終焉が起こる。多極主義の後、世界はノマド的になり、10番目の中心都市は現れないかもしれない。

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