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その日のまえに の商品レビュー

4.3

732件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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「涙」に注意

重松さんの術中は分かっているんだけどなぁ・・・(笑) 逝く方も、送る方も、いっぱの優しさがあって、涙が止め処なく流れ落ちました。 自分にも他人にも、そっと温かい手で頬を包み込みたくなる、そんな気分になる一冊です。 「その日」に向かってのカウントダウン、どう生きて、どう死に往...

重松さんの術中は分かっているんだけどなぁ・・・(笑) 逝く方も、送る方も、いっぱの優しさがあって、涙が止め処なく流れ落ちました。 自分にも他人にも、そっと温かい手で頬を包み込みたくなる、そんな気分になる一冊です。 「その日」に向かってのカウントダウン、どう生きて、どう死に往くのか、「その日」まで、どう時間を過ごし、いかに送るのか、その問いかけに心の奥の水面が揺れる作品です。

クロちゃん

2026/03/22

(備忘)読んだ当時はそれまで"その日“を迎える機会が多くなかったけど、ここ数年で迎えることが増えて来て、今になってこの作品を思い出すと色々思うところがある。読む世代・経験によって感じ方に大きな差異が出そうな作品だけど、それゆえに何度か読みたい作品でした

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2026/03/13

連作短編なので、展開も早く読みやすい。 大切な人が逝ってしまっても、日常は何もなかったかのように続くコト、あんたはどう想う?と問いかけているようで考えさせられる内容だ。 「死」以外の「その日」を描いた短編も混じっており、読み手のストレスを少しだけ和らげてくれるが、ひとつの区切り...

連作短編なので、展開も早く読みやすい。 大切な人が逝ってしまっても、日常は何もなかったかのように続くコト、あんたはどう想う?と問いかけているようで考えさせられる内容だ。 「死」以外の「その日」を描いた短編も混じっており、読み手のストレスを少しだけ和らげてくれるが、ひとつの区切りに本当にケリをつけられるのか、と想いを馳せてしまう。 で、どうなった?と「その日」が読み手の想像に委ねられた描かれ方で、引きずりを持ったまま読み進めたが、最後の3編は「その日」を含めた時間の流れと残された人たちの心の移ろいや葛藤、苦しさ悲しさが描かれており、心に沁みた。 「その日のあと」に託された手紙の一文に愕然としたが、残された者へ、引きずらなくていいよ、と逝ってしまった者の優しさもあったのかな。 逝くこと、生きることの意味を考えさせられたし、隣にいる妻の存在が今まで以上に愛おしく感じられた。 今という日常を大事にしたい。 刺さった一文 ▪まず「悲しみ」が薄れ、「寂しさ」もしだいに淡くなって、いまでは記憶に残る場面のひとつひとつを「懐かしさ」できれいにまとめることができるようになった。 ▪昨日までいた人が、今日、不意にいなくなる。 でも、そのひとがいようがいまいが、明日は来る、明後日も、明々後日も、来る。 ▪現実の世界から姿を消してしまったからこそ、僕たちの記憶の中で永遠に生きる。

Posted byブクログ

2026/03/01

誰にも必ず来る「その日」が近づいてきた人々のお話です。。 最後の3編は 「その日のまえ」の夫婦のようす 「その日」残されたご主人と子供たちと奥さんの両親のようす 「その日のあと」残されたご主人と子供たちが生きていくようす と、なっていて 涙涙涙・・・ 泣きたい人には...

誰にも必ず来る「その日」が近づいてきた人々のお話です。。 最後の3編は 「その日のまえ」の夫婦のようす 「その日」残されたご主人と子供たちと奥さんの両親のようす 「その日のあと」残されたご主人と子供たちが生きていくようす と、なっていて 涙涙涙・・・ 泣きたい人にはお勧めです。。。 読み終わった後、何故か私はもう二度と会えなくなってしまった 従姉妹のお姉ちゃんやお友達やママ友さんのことを思い出していました。。 思い出の中のみんなはあの時のままなのに・・・ 私だけこんなおばさんになってしまって(苦笑) あらためてご冥福をお祈りしました(-人-) 2008年10月23日 読了

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2026/02/26

先月、母の命日だったのでそれをきっかけに読んでみた 余命がわかってて亡くなるのと、元気だったのに突然亡くなってしまうこと どちらも辛いけど、違う辛さである 人間誰しも死ぬものだけど、死ということについて考えれば考えるほどわからなくなるなと思う 私の母は死んでしまったけど、母のこと...

先月、母の命日だったのでそれをきっかけに読んでみた 余命がわかってて亡くなるのと、元気だったのに突然亡くなってしまうこと どちらも辛いけど、違う辛さである 人間誰しも死ぬものだけど、死ということについて考えれば考えるほどわからなくなるなと思う 私の母は死んでしまったけど、母のことを忘れる人がいなくならない限り、心の中で私の母は生きていると思っている

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2026/02/24

前向きでも後ろ向きでもなく、その日を受け入れるお話。短編集ですが、それぞれがどこかで繋がっていて、いい本でした。

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2026/02/20

人は生まれてきたなら、かならず死が訪れる いろいろな死の形がある 同級生の病気をきっかけにおぼろげながら死を意識した小学生の話から、余命宣告を受けた時、親の病気を知った時、大切な人を看取る時の様々な感情を落ち着いた描写で丁寧に語られて涙を誘う。表現がとても繊細で愛情に溢れている。

Posted byブクログ

2026/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人ひとりの思い出。その時代の情景が思い浮かびました。短編なのに!ここで!という、つながりが余計に心に響きました。大切な人は急にいなくなる。わたしの父も夕方17時ごろまでは一緒に元気に食事をとってたわいもない話をしていて別れたはずなのに18時40分にはなくなっていました。今回この話を読んで残された家族の気持ちを深く考えさせられました。思い出すことは悪いことじゃないよ。優しく前を向かせてもらえる作品です

Posted byブクログ

2026/01/24

誰にでもいつか訪れる「その日」。旅立つ者と遺される者、それぞれの心情が静かに、しかし確かに胸に突き刺さりました。

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2026/01/21

久しぶりに読む重松清作品。といってもこの小説が書かれたのは20年以上前。文庫本のあとがきとして、この話を書くきっかけとなった恩師が亡くなった話があるが、今は本人も少しずつその日に近づいているはず。作者と同世代の自分にとってその日はそんなに遠い話じゃない。そんなことを読み終えてつら...

久しぶりに読む重松清作品。といってもこの小説が書かれたのは20年以上前。文庫本のあとがきとして、この話を書くきっかけとなった恩師が亡くなった話があるが、今は本人も少しずつその日に近づいているはず。作者と同世代の自分にとってその日はそんなに遠い話じゃない。そんなことを読み終えてつらつらと考えたりした。 重いテーマになりそうな死、その日を迎えるまでのことを、連作短編で綴っていく本だが、さらりとすんなりと、でもそれぞれの人の心に少しずつ残るような思い出だったり、懐かしさだったり。読む人にとっていろいろな思いも巡らせてくれる本だなぁと思う。 重松清作品はいろいろ読んできた。涙が止まらないような話も他にあったし、先を読み急ぎたくなる展開もあった。これはゆっくりの噛み締めるような話かな。子供を残して逝ってしまう母親の気持ちなど本当は分かりたくない。

Posted byブクログ