不連続の世界 の商品レビュー
201134 読みやすかった。まさかのオチ 201443 文庫版にて再読 巴さん×多聞さんな邂逅も見れて恩田陸ファンとしては嬉しい楽しい 月の裏側からのファンとしては、ジャンヌさんの話とかもっと知りたいですね!
Posted by
短編連作5編 3.5点というところかな。 「月の裏側」の塚崎多聞が主役らしい。ジャンルはホラーとなっているみたいだけど、怖さは全くないかな。ミステリーという感じ。 「コモリオトコ」 地方のFMで流れた「山の音」という弾き語りの歌を聞くと 死んでしまうという噂を確かめにいく「悪魔...
短編連作5編 3.5点というところかな。 「月の裏側」の塚崎多聞が主役らしい。ジャンルはホラーとなっているみたいだけど、怖さは全くないかな。ミステリーという感じ。 「コモリオトコ」 地方のFMで流れた「山の音」という弾き語りの歌を聞くと 死んでしまうという噂を確かめにいく「悪魔を憐れむ歌」 自分が映画のロケを見ると周りの誰かが不可解な傷をうけて 死んでしまうと話すミュージシャンの「幻影キネマ」 砂丘が消えたという海外エッセイの翻訳に当たって 実際に砂丘を見に行く「砂丘ピクニック」 怪談をするために乗った寝台車で 妻から送られる写真の相談をする「夜明けのガスパール」 ラストは意外だった。
Posted by
「多聞さんと一緒だとおかしなことが起きるんでしょ」 「月の裏側」の塚崎多聞が主役の短編連作5編 ホラーの香りが漂うミステリーです 編によっていつも違う場所にいるのですが、どこであっても多聞です。 世界を拒絶せずに感じる、独特の感性がどこにいても際立ち 雰囲気を作っているなぁと思...
「多聞さんと一緒だとおかしなことが起きるんでしょ」 「月の裏側」の塚崎多聞が主役の短編連作5編 ホラーの香りが漂うミステリーです 編によっていつも違う場所にいるのですが、どこであっても多聞です。 世界を拒絶せずに感じる、独特の感性がどこにいても際立ち 雰囲気を作っているなぁと思います。 どこにいても何をしていても自分を見失わず 世界も拒絶しない、ついでに謎を引き寄せてしまう そういう生き方をうらやましく感じます
Posted by
すごく久しぶりに恩田作品を読んで気付いた事がある。 それは恩田さんのつくる世界観に惹かれる理由がわかったこと。 どこかファンタジックでノスタルジックな雰囲気の中に 現実的なエグさがある世界観が、 小さい頃に漠然と感じていた気持ちと少なからず似ているなと思った。 とくにこの作品を読...
すごく久しぶりに恩田作品を読んで気付いた事がある。 それは恩田さんのつくる世界観に惹かれる理由がわかったこと。 どこかファンタジックでノスタルジックな雰囲気の中に 現実的なエグさがある世界観が、 小さい頃に漠然と感じていた気持ちと少なからず似ているなと思った。 とくにこの作品を読んでいて、 現実とその境界線のあやふやさみたいな漠然とした不思議な怖さが似ているなと。
Posted by
売れっ子放送作家がコモリオトコとつぶやき 多聞は少年と木にしがみついた老人を目撃する「木守り男」 地方のFMで流れた「山の音」という弾き語りの歌を聞くと 死んでしまうという噂を確かめにいく「悪魔を憐れむ歌」 自分が映画のロケを見ると周りの誰かが不可解な傷をうけて 死んでしまうと話...
売れっ子放送作家がコモリオトコとつぶやき 多聞は少年と木にしがみついた老人を目撃する「木守り男」 地方のFMで流れた「山の音」という弾き語りの歌を聞くと 死んでしまうという噂を確かめにいく「悪魔を憐れむ歌」 自分が映画のロケを見ると周りの誰かが不可解な傷をうけて 死んでしまうと話すミュージシャンの「幻影キネマ」 砂丘が消えたという海外エッセイの翻訳に当たって 実際に砂丘を見に行く「砂丘ピクニック」 怪談をするために乗った寝台車で 妻から送られる写真の相談をする「夜明けのガスパール」 装丁:鈴木成一デザイン室 装画:ケッソクヒデキ 「月の裏側」の番外編のような位置づけだからか 話の間に人間関係ががらっと変わっていても何の説明もなく 混乱してしまいます。ロバートはどうしたのだろう。 しめやかな話の雰囲気は好きですが 謎を謎のままに置いておくのがどうもすっきりしない。 木守り男は結局なんだったんですかね。
Posted by
「象と耳鳴り」みたいな 「月の裏側」読んだのが随分前だから、多聞さんどういう人だったか覚えてないなー
Posted by
最近恩田陸ばっかり読んでるなwww 『不連続の世界』 はリアルっぽいミステリです。 『月の裏側』、『象と耳鳴り』みたいなイメージ。 紀行+ミステリってやっぱ王道なのかなあ。 キャラクターが強いのと、歴史の勉強になるので面白かった。
Posted by
「月の裏側」が大好きなので懐かしい気がする。 印象深いのが「悪魔を憐れむ歌」と「夜のガスパール」。 多聞さん自身の話が出たかーとちょっと驚いた。人間味というか。 思ったよりも黒々としてないので、意外と安心して読めた。 街の描写と、会話や思考の流れが、好きというかなじむ。 「木守...
「月の裏側」が大好きなので懐かしい気がする。 印象深いのが「悪魔を憐れむ歌」と「夜のガスパール」。 多聞さん自身の話が出たかーとちょっと驚いた。人間味というか。 思ったよりも黒々としてないので、意外と安心して読めた。 街の描写と、会話や思考の流れが、好きというかなじむ。 「木守り男」の夢の話がぞっとしした。
Posted by
面白かったです。 『月の裏側』に出てきた塚崎多聞が主人公の単発の中編をまとめたものが本書だそうです。 なんとなく懐かしさを感じさせる話でした。 暖かいラストでした。
Posted by
短編集。割と早く読み終えた。 出てくる人たちが、私の生きる世界とかけ離れた人物たちだったので、 話についていけるかやや不安になったが、謎が気になり、つられて読み進んだ。 やや不気味な、なるほどね、と思う話が続く。 が、最後の「夜明けのガスパール」は、多聞自身の話であった。 この...
短編集。割と早く読み終えた。 出てくる人たちが、私の生きる世界とかけ離れた人物たちだったので、 話についていけるかやや不安になったが、謎が気になり、つられて読み進んだ。 やや不気味な、なるほどね、と思う話が続く。 が、最後の「夜明けのガスパール」は、多聞自身の話であった。 この一編があることで、この本は一方的な謎解き話の続く一冊ではなく、 読んでよかったと思える一冊になった。
Posted by
