パコと魔法の絵本 の商品レビュー

関口尚【著】

2011/07/15

人は変われる。それが自殺願望者でも、とんでもない偏屈じじいでも、1人の少女のために、変わることができる。
偏屈じいさんが変わってゆく場面がとても美しく感じて、自然と涙が出てきました。こういう人情ものに弱いのです。

記憶が1日しかもたない少女に、大人たちは何を残せたのか。
終わり方も驚く展開があり、また泣けました。

2011/06/19

すごい嫌なじじいがパコとの出会いによって、善良なじじいへと変わっていく。わかりやすくて単純な話だったけどおもしろかった。
最後のほう泣きそうになりました。

2013/11/10

全体的に展開が急すぎるかな。
あれだけ酷い性根の大貫がいいじいさんになるのが早すぎるような。
大貫の根性が曲がるきっかけになった出来事とかも
描かれていればよかったかな。
登場人物がエキセントリックな人が多くて、
読んでてついていけなかったなー

2011/04/22

こういうお話はわりと好きなのだけど…

展開に強引さを感じてしまった。。
大貫さんがいい人になるところがとくに。
あんなにすぐに切り替えられるひとなら、
過去にいくらでもあったろうに…
そうさせるほどパコに魅力があったということだとしたら、
その描写の少なさが無理を感じた理由なのかもしれません。

作者が栃木出身ということで、
滝田のふるさとの描写「雷が多くてよく落ちる」には
なるほど、でした＊

(2011.04)

2011/03/29

くそジジイが、気づいたらいいジジイになっている。
そんなに簡単に変われない、とかなんとか思う隙なく、自然に変わっている。

ぼくの心の片隅に、
急に生まれたこの気持ち。
ごめんよ、みんな、
ごめんよ、みんな。

2011/02/11

感動した。仕事に生きてきた人間がこうもコロッと変わることができるなんて。みんなを変えた魔法のような絵本。私も今までと違った視点で生きてみたい。そうすることでもっと幸せになれる。そして、絵本の力ってすごい。うちの子にも素敵な絵本をプレゼントしたり、読んであげたいなあ。

2011/01/02

ふと見た舞台の放送で一気に引き込まれました。舞台から書き下ろした作品なので、本から入ったら★ひとつ減ったかもしれません。

2010/12/17

「とある病院に入院した大富豪の偏屈じじい大貫は、そこで絵本好きな少女パコと出会った。ある日、勘違いからパコの頬を叩いてしまった大貫は、彼女が事故の後遺症で一日しか記憶がもたない病気だと知る。「ねえおじさん、前にもパコのほっぺに触ったよね？」。昨日を失った少女の心に特別な思い出を残そうとした大人たちの、心温まる奇跡の物語。 」

映画化もしていた作品。
前に友人が本を読んでお勧めしてくれたので手にとってみました。
「お前が俺の顔を覚えているだけで腹が立つ」
会社を大企業に育て上げ、弱いものはけちらし今の地位を確立した大貫は、病院に入院するも他の患者を馬鹿にしたように扱い
看護婦も含めみんなに嫌われていた。
そんな彼がパコという「一日しか記憶がもたない少女」と出会い、毎日を過ごすうちに少しずつ変化していく。
病院の入院患者や看護婦や先生、みんなが魅力的で優しい人。
笑いあり涙あり、なるほど映画になるなぁなんて･･･映像が頭の中に浮かんできました。
心あたたまる作品でした。
パコがいつも手に持っている「ガマ王子とザリガニ魔人」は実在する絵本らしい。
読んでみようと思った！

2010/10/29

"おまえが私を知ってるってだけで腹が立つ" が口癖の、偏屈な大貫老人。

過労で倒れ 入院した病院にいたのは･･･誰も彼も変わり者ばかり。
あらゆることに憤り、軽蔑しきっていた彼だったが、ある日 彼の前にパコという名の少女が現れる。

実はパコは、"一日しか記憶がもたない"という記憶障害を負っていて――

ラストは必見です^^

2010/10/10

おとぎ話のような話。ちょっと急な
展開や、え？と思うところもあったけど、それを気にしなければ感動できる。私は、ウルウルしました。