パコと魔法の絵本 の商品レビュー

関口尚【著】

2010/03/06

　院内一の嫌われ者で偏屈な「クソジジイ」と呼ばれていた大貫は、ある日パコという少女と出会う。大貫は、紛失した純金のライターをパコが盗んだと誤解して頬を叩き、泣かせてしまう。
　翌日、大貫は再びパコと出会うが、パコは大貫のことを覚えていなかった。パコは事故で両親を失い、事故の後遺症でたった1日しか記憶を保てないという記憶障害を持っていた。その翌日も、何事もなかったかのように大貫に近づいて来たパコだったが、彼が自分の頬に「触れた」ことは覚えていた。「おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね？」と。
　昨日のことを覚えていないはずのパコが大貫のことを憶えていた。そこから大貫は自分の人生を反省し、パコのために何か自分にできる事はないかと考え、病院の皆に頭を下げ、一緒にパコが毎日愛読する絵本の演劇をしたいと懇願する。
　パコの記憶障害のおかげで、大貫の気持ちに変化をもたらすことができた。怖かった大貫がパコのために頑張る姿勢がとても感動的だった。

2010/01/23

映画化されていて、読みやすそうなので読んでみました。
思っていたよりも面白くて映画もみてみようかな、と思いました。

2010/01/20

この本は映画からあることを知り、読んでみました。
わがままし放題だったおじいさんが入院した病院で、一日しか記憶が持たない女の子がいて、最初は冷たく当たっていたけど、次第に絵本を読んであげるようになり、女の子のために絵本の芝居をしようと病院の人に提案するが、今までわがままだったのでそんな簡単に受け入れるわけがないのに頑張ったおじいさんの話です。この本を読んで、人ってこんなにも変われるのかな？と思いました。

2010/01/18

古くて小さな総合病院。そこに大貫を言う偏屈じじいが入院していた。大貫は記憶が1日しか持たない絵本が大好きな女の子パコと出会う。ある日、大貫は勘違いからパコのほっぺをたたいてしまう。パコは記憶が1日しか持たないのに大貫がほっぺに触れたことだけは覚えていた。パコになにかを残してあげたいと思った大貫はサマークリスマスでパコがいつも読んでいた『ガマ王子対ザリガニ魔人』の演劇をやろうと提案を持ちかける。

2010/01/16

映画にもなっている本です。病院に入院してしまったおじいさんが一日しか記憶に残らない女の子の出会いました。おじいさんはその子に出会ってから毎日絵本を読んであげました。その子のためにと劇をすることになります。
とてもいい話でした。女の子と出会ってからのおじいさんが変わっていったので女の子はすごい影響力があったんだと思いました。

2010/01/09

頑固じじいがパコと出会って心を入れ替える。そして、パコへの奇跡を信じて劇をするという素敵なお話。
ほっこりしちゃった。

2010/01/07

映画は見てないけど、読んだら見たくなりました。元が劇や映画なだけあって、場面場面がしっかり成立し、セリフに無駄がなく、またテンポも良いので大変読みやすかったです。

2010/01/04

映画化されていたので、買ってみたけど、
最後に思わず涙･･･
初めてくらい本で泣けました。

１日しか記憶の残らないパコの心に
みんなで何か残そう、奇跡を起こそう
とする姿に感動しました。

最後まで気を抜かずに読んでください(？)

2010/05/02

話がいきなり急展開するけれど、とっても心があたたまるお話だった
映画はみていないから、どの役が誰なのかがわからないけれど
私のなかの大貫はでっぷりしている感じがある

パコちゃんは本当に可愛い！！

2009/11/24

＜内容＞とある病院に入院した大富豪の偏屈じじい大貫は、そこで絵本好きな少女パコと出会った。ある日、勘違いからパコの頬を叩いてしまった大貫は、彼女が事故の後遺症で一日しか記憶がもたない病気だと知る。「ねえおじさん、前にもパコのほっぺに触ったよね?」。昨日を失った少女の心に特別な思い出を残そうとした大人たちの、心温まる奇跡の物語。