オレたち花のバブル組 の商品レビュー

池井戸潤【著】

2024/11/16

半沢のように自分の正義を貫き通す人もいれば近藤のように守らなければいけないものを優先する人もいる。何を大事にするかは人それぞれだけど正しい方法で前に進みたい

2022/07/18

ドラマを思い出しながら読む。
爽快感は好みだけど、どう感じるかは好き好き。
評価が分かれるところでしょう。

2022/01/13

繋ぎに借りたのですが、面白かったです。数年前ドラマ化されて一世を風靡した半沢直樹のハラハラドキドキの銀行ものです。ただ人物が多すぎて、ドラマを見たからああ、あの人かと思い出せたのですが、見てなかったら相当きつかったのではないかと思いました。まあ、はじめからドラマを想定していたのかもしれませんがね。池井戸さんのどんでん返しの手腕はさすがです。

2020/07/22

銀行には1つのまやかしがあるような気が半沢にはしていた。それは、あたかもこの銀行と言う組織だけが全てであると錯覚させるまやかしだ
銀行から離れたとしても、全く問題なく人は生きていける。
銀行だけが全てではない。目の前の人事1つで全てが決まるわけでは決してなく、人生と言うものは結局のところ自分で切り開くものである

2020/04/03

面白い。銀行出身者は、書類を疎開させていたので、書類の持ち出しについてうるさいのか。などなど、母体の実態を想像しながら読むと、さらに面白い。
ただ、確かに付加価値は全く生み出していないので、そこが困ったことですね。

2019/05/13

内容紹介
傑作企業小説

今度の敵は小役人。
お前ら、まとめて面倒みてやるぜ!

あのバブル組が帰ってきた!

東京中央銀行営業第二部次長の半沢は、巨額損失を出した老舗のホテルの再建を押し付けられる。おまけに、近々、金融庁検査が入るという噂が。金融庁には、史上最強の“ボスキャラ”が、手ぐすねひいて待ち構えている。一方、出向先で、執拗ないびりにあう近藤。また、精神のバランスを崩してしまうのか……。空前絶後の貧乏くじをひいた男たち。そのはずれくじを当りに変えるのは自分次第。絶対に負けられない男たちの闘いの結末は?!

前作の「オレたちバブル入行組」から、責任もピンチもパワーアップして帰ってきました。連載時とは結末もキャラクターもがらりと変わり、ほろ苦さも加わったバブル組をお楽しみください。

すべての働く人にエールをおくる等身大サラリーマン小説 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
内容（「BOOK」データベースより）
「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

金融庁黒崎、銀行常務取締役大和田、部長岸川、タミヤ電機、タミヤ電機出向中の同期近藤、再建中の伊勢島ホテル、これらがキーワード。
最後には半沢が黒木の調査をかわし、大和田、岸川の不正を暴き、一件落着。が、銀行内で反感を買い異動人事発令、ながらもハッピーエンドと言える。

2019/01/09

テレビドラマを先に見て、小説を読みました。場面場面を回想することができて、ページをめくる手も、心も弾みました。金融庁検査を乗り切るべく半沢直樹が、様々な難題に立ち向かい、銀行内外で活路を見出していく姿はカッコイイの一言です。善悪がはっきりして、ストーリーが展開されるため、最初から最後まで揺らぎなくストーリーを楽しむことが出来ました。テレビドラマで有名なシーンは、小説にはありませんでしたが、クールな半沢直樹の立ち振る舞いは、今後の銀行内での活躍を期待させてくれる印象を持ちました。

2018/12/09

池井戸潤二冊目。

私の脳内で半沢直樹のビジュアルは堺正人しか浮かばなかった。ドラマは全く見ていないのに。

小説がこれだけおもしろいなら、ドラマもものすごくおもしろかったんだろうなあ。

浅野の奥さんが半沢に頼む場面がよかった。いやな浅野だが、家族を大事にしている人でよかった。

2018/11/19

「オレたちバブル入行組」の続編。本作も銀行モノだが痛快。半沢を中心とする40代前半のバブル入行組の痛快な活躍がまた楽しめた。今回は半沢に加えて、近藤も活躍。近藤は理不尽ないじめにあって、心を病み出世コースからは脱落するが、片道で出向に出された中小企業で、内部の不正を追求する中で闘争心を取り戻し、完全復活を遂げる。さらに半沢が役員になった続編を読みたいのだが・・。

2018/11/15

オレたちシリーズ　第２弾

第一章　銀行入れ子構造
第二章　精神のコールタールな部分
第三章　金融庁検査対策
第四章　金融庁の嫌な奴
第五章　カレンダーと柱の釘
第六章　モアイの見た花
第七章　検査官と秘密の部屋
第八章　ディープスロートの憂鬱

老舗ホテル・伊勢島ホテルを担当することになった半沢だったが、融資後の損失隠蔽が露呈し、元々の担当だった旧Ｓ：産業中央銀行の京橋支店の秘密を暴きにかかる。

時を同じくして金融庁検査が入り、お姉系検査官・黒崎とも対決する。

また出向している半沢の同期・近藤が、京橋支店から出向先のタミヤ電気への融資の稟議を出してもらえず苦悩しており、その会社にも東京中央銀行に関連した疑惑が。

旧Ｔ：東京第一銀行と旧Ｓとの派閥争いに端を発し、老舗ホテルを巻き込んでの出世レースに没頭する腐った幹部を半沢が斬る！！

第１弾より登場人物も増え、関係が複雑でしたが、半沢のやられたら倍返しの精神で、難局を乗り切っていく正義が清々しい。

近藤の再起が嬉しかった。

こんな会社嫌だ嫌だ。