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ひなた の商品レビュー

3.4

121件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

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2011/11/15

本屋さんで、帯やポップのコメントを見るのは楽しい。でも、あまり先入観を持たずに読みたい、という気持ちがあるのも事実。 この本は「隠れた傑作」という帯につられて買いました。 期待値を上げちゃった分、それほどでもなかったかな、と思ってしまうのがなんだかもったいない。 それなりにいい本...

本屋さんで、帯やポップのコメントを見るのは楽しい。でも、あまり先入観を持たずに読みたい、という気持ちがあるのも事実。 この本は「隠れた傑作」という帯につられて買いました。 期待値を上げちゃった分、それほどでもなかったかな、と思ってしまうのがなんだかもったいない。 それなりにいい本、だったんだけどな。……難しい。 恋人同士、夫婦、4人の男女の四季を、それぞれの視点から順番に描いていく。 意外な展開、とか、波乱に満ちた物語、とかそういう話ではなく、普通の人生にだって、それなりにいろいろなことがあって、それなりのものを抱えていて、「何もない」ってことはない――というような話。 恋人や夫婦、家族という近しい人間関係を描きつつ、実はそれぞれの「個である自分」、を描こうとしている。 悪くない、でも、傑作、というのはちょっと言い過ぎ、といったところかな。

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2011/11/12

人が心のどこかに抱えてる不安とか秘密とか、そんなお話。人の気持ちなんて所詮本人以外は理解できないし、心の奥底から分かり合えることなんてどんな信頼関係があってもないのですかね、って気持ちに一瞬させられた印象。でも、分かり合えない孤独感に負けてそういうものと思いこんで生きてしまうのと...

人が心のどこかに抱えてる不安とか秘密とか、そんなお話。人の気持ちなんて所詮本人以外は理解できないし、心の奥底から分かり合えることなんてどんな信頼関係があってもないのですかね、って気持ちに一瞬させられた印象。でも、分かり合えない孤独感に負けてそういうものと思いこんで生きてしまうのと、それでも大事な人の気持ちを出来る限り理解したい受け入れたいって思って生きるのとでは、なんか最終的な心の穏やかさが違う気がした。

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2011/09/30

すらすら読めたんだけど、感想というとむつかしい…。 すべてを知るなんてむりなんだなって。でもなぜか知りたくて。知ったつもりになってる気がする。知らないことなんてたくさんあるのに。秘密を抱えてるのはきっとわたしだけじゃない。なのに気づかないのはどうして。

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2011/08/25

たんたんと終わった感じ。 始まりから終わりまで、何というか・・・。 読んだ吉田作品の中で、一番 う~~~ん と思った。 普通の中流家庭の普通の話?って思った。 母親が本物じゃなかったり、母親が不倫してたり、兄貴と義兄弟だったことが解ったり、義理の姉が不倫してたり・・・。 裏切ら...

たんたんと終わった感じ。 始まりから終わりまで、何というか・・・。 読んだ吉田作品の中で、一番 う~~~ん と思った。 普通の中流家庭の普通の話?って思った。 母親が本物じゃなかったり、母親が不倫してたり、兄貴と義兄弟だったことが解ったり、義理の姉が不倫してたり・・・。 裏切られたり、裏切ったり・・・。

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2011/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

春夏秋冬、それぞれを4人の視点で語る形式。 新堂レイの春、大路尚純の春~、といったように。 1つの時系列を4つの視点で見るからか、登場人物が若いからか それぞれが「自分だけが深く物事をとらえている」「こんなこと考えているとも知らないで」と感じあい、すれ違っている印象。 なので読者は歯痒いような気持ちになるし、「幼稚だな」と馬鹿にしたくなるかも。人間関係が複雑で、でも悲槍感が漂っていなくて読みやすい。

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2011/07/22

感想をかくには少し難しいかも。でもすごく良かった。吉田修一さんの本は文字をおっているだけでも楽しい。 表面的には普通だけど内面は深くて、でも生きてるってそうゆうことだよな。と思った。

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2011/06/10

実際は退屈な話なはずでなんともかんとも感想が出てこないのだが、びっくりするくらいスラスラ読むことが出来た。平凡な話過ぎて空気のようにスーっと入ってきたのだろう。ある夫婦とその弟を中心に登場人物と四季の流れを織り交ぜて描かれている。ホットミルクティ飲んだ後のホッとした感が読み終えた...

実際は退屈な話なはずでなんともかんとも感想が出てこないのだが、びっくりするくらいスラスラ読むことが出来た。平凡な話過ぎて空気のようにスーっと入ってきたのだろう。ある夫婦とその弟を中心に登場人物と四季の流れを織り交ぜて描かれている。ホットミルクティ飲んだ後のホッとした感が読み終えた後味わえる。素敵な小説ではあるが特に感想もなく、そのうち記憶からも消えそうなんでブクログ登録しておこう。しかし吉田修一の作品は無駄に禁断の愛的なシーンが多いなぁ

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2011/06/07

人の一生の一端を少しの間、覗いたような感覚。 著者らしい書き方で、またこういった本を読んでみたい。 それにしても著者が書くストーリーには、禁断の愛がよく出てくる(笑)

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2011/06/05

自分で自分がよくわかっていながら、 そこにこれといった大きな不安があるわけではないんだけど、 このままでいいんだろうかと考えてしまう。 みんな、きっと、「ないものねだり」なんだろうな。 安心なことが、不安だったり。 自分の好きなタイプの本です。

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2011/06/03

吉田修一らしい、いろんな人物からの目線で描かれるストーリー。 落ちを明確にしないことで、読者に考えさせるような内容になっていたと思う。 当たり前って、日常って何だろうってことを考えた。わたしは。 よくわからないけど、心の奥になんか響いた一冊。

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