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荒野 の商品レビュー

3.9

222件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    85

  3. 3つ

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2023/03/20

女はいつ「女」になるのか。なりたくないのに。波のように押し寄せてくる「女」にどう乗ったらいいのかわからなかった。待つよりも冒険する方の性でいたかったし、見られる側ではなくて見る側の性でいたかった。そんなこんなで、ぐるぐると何周もして、今ようやくどうでもいいくらい自由。桜庭一樹が描...

女はいつ「女」になるのか。なりたくないのに。波のように押し寄せてくる「女」にどう乗ったらいいのかわからなかった。待つよりも冒険する方の性でいたかったし、見られる側ではなくて見る側の性でいたかった。そんなこんなで、ぐるぐると何周もして、今ようやくどうでもいいくらい自由。桜庭一樹が描く女の子はいつもどこか、暗闇を背負っていて危なかっしいけど、この女の子は瑞々しかった。最近そんな話をしたからか、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」思い出した。好きな本のひとつ。読んだ後、仕事辞めたよね…。

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2022/10/28

僅か数時間の読書が、私を学生時代にいざなった。 そして、ふりかえれば 其処に 私の時間が始まる ... 竹内マリア それと、I need to be in love 青春の輝 カーペンターズ ポケベル 携帯 スマホもなかった時代がよみがえる。 当時 モラトリアムの真っ只中にいた...

僅か数時間の読書が、私を学生時代にいざなった。 そして、ふりかえれば 其処に 私の時間が始まる ... 竹内マリア それと、I need to be in love 青春の輝 カーペンターズ ポケベル 携帯 スマホもなかった時代がよみがえる。 当時 モラトリアムの真っ只中にいた。

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2021/10/09

「私の男」の印象が強かったので、こんなにマイルドなのも書くんだーと驚きました。ヤングアダルト小説なのかな。もっと現実はドロドロしてそうですが、きれいにまとまっていました。 初出は2005年の本でだいぶ前ですが、台所の女とか、20歳を越えるとおばさんとか、女の子だからそんなにがんば...

「私の男」の印象が強かったので、こんなにマイルドなのも書くんだーと驚きました。ヤングアダルト小説なのかな。もっと現実はドロドロしてそうですが、きれいにまとまっていました。 初出は2005年の本でだいぶ前ですが、台所の女とか、20歳を越えるとおばさんとか、女の子だからそんなにがんばらなくてもいい等の台詞が気になりました。

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2021/02/03

中学1年生の女の子が周囲の変化に対応しながら成長していく話だが、家庭環境が変わりすぎていて現実感がない。 主人公が素直すぎて、そんなわけあるか、と思う部分もあるし、そういうものかな、と思う部分もある。 ただ、登場人物のキャラクターがそれぞれしっかりしているので、わかりやすいし面白...

中学1年生の女の子が周囲の変化に対応しながら成長していく話だが、家庭環境が変わりすぎていて現実感がない。 主人公が素直すぎて、そんなわけあるか、と思う部分もあるし、そういうものかな、と思う部分もある。 ただ、登場人物のキャラクターがそれぞれしっかりしているので、わかりやすいし面白い。 特に、荒野の継母である蓉子さんが非常に魅力的な存在だった。

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2021/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

荒野 著作者:桜庭一樹 発行者:文藝春秋 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 うつろい行く季節の中で少女は大人になってゆく。 もう一度思春期のあの気持ちを感じたい人

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2020/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人にオススメしてもらって挑戦しました。 桜庭さんの文章って、全体的にもやがかかったような曖昧な、独特の空気感があるような気がして正直苦手でした。 この本も、最初は文体のゆるさと登場人物達のドロッとした関係性とのギャップになかなか馴染めませんでした。 でも、読み進めていく内に、この現実との間に何か一枚挟んだような曖昧さ、現実感のなさこそ、自分も学生の頃に感じていたものではなかったか、とも思うようになりました。もう二度と思い出したくないような、でも大事にしていたいような、学生時代のいろんなことが思い出されて、苦甘い気持ちに浸りたくなる一冊でした。 もし自身が思春期真っ只中の頃にこの本を読んだら、どう感じるんだろう。ガチガチ盛り盛りの自意識に邪魔されて途中で放り出してしまいそうな気もします。

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2020/04/05

うさまん美味しそうだなっていっつも思います。 「誰かに褒めてほしい料理は、おいしくても、どこか苦い」が印象に残ってます。

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2020/03/11

祐也と荒野 電車で2人出会うシーン いいなあと思う、読むスピードが加速する 女を嫌み嫌いながらもとろとろとした母性に埋れたいと思う少女の成長

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2019/10/15

わーっと読めたけど、なんだかちょっと期待してたのと違うという感じ。 少し少女漫画的で。 鎌倉の古い家や庭や草いきれは濃く感じられたけど、 登場人物がマンガ的すぎてあまり、入り込めなかった

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2019/01/24

正慶さんも蓉子さんも、出てくる人みんな謎で、スッキリしない。 蓉子さんの息子はかっこよさそうだけど。 荒野のよさもイマイチわからなかった。

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