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荒野 の商品レビュー

3.9

223件のお客様レビュー

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2015/07/10

普通の家族とはちょっと違う家庭の中に「母」ではなく「女」が居る環境で育ってきた荒野の青春の甘酸っぱい一ページといった感じ。

Posted byブクログ

2015/07/04

少しずつ大人に近づいていく荒野が、感じたことや体の変化を、とつとつと書いている作品。 小説家のだらしないお父さんや、全く気づかなかったが実はずっと愛人だった家政婦の人、いきなり現れた後妻さんとその息子、中学時代からの友達や、クラスの男の子などとの関わりを経て、自分の中にある感情...

少しずつ大人に近づいていく荒野が、感じたことや体の変化を、とつとつと書いている作品。 小説家のだらしないお父さんや、全く気づかなかったが実はずっと愛人だった家政婦の人、いきなり現れた後妻さんとその息子、中学時代からの友達や、クラスの男の子などとの関わりを経て、自分の中にある感情などを、その都度落ち着いて自分の中で消化していっている荒野が、とても魅力的だった。

Posted byブクログ

2015/06/30

「女」という生き物に近づいていく荒野ちゃんが、とても可愛いのだ。 それにしてもこの父ちゃんなんとかしろ(笑

Posted byブクログ

2015/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少女だった荒野の中学高校時代。 女性の影が絶えない恋愛小説家の父。 家政婦として家にいてくれた奈々子さん。 平和だったお屋敷に、奈々子さんが去り、予期せぬ父の再婚で、同級生の神無月親子と同居することになった。 家事が完璧で、荒野の戸惑いにも屈せずに過ごす蓉子さん。 秀才で荒野を求めてアメリカ留学することになった悠也。 体の変化には鈍感だけど、心の変化には敏感で、いつまでも子供だと思っていた荒野の揺れる気持ち。 なんだ、悠也が実はヤバイ奴で荒野を陥れるもっとドロドロしい展開だと思っていたのに、普通だった。 鎌倉行きたい)^o^(

Posted byブクログ

2020/03/25

大好きな桜庭一樹さんの本を読みました。すごく魅力的な少女のお話。家庭は複雑だけど、あんなにまっすぐなのはきっと愛されているという自信があるからだと密かに思っている私は、あの中の女のひとりなのだろうか?

Posted byブクログ

2014/08/03

子供から少しずつ大人に近付いていく思春期のお話ですが、なんか純粋すぎてつまんない。どろどろしたものから遠ざかろうとする子がヒロインだから仕方ないんだろうけど。お父さんを中心とした、周りの人間関係なんかは複雑で面白いんだけど。

Posted byブクログ

2014/07/21

桜庭一樹の女の子の一人称作品はどれも最高! 荒野の恋物語を軸に、黒猫ちゃんこと荒野の様々な人たちの触れ合いが思春期らしく描かれている。 超おもしろかった。 恋のほろ苦さがぎゅっと詰まってる。 荒野のキャラはもちろん、登場人物全員のキャラも魅力的。 私は荒野と友達になりたいな。 誰...

桜庭一樹の女の子の一人称作品はどれも最高! 荒野の恋物語を軸に、黒猫ちゃんこと荒野の様々な人たちの触れ合いが思春期らしく描かれている。 超おもしろかった。 恋のほろ苦さがぎゅっと詰まってる。 荒野のキャラはもちろん、登場人物全員のキャラも魅力的。 私は荒野と友達になりたいな。 誰かに勧めたい作品。

Posted byブクログ

2014/06/30

前半は桜庭一樹版「耳をすませば」という雰囲気。 西炯子先生が「なかよし」でコミカライズ連載してくれないかな。

Posted byブクログ

2014/05/11

おとなになる少し手前の瞬間。 “恋”とは何か “好き”とは何か。 「遠くにいきたい、何も所有したくない。それって人間の一つの本能なんだと思う。で、さっきの話だと、その本能を邪魔するもう一つの本能、所有欲が、恋じゃないかと思ってる。」 <神無月悠也>  

Posted byブクログ

2014/04/03

少女は、少女のままではいられない。 十二歳、十三歳、十四歳、十五歳、そして十六歳。確実に変わっていく荒野。大人になるのではなく、「おんな」になる。決して自分は荒野のような少女だったわけではないけど、とても共感できる。 悠也がとてつもなくかっこいい。

Posted byブクログ