ジーン・ワルツ の商品レビュー

海堂尊【著】

2009/10/04

産科医の問題をテーマにした作品ですがチョッと内容としては消化不良
著者の地方都市と首都を描いて問題を明確にすると言うテーマにはとても
賛同しますが、物語としての読み応えとしては、他の作品に比較して
刺激が少ないように思いました。

2009/10/04

何となく先が読めたりもしたんだけど、最後はこの先実現できるかはどうであれ、
ステキな終わり方だったんじゃないかと思いました。

2009/10/26

バチスタ蟻地獄　第X段

最後、4人の妊婦が産気付き、手術に分娩にと処置していくシーンは圧巻でした。

救急医療、産婦人科、麻酔医、小児科（は未だか）などを、儲からない体制にした、厚生労働省は万死に値しますね。

2009/10/04

体外受精について考えさせられる１冊でした。ラストを読み、あそこに繋がるのか・・・と感動しました。清川、大好きです。

2009/10/12

海堂氏と言えば、現場の目線で医療の問題点を切り取り物語に仕上げて提示するスタイルが定着した感があります。
小児医療、終末期医療、救命救急、「医療改革」がもたらしたもの……などなど。
そして本書が取り上げるのが周産期医療と不妊治療の現実。
ちょっとケーススタディーに過ぎるところもあるけど、最終的に「クール・ウイッチの目的は何か」という謎が立ち上がる一点のみでミステリとしてギリギリ成立していなくもないのかな、と。
きっとまだまだ小説にしたいネタが現場にはあるんだろうなあ。

2009/10/04

医療の進歩で生死の境とか、条件が幅広くなってしまったのは一概に良いといえるのか、……色々考えさせられました。

2009/10/07

桜宮シリーズ？の一貫。
ただし舞台は東京。権威ある国立大？の産婦人科から下町？の産科クリニックへ
派遣されてくる女性産科医のたくらみとは。。

ジーンワルツ、だから最初は遺伝子治療の話かと思ったけど不妊治療の話。
テーマは「不妊治療に保険を」なのかな。もう記憶があいまいだけど。
全般に話としては面白いんだけど、一点後味が悪い。
これ女性はともかく男性にとっては結構ホラーじゃないだろうか。

2009/10/04

バチスタよりも、読みやすかった♪

代理母や人工授精などの技術が
進歩しているのに対し
実状、産婦人科医は人手不足だし
たらい回しのﾆｭｰｽも後をたたない状況。
海堂さんの医療ものは考えさせられる部分もあり
読みごたえがありました。

2009/10/04

今はすぐ訴えられるから産婦人科、小児科の医師を希望する学生が減ってきている。そういった現代日本の医療の問題点が書いてあった。それに産む性として不妊治療、体外受精、代理母の問題は関心があるので今まで読んだこの作家の本の中で一番興味深く読むことができた。

2009/10/07

面白かった。高齢出産とか身につまされる話題も多いし、代理母が認められない日本という国に憤りを感じた。。あっという間に読めた。09.01読了。