ジーン・ワルツ の商品レビュー
かつての夫、伸一郎が言っていた言葉を思い出す。ゲーム理論の場では弱者ほど、結論を急ぎたがるものだ、と。
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なんだか、医療の現場の現実的な部分もあって、 重い感じもしたけど、 続きが気になってやっぱりどんどん読み進めちゃいました。
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この本かなりいいです!海堂さんでは一番好き。 女性は読むとおもしろいと思います。 主人公の女医はとてもかっこよくて魅力的。 そして今の少子化問題も鋭くかかれていてなおかつミステリー要素もいっぱいでとてもおもしろかったです!
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東京帝華大学に入局した、産婦人科医にして顕微鏡下人工授精の エキスパート・曾根崎理恵…別名”冷徹な魔女”の元に、今日も妊婦が訪れる。 ごく普通の妊婦に、堕胎を希望する19歳の妊婦、不妊治療の末妊娠した妊婦、 さらには55歳の高齢出産妊婦まで、さまざまな妊婦と向き合う理恵。 しかし...
東京帝華大学に入局した、産婦人科医にして顕微鏡下人工授精の エキスパート・曾根崎理恵…別名”冷徹な魔女”の元に、今日も妊婦が訪れる。 ごく普通の妊婦に、堕胎を希望する19歳の妊婦、不妊治療の末妊娠した妊婦、 さらには55歳の高齢出産妊婦まで、さまざまな妊婦と向き合う理恵。 しかしあるとき理恵が代理母出産に関わったという密告が 理恵の先輩医師・清川吾郎の耳に入る。 真偽を確かめるため、探りを入れる清川…真相や如何に…! 問題がなくて当たり前、と思われている正常な妊娠・出産の難しさを 改めて思い知らされました。人間の、生命の繊細な活動に驚かされます。 新しい生命の誕生は常に喜びの中にあって欲しいものです。
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忘れっぽいので細かいところは覚えていませんが… どんどん引き込まれて一気に読みきった本。海堂尊の中で一番好きかも。 「ひかりの剣」の清川が登場している、と聞いたので読んでみました。 の、割には清川はあんまり目立ちませんでしたけども。 クール・ウィッチの理恵が強烈でした。現代社会...
忘れっぽいので細かいところは覚えていませんが… どんどん引き込まれて一気に読みきった本。海堂尊の中で一番好きかも。 「ひかりの剣」の清川が登場している、と聞いたので読んでみました。 の、割には清川はあんまり目立ちませんでしたけども。 クール・ウィッチの理恵が強烈でした。現代社会の問題を突きつける、深く考えさせられる話。
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バチスタのシリーズとは違う物語。 テーマは、不妊治療や産婦人科・小児科の医師不足の問題、地域医療の格差問題など現代社会においても問題とされている要素が盛りだくさんに書かれている。 医師としての海堂さんご自身が強く投げかけたい問題なのだろうと思う。 主人公は帝華大学の産婦人...
バチスタのシリーズとは違う物語。 テーマは、不妊治療や産婦人科・小児科の医師不足の問題、地域医療の格差問題など現代社会においても問題とされている要素が盛りだくさんに書かれている。 医師としての海堂さんご自身が強く投げかけたい問題なのだろうと思う。 主人公は帝華大学の産婦人科・女医 曽根崎理恵。彼女は大学で発生学の教える傍ら、閉院間近の『マリアクリニック』で最後の5人の妊婦の診察をしていた。 理恵は≪クール・ウィッチ≫という渾名通りに冷静沈着、常に先の成算を見通しているような女性。 色々な状況からナーバスになっている妊婦たちにも、冷たいと思えるほどの現実的な受け答えをしている。 不妊治療といえば、人工授精や代理母問題など、人間が手出ししてはいけない≪神の領域≫という気がする。 人間の遺伝子にはまだ解明されていない部分も多いので、これからどんなふうに進化(変革?)していくのだろうと、未来に与える影響力に、少し恐ろしさを感じる。 最後に理恵が学生に対して、行った講義は発生学の枠をこえていたが、人に命の神秘について考えさせられる内容だった。 今更ながら、赤ちゃんが無事に産まれることって、奇跡的で大変なことなんだと痛感した。 現在、妊娠中の人は、ある意味ちょっと怖くなってしまうので(詳しくは言えないが)産後読んだ方がいいかも!
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様々な問題を抱える妊婦と産婦人科医の物語。 現在の不妊治療の問題点があげられている。 自分が女だからなのか、他の海堂作品よりも 入り込んで読んだ。
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今の医療体制に重大な問題提起をしている作品だと思いました。 実際に医療活動をされている作者だからこそ訴えられる、医療体制崩壊の現実をまざまざと見せつけられた思いです。 人工授精や借り腹に関しては賛否両論あるとは思いますが、 現在の厚労省の借り腹不認可の言い分には納得できない人...
今の医療体制に重大な問題提起をしている作品だと思いました。 実際に医療活動をされている作者だからこそ訴えられる、医療体制崩壊の現実をまざまざと見せつけられた思いです。 人工授精や借り腹に関しては賛否両論あるとは思いますが、 現在の厚労省の借り腹不認可の言い分には納得できない人が多いのは事実だと思っています。 離婚後300日規定の問題など、罪のない子供に大人の都合を押しつける意味不明なわからずやオヤジの態度には辟易するものがあります。 主人公のやり方は、小説ですから過激ですが、こうしたいと思っている人はものすごく多いと思います。 読んでいると自分の不妊治療時代、妊娠期間を思い出して懐かしい気分に浸れました。 ま、イケメンや美女の婦人科医というのは皆無でしたが・・・(笑) 曽根崎先生の理詰めの論法は、すかっとして読んでいて本当に気分が良かった。 「ジェネラルルージュ・・」あたりで、この小気味よさはだんだん出てきていましたが、これがこの作家の色になるのは間違いないと思いました。 非常に落ち着いた、意味深い作品を読みました。
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亭華大学の「クールウィッチ」こと曾根崎理恵。 矛盾だらけの役人のやり方に敢然と反抗する。 ヒソカに行うは代理母出産・・・ へえ〜〜。「医学のたまご」のあの男の子は、こうやって生まれたのか〜〜 作者の、怒りが感じられる作品です(笑)
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今回は産婦人科が舞台。 不妊治療や代理母問題が取り扱われており、勉強になりました。 バチスタシリーズはミステリーというより、どんどん社会派になってますね。 魔女と呼ばれてる主人公の執念が怖すぎる・・・ 患者への対応は尊敬できるところが多いのに、昔の恋人に対しては冷た過...
今回は産婦人科が舞台。 不妊治療や代理母問題が取り扱われており、勉強になりました。 バチスタシリーズはミステリーというより、どんどん社会派になってますね。 魔女と呼ばれてる主人公の執念が怖すぎる・・・ 患者への対応は尊敬できるところが多いのに、昔の恋人に対しては冷た過ぎやしないか? その冷たさは、生まれてくる子供のための精子提供者と思ってのことか、はたまた恨みなのか・・・
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