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ジーン・ワルツ の商品レビュー

3.7

267件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    105

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

少子化・不妊・産婦人科医問題について。バチスタシリーズ外伝。 私的クライマックスでぼろぼろ泣いた。 出産を経験した母は、生々しすぎて気持ち悪いと言っておりました。

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2009/10/04

赤ちゃんが、五体満足で生まれてくることがどれほどの奇跡か。 生命の神秘について、改めて考えさせられる、そして自分が生まれきたことに感謝したくなる一冊。 ちなみに海堂作品は全て同一の世界のお話ですが、この「ジーン・ワルツ」は「医学のたまご」のエピソード1的な位置づけの作品です。 後...

赤ちゃんが、五体満足で生まれてくることがどれほどの奇跡か。 生命の神秘について、改めて考えさせられる、そして自分が生まれきたことに感謝したくなる一冊。 ちなみに海堂作品は全て同一の世界のお話ですが、この「ジーン・ワルツ」は「医学のたまご」のエピソード1的な位置づけの作品です。 後者の方が先に出版されていますが、どちらを先に読むかでこの作品の楽しみ方はかなり異なってくると思います。 私は、こちらを先に読んだほうが先が読めなくて楽しめたな、と思いました。

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2009/10/04

この著者の作品はほとんど読んだ。 どれも、現状医療の問題点がおりこまれ、 その中で翻弄される登場人物が、魅力的に描かれている。 割り切れるのに割り切れないもの。 理系文学なので組み立て、論理がしっかりしているが それだけではない、人間の心情との折り合いのつかない部分。 主人公なり...

この著者の作品はほとんど読んだ。 どれも、現状医療の問題点がおりこまれ、 その中で翻弄される登場人物が、魅力的に描かれている。 割り切れるのに割り切れないもの。 理系文学なので組み立て、論理がしっかりしているが それだけではない、人間の心情との折り合いのつかない部分。 主人公なりの正義が共感できた。

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2011/09/09

海堂先生が産婦人科医療に切り込んだ意欲作。生殖医療と救急医療は別々に買いてもらった方がもっとすっきりしそうだけど、問題が多すぎてぼやけてしまった気がします。清川くんがただの腕のたつ軟派男になってしまい、弟くんも登場せず。種明かしでは、理恵先生のエゴもちらほら。発生学の講義では、メ...

海堂先生が産婦人科医療に切り込んだ意欲作。生殖医療と救急医療は別々に買いてもらった方がもっとすっきりしそうだけど、問題が多すぎてぼやけてしまった気がします。清川くんがただの腕のたつ軟派男になってしまい、弟くんも登場せず。種明かしでは、理恵先生のエゴもちらほら。発生学の講義では、メルモちゃんを思い浮かべていました。

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2011/07/15

妊婦さんがたらいまわしにされた、悲しい事件が立て続けにおこり、世論が沸騰したのもつかの間。なにか、具体的にかわったんでしょうか。こういうことに、スピーディに対応しなくて、何が少子化対策なんでしょうか。周産期医療というのでしょうか、こうした分野を取り巻く厳しい現状について、わかりや...

妊婦さんがたらいまわしにされた、悲しい事件が立て続けにおこり、世論が沸騰したのもつかの間。なにか、具体的にかわったんでしょうか。こういうことに、スピーディに対応しなくて、何が少子化対策なんでしょうか。周産期医療というのでしょうか、こうした分野を取り巻く厳しい現状について、わかりやすく書かれており、深く考えさせられました。「子宝」と、最近は言わないのでしょうか。宝物をないがしろにする社会であってはならないとのおもいを新たにしました。海堂作品おとくいの、とてもシャープな人物設定と内容に、満足です。ただ、主人公曽根崎先生の仕掛けたトリックについては、半分承認いたしかねるので、☆−1で、3☆です。

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2009/10/07

産婦人科がテーマなだけに、期待していたが、 それほど心に残る作品ではなかった。。 でも、コレだけ産婦人科医が減っていて問題になっている中で、 このような先生がいたらいいのになと思った。 実際は、なかなか難しいんだろうな。 少子化で騒いでいる割に、環境が整っていないのは、なんだ...

産婦人科がテーマなだけに、期待していたが、 それほど心に残る作品ではなかった。。 でも、コレだけ産婦人科医が減っていて問題になっている中で、 このような先生がいたらいいのになと思った。 実際は、なかなか難しいんだろうな。 少子化で騒いでいる割に、環境が整っていないのは、なんだかな。

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2009/10/07

「世の人たちの厳しすぎる視線と、役人の能天気な無理解が、現場を殺す」中、医学と医療を共に見据え、現場へ回帰させんとする、孤高の産婦人科医の物語。 「決めた」彼女の覚悟には圧倒されるものの、ラストは手放しに受け入れることはできない。だけど、確実に「現実」にし切り開いた以上、倫理を凌...

「世の人たちの厳しすぎる視線と、役人の能天気な無理解が、現場を殺す」中、医学と医療を共に見据え、現場へ回帰させんとする、孤高の産婦人科医の物語。 「決めた」彼女の覚悟には圧倒されるものの、ラストは手放しに受け入れることはできない。だけど、確実に「現実」にし切り開いた以上、倫理を凌駕している側面があるのも事実。 海堂作品のヒロインは、小夜といい、清濁併せ呑んだしたたかさがありますね。特にこの本が毒が強く感じるのは、出産という光ある題材だからこそ一層、霧の中の狂おしさが照らし出されるからか。 私達も社会の一員、沈黙は思考停止に繋がる。著作の読後にはひりっとした自戒が残ります。誕生が奇跡という事は、今という時間もまた、途方も無い可能性の内の一つ。

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2009/10/04

体外受精・不妊治療・代理出産をテーマとして描き 投げかけていることはわかるが、それぞれのまとめ方が軽いというか浅いというか・・・ ラストの4人の出産が重なった部分は飛びすぎ。

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2009/10/07

海棠さんのシリーズの中では私の中でトップを争います。 強くてたくましく、したたかな女性が活躍するのはつい魔女でも応援しちゃいます。 受精卵の取り違えが起こっている昨今、どこまでが自分の子供か…。 線引きが曖昧になってきてしまうのも頷けます。

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2009/10/07

私にはちょっと内容が難しかったけれど、女として興味深いテーマだった。 法律はどうあれ、誰の遺伝子でも自分が産んだ子は自分の子、遺伝子を提供しただけでも自分の子、要は気持ちの持ち方だけで、人間の命の在り方は法律で決められるようなことではない。そういうこと。

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