ジーン・ワルツ の商品レビュー

海堂尊【著】

2009/10/04

『チーム・バチスタの栄光』でお馴染、現役医師の作者が手掛けた医療小説最新作

今回は産婦人科。

妊娠、中絶、不妊治療、人工受精、代理母…

現代の医療ってスゴいんだなぁ
それでも完璧なんてありえないのだ。
でも完璧を求められている現場の過酷さ。
それを改めて感じられた事だけでも、大収穫だ。

ｸｰﾙ・ｳｨｯﾁの行動に手放しで賛同はできないけど、共感はした。

将来母になりたい人・(おそらく)父(と思われる人)になりたい人は、このくらいの知識は必要かも…よ？

にしても、子どもを授かるってお金かかるなぁ…

2009/10/04

2008.10
「この子がわたしの元に生まれてきてくれたのは奇跡なんだなぁ」と、改めて自分の娘の寝顔を見つめました。
理恵先生の生き方・行動云々の善悪は正直分からないけど、ただただ、命の尊さを考えさせられた一冊です。

2011/07/15

チームバチスタと比較するとミステリー度はかなり落ちる（？）けど、面白かった。現役の医師だけあって、豊富な知識に裏打ちされた展開は説得力があって読み応えあった。

2009/10/04

産婦人科医・理恵。人呼んでクール・ウィッチ。
医者がヒトの生命を操ることは許されているのか? 現役医師作家が挑む、現代日本最大の医療問題。

専門用語が難しい所も有ったが、
女性の観点では、興味深く、読み終える事ができた。

2011/07/20

うーんこんな偶然は、という場面はあるものの、やはり現役医師作品ということで、リアリティかつ、臨場感があふれる。いろんな事情を抱えた、妊婦達。「冷徹な魔女」と異名をとる、産科医が、大学病院に立ち向かって自分の病院を立ち上げる。医療ミス問題、産院不足、少子化問題、小説の中の話　ではすまされない展開にぐいぐい引き込まれていく。そして、「冷徹な魔女」は神の領域にまで、入り込んで・・・

2009/10/04

子供を産むってことがどれだけ大変なことかを痛感させてくれました、、

現在の産科医療の問題点を鋭く突きながら最後はたたみかけるような迫力で圧倒されました。

考えさせられることもおおいけど面白かった。

実はこれを読む前に｢医学のたまご｣を途中でほったらかしてしまったんやけど薫くんこんな誕生秘話があったんですねー

もう一度｢医学のたまご｣を読むとともに｢ひかりの剣｣も早く読みたいぞー

2009/10/04

「産婦人科医・理恵――人呼んでクール・ウィッチ。医者がヒトの生命を操ることは許されているのか? 現役医師作家が挑む、現代日本最大の医療問題。」妊娠・出産というテーマは興味深いけど、展開は途中で読めるのでドキドキ感はあまり感じず。（2008/9/25読了）

2009/10/04

海堂尊ははじめて。

不妊治療、少子化対策、現代医療の問題点をぎゅっと詰めた読み応えのある内容だった。

命を授かる・・・
重たいテーマだけど、母になった自分に命の尊さを再認識させ、
これから育児で困難にぶつかることがあってもその「授かった命は奇跡」ということを思い出そうと思った。

2011/08/06

産科医のウイッチ。
大学病院では医療の地域格差はぬぐいきれない。
その、思いで、大学病院をやめてしまう。
マリア病院を継ぐ。
代理母　体外受精。女は強し。２個３個。清川先生。

2009/10/04

産婦人科医師・曽根崎理恵助教、清川吾朗准教授。
マリアクリニックの妙高みすず助産師、三枝茉莉亜院長、息子・久広。
周産期医療から今の医療への問題提起。
そういえばこの本でも出てきた裁判無罪になってたな。
くわしくはわからないけど、普通の治療の過程での死亡が罪になるとしたら医師はやっていけないかも。
2008/6/13

一気読み。名医というものは理屈ではない。人格破綻者であろうともメスの煌めきさえ確かなら社会は彼を求める。確かに外科医はそうかも。どんなにいい人でも腕がよくないと身は預けられない。医療崩壊、構造的に官僚たちの判断ミスが積み重なって誘導された結果。現場からでてきた問題ではない。新医師臨床研修制度に相俟って。都会ではＯＫ。でも町・村、小さな市では子を産めない。大きなおなかを抱えて隣町の定期受診へ通う不安。緊急時には間に合うんだろうか。少子化対策ってどんなことしてるんだろう。体裁ばかり見繕い現状を把握しないまま制度や法律を押し切ったために、できていたことすらできなくなってしまった。なんてことを考えさせられた。産むか産まないか悩む場面は涙してしまった。