1,800円以上の注文で送料無料

人生ベストテン の商品レビュー

3.3

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2013/01/12

テーマは出会い。 水道リフォーム工事での出会い。 水漏れ被害に会った女性と何故かその場で一緒に食事・・・。 観光旅行で出会った親子喧嘩ばかりしている母娘。 飛行機の隣席で泣いている女性に出会い、 何故だか会いたくなる。 等々・・・ありえそうな出会いから始まる ...

テーマは出会い。 水道リフォーム工事での出会い。 水漏れ被害に会った女性と何故かその場で一緒に食事・・・。 観光旅行で出会った親子喧嘩ばかりしている母娘。 飛行機の隣席で泣いている女性に出会い、 何故だか会いたくなる。 等々・・・ありえそうな出会いから始まる 有り得ない展開の短編集。

Posted byブクログ

2012/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容はあんまり覚えてない感じです。 ただおもしろくはなかったかな?? Amazonから。 直木賞受賞第一作 13歳のあの夏から、私に会いにきたひとは? どこにでもいる男たちと女たちの<出会い>が生みだす、ちいさなドラマ。おかしくいとしい6つの短篇。 「床下の日常」 水漏れ工事に向かったマンションで、陰気な人妻から食卓に誘われたぼくは 「観光旅行」 恋人と訣別するためイタリア旅行中の私は、観光地で母子喧嘩に巻き込まれ 「飛行機と水族館」 アテネ帰りの飛行機で隣り合った泣き女が、なぜかぼくの心にひっかかり 「テラスでお茶を」 男とのねじくれた関係を刷新すべく、中古マンション購入を決意した私だが 「人生ベストテン」 40歳の誕生日を目前に、恋すらしていない人生に愕然とした私は 「貸し出しデート」 夫以外の男を知らない主婦の私が、若い男を借り出してデートに挑むが

Posted byブクログ

2012/12/10

女は七面倒臭え生き物だなあと思わずにはいられない短編6個。 【床下の日常】 クロス屋という壁紙修繕の仕事に就いている主人公が、現場で出会った薄幸な女性とご飯を食べるお話。 【観光旅行】 漫然と一緒に暮らしている恋人との関係を見つめなおすため、ひとりイタリア旅行にきたが、騒々し...

女は七面倒臭え生き物だなあと思わずにはいられない短編6個。 【床下の日常】 クロス屋という壁紙修繕の仕事に就いている主人公が、現場で出会った薄幸な女性とご飯を食べるお話。 【観光旅行】 漫然と一緒に暮らしている恋人との関係を見つめなおすため、ひとりイタリア旅行にきたが、騒々しく憎み合う母子に振り回されるお話。 【飛行機と水族館】 機内で泣いていた女と、それを聞いていた男のわかりあえそうでわかりあえないお話。 【テラスでお茶を】 売れないイラストレーターが、マンションを買いたいお話。 【人生ベストテン】 眠れない夜は自分の人生ベストテンを考える。 たいてい1位か2位にあがる岸田勇作と会うために同窓会へいくお話。 【貸し出しデート】 離婚を目前に出張ホストとデートをする女のお話。 どれもハッとする描写があって面白かったのだけれど とりわけ、「飛行機と水族館」「人生ベストテン」「貸し出しデート」が面白かった。 いま、このタイミングで読んでよかったのは「貸し出しデート」。 女の醜い部分をこんなにサラッと何の気なしに読ませてしまう角田さんは怖いなあ。

Posted byブクログ

2012/08/28

人の姿を通して(多くの場合は醜かったり、恥ずかしかったりする姿なんだけど)ようやく僕らは自分という人間がわかったりする。 なんだ、鏡に写して見ていた自分とはずいぶん違うじゃないか。 それでも、それでは、どうやってこれから歩いて行こうか。 そんなことを思った。

Posted byブクログ

2012/07/29

劇的なことは何一つ起きない。ありふれた生活の一断片を切り取ってるだけ。退屈な日常も眺め方一つでかくも変わるものなのかと吃驚を禁じ得なかった。他愛ない言葉のやりとり、細かなしぐさに人間の優しさ、醜さ、弱さが描出。表情も豊か。とりわけ狩野英孝を彷彿とさせるイケメン君には笑い転げさせら...

劇的なことは何一つ起きない。ありふれた生活の一断片を切り取ってるだけ。退屈な日常も眺め方一つでかくも変わるものなのかと吃驚を禁じ得なかった。他愛ない言葉のやりとり、細かなしぐさに人間の優しさ、醜さ、弱さが描出。表情も豊か。とりわけ狩野英孝を彷彿とさせるイケメン君には笑い転げさせられた。

Posted byブクログ

2012/07/19

短編集で、毎回人生に疲れたような女性がでてくる。 ひねくれたような、くたびれたような どんよりした感じが どこか自分と似ている気がして、続きが気になった。 どんより女性が主人公で 不思議な人と出会ってちょっと人生がいい方向に 傾く話もあったし、 どんより女性に出会って 少し考え...

短編集で、毎回人生に疲れたような女性がでてくる。 ひねくれたような、くたびれたような どんよりした感じが どこか自分と似ている気がして、続きが気になった。 どんより女性が主人公で 不思議な人と出会ってちょっと人生がいい方向に 傾く話もあったし、 どんより女性に出会って 少し考え方が変わる男の人の話もあった。

Posted byブクログ

2012/07/17

6編からなる短編集。どれもパッとしない人間のどこにでもあるようなパッとしない恋愛話であり、当人にしたら特別でも、口にしたり文章にした途端、ごくありふれたなんでもないことのように感じさせられる。強く印象に残らない内容にも関わらず、それでも読む側を退屈させずストーリーとしてまとまって...

6編からなる短編集。どれもパッとしない人間のどこにでもあるようなパッとしない恋愛話であり、当人にしたら特別でも、口にしたり文章にした途端、ごくありふれたなんでもないことのように感じさせられる。強く印象に残らない内容にも関わらず、それでも読む側を退屈させずストーリーとしてまとまっているのだから、それこそが角田さんの力量なのかな。

Posted byブクログ

2012/05/11

アラフォーの女性を中心にした短編集。普通の人がありそうでなさそうな出来事に遭遇する様子がリアル。表題作は本当にありそうで、なさそうな、その感じが絶妙。「貸し出しデート」がなんとなく好き。

Posted byブクログ

2012/04/14

「人生ベストテン」 題名に惹かれて購入 角田さんワールドではあるが、40歳手前が設定だからか、想像出来ずに単調に感じてしまった。 年齢が近付いたら読み直ししてみよう

Posted byブクログ

2011/11/05

街を歩けば出会ってしまいそうな、フツーだがちょっと変わった人々を描く短篇集。 明るい未来も誇れる過去もなく、だからといって今が楽しくわけでもない。省みれば自分を含め、殆どの人達に当てはまるのでは・・・。 そんな空気を角田さんは作品にするのが巧みである。

Posted byブクログ