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人生ベストテン の商品レビュー

3.3

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

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2016/04/25

人生どうしたらいいのか分からない、このままじゃいけないような気もするし、ずっとこのままでいいような気もする。惰性で流されて続けているという自覚はありながらも、そこを乗り越えていくエネルギーをどこから持ってきたらいいのか分からない。 そういうモヤモヤをギュッと短い物語にして、あなた...

人生どうしたらいいのか分からない、このままじゃいけないような気もするし、ずっとこのままでいいような気もする。惰性で流されて続けているという自覚はありながらも、そこを乗り越えていくエネルギーをどこから持ってきたらいいのか分からない。 そういうモヤモヤをギュッと短い物語にして、あなただけじゃないよって、慰めてくれるよう本。 どうすれば救われるとか、起死回生にはこれだとか、そういうことが記されているわけじゃないんだけど、読み終わったあと、誰かに背中さすってもらったあとかみたいな安心感が残った。 表題作「人生ベストテン」の、頭の中で独りプレ会話したり、想定問答解答例(虚偽含む)を複数考えるやつ、私もよくやるので笑ってしまった。

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2016/03/23

短編集。どの話もちょっと変わった人との出会いで主人公が何かに気付いたり、一歩踏み出そうとする内容だった。表題の人生ベストテンと、貸し出しデートが良かった。歳を重ねるにつれ、自分のしてきたことがこれで良かったのかと後悔を重ねたり、戻れない時間の残酷さを知るけど、それに気付いた時から...

短編集。どの話もちょっと変わった人との出会いで主人公が何かに気付いたり、一歩踏み出そうとする内容だった。表題の人生ベストテンと、貸し出しデートが良かった。歳を重ねるにつれ、自分のしてきたことがこれで良かったのかと後悔を重ねたり、戻れない時間の残酷さを知るけど、それに気付いた時からまた一歩踏み出すことで新しい自分になれるのかもと気付かせてくれたお話たちでした。

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2016/02/06

小泉今日子の書評を読んで、読んだ。 角田光代は前から読みたい読みたいとは思っていたが、何となく読めずにいたので、キョンキョンに背中を押してもらい読んだ。 さらっとよめた。 特段変わった話でもないんだけど、読み進めたくなる。 誰かに話を聞いてもらうって、意外に大事な一歩かもしれない...

小泉今日子の書評を読んで、読んだ。 角田光代は前から読みたい読みたいとは思っていたが、何となく読めずにいたので、キョンキョンに背中を押してもらい読んだ。 さらっとよめた。 特段変わった話でもないんだけど、読み進めたくなる。 誰かに話を聞いてもらうって、意外に大事な一歩かもしれないなー。 キョンキョンの書評の中で、“この解放は一瞬だけで、明日も悩むかもしれない。それでも、一瞬の解放は確実な一歩”というような言葉があったけど、的確にこの本をいい得ているなぁと思った。

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2015/08/20

2015.8 人生ベストテンは面白かった。 彼は一体誰? 他の登場人物はどうしたいか自分自身もわからないのかな?こういう人増えているのかもね。

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2015/05/09

何か大きな出来事があったわけではないけれど主人公がふとしたことでモヤモヤしたものを文章化し、それを読んだ読者もモヤモヤとする、といった短編集。

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2014/09/07

人生ベストテンの主人公の会社でのやりとりが、いかにも独身女性の集まりというような会話でした。 悩みが解決しているようでしていない感じは、まるで自分自身の日常生活のようで、読んでいて照れ臭くなってしまう感覚もあり。主人公たちの年齢にもう少し近づいたら、もっと照れ臭くなっていくのだろ...

人生ベストテンの主人公の会社でのやりとりが、いかにも独身女性の集まりというような会話でした。 悩みが解決しているようでしていない感じは、まるで自分自身の日常生活のようで、読んでいて照れ臭くなってしまう感覚もあり。主人公たちの年齢にもう少し近づいたら、もっと照れ臭くなっていくのだろうなー。

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2014/08/23

【本の内容】 四十歳を目前にして、人生のイベントベストテンを自虐的に並べてみれば、我が身には二十五年間、なにも起きてはいないのだ。 年相応の達成感も充実感もない日々に愕然としながら、私は岸田有作に会に行く。 十三歳の夏に恋をした相手に―どこにでもある出会いが生み出す、おかしく...

【本の内容】 四十歳を目前にして、人生のイベントベストテンを自虐的に並べてみれば、我が身には二十五年間、なにも起きてはいないのだ。 年相応の達成感も充実感もない日々に愕然としながら、私は岸田有作に会に行く。 十三歳の夏に恋をした相手に―どこにでもある出会いが生み出す、おかしくいとしいドラマ、全六篇。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/08/06

短編集。表題作は、40歳を目前にした独身女性が人生のベストテンを振り返る中で、常に上位にある淡い恋の再来を期待しつつ、同窓会に出席する話。離婚を決めた旦那との間に、なぜか子供ができてしまった女性が、「デートサービス」で若い男性とデートをする話。

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2014/05/22

角田さんの短編小説。 現実に行き詰まりを感じている主人公と、まったく無関係な他人との“出会い”が共通して描かれている。 しらない人にこそ、自分の本音が話せてしまう気持ちはすごくよくわかる。 綺麗な言葉で言うならば一期一会なんだけど、出会うきっかけとか会話とかが妙におもしろくて...

角田さんの短編小説。 現実に行き詰まりを感じている主人公と、まったく無関係な他人との“出会い”が共通して描かれている。 しらない人にこそ、自分の本音が話せてしまう気持ちはすごくよくわかる。 綺麗な言葉で言うならば一期一会なんだけど、出会うきっかけとか会話とかが妙におもしろくて、現実的なんだか非現実的なんだかわからないところが、さすが、角田さんである。 最終的には、出会いを通して主人公達が少しだけ前を向いていく感じで、すっきりした話が多かった。 また、一番近くにいる人や自分自身の方が、自分にとってはある意味で一番遠い存在なのかもしれないとも思った。 6篇のなかで、表題作の「人生ベストテン」が変化球的な存在となっていることが興味深い。

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2014/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだのは2回目だけど、レビューを書いてなかった。 短編小説集で、たくさんのストーリーが書いてある本。 内容も知っているので、すぐに読んでしまった。 私は読んだことのある本を何度も読んでしまう癖がある。 小説も、漫画も。。。 この本の中でどの話にも共通しているのが、 「未来は分からないけどどうにかなるさ」みたいな要素が話の中に入っているということ。 先が見えない状況に対して、誰しも不安を覚えたことはあるのではないだろうか。 でも、この本を読むと、なんとなく「先が見えなくても不安に思うことはないんだな」 なんて思えてくる。 それが良いことなのか悪いことなのか自分には分からないけれど。 とりあえずこの本は、今の私にはぴったりかもしれない。笑 起こりそうのない設定ばかりの話だけれど、 現実的ではない話だからこそ面白く感じるのかしら???

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