人生ベストテン の商品レビュー
表題作の人生ベストテンがいちばんよかった あたしのベストテンはなんだろ。 あとは最後の貸し出しデートがよかったかな。 可もなく不可もなく
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どこにでもありそうな、いつでもありそうな人生のワンシーン。 けどなぜか愛おしい。これが角田光代さんの為せる技なんでしょうね。 解説のイッセー尾形さんの文章が一番それを表しています。 『「故郷」のある人たちは、粘り強いし、生きて行く上での、軸を持っているような気がする。 先祖伝来...
どこにでもありそうな、いつでもありそうな人生のワンシーン。 けどなぜか愛おしい。これが角田光代さんの為せる技なんでしょうね。 解説のイッセー尾形さんの文章が一番それを表しています。 『「故郷」のある人たちは、粘り強いし、生きて行く上での、軸を持っているような気がする。 先祖伝来受け継がれた「善悪の基準」とでもいうのかな。 文学や演劇にも、従来の基準が幅を利かせていて、 主人公が行動する点に重きが置かれる。 人生を決断するとでもいうのかな。 だが、角田さんの物語は、 人生に流されながら、どうでもいいことに執着する。 「ちゃんと生きなくったっていいじゃないか」とエールを送られている気がする』
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大人になると、何かしら「持ってる気」になってしまう。 仕事(会社の肩書きだとか収入、職種…)、あと、家とか奥さんや子どもやらなんやら。 それらがその人を表わす要素となってしまい価値基準になってゆく。 そんな、本当は「持ってない」はずのものが荷物(そんな否定的な意味ではない。...
大人になると、何かしら「持ってる気」になってしまう。 仕事(会社の肩書きだとか収入、職種…)、あと、家とか奥さんや子どもやらなんやら。 それらがその人を表わす要素となってしまい価値基準になってゆく。 そんな、本当は「持ってない」はずのものが荷物(そんな否定的な意味ではない。)になってしまう。 実際は、何も持っていない。持ったつもりになったものをひたすら守って生きてゆくなんて… 仕事したくない!とか家ほしくない(むしろ欲しい)、結婚したくない(あと5年くらい、ひとりで自由にしたい…)なんて意味ではないけれど。 何も持っていない(斎藤佑樹は別…)ことを自覚して、そうやって生きてゆきたい。 2018年、32歳に読み返してみた。 当時は、入社2年目だった若僧だったけど 今はどちらかと言うと登場人物たちとの年齢が近い。 結婚したくないとか感想書いてるけど、7年前の自分に「そのとおり、結婚なんてしてないぞ」と教えてあげたい。
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だらっとした短編集。いい意味でも。悪い意味でも。 設定が突拍子もなくて、???って思ったところもあるけど、 あまりにかけ離れてるなぁってところも多々あり。 で、結局どうなのよ!!!って言いたかったり。 まぁ、感想もだらっとしてしまうな・・・
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角田光代さんの物語に登場する男性は 揃いも揃ってどうしようもないヤツが多いわけです。 で、いくつもの短編が詰め込まれたこの本のどのストーリーに 登場する男性はやっぱりどうしようもないわけでして。 でも、「人生ベストテン」にはびっくりしたな。 いや、でもやっぱり釈然とはしないん...
角田光代さんの物語に登場する男性は 揃いも揃ってどうしようもないヤツが多いわけです。 で、いくつもの短編が詰め込まれたこの本のどのストーリーに 登場する男性はやっぱりどうしようもないわけでして。 でも、「人生ベストテン」にはびっくりしたな。 いや、でもやっぱり釈然とはしないんだけど、 真相は闇の中なのか?なのか!?
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さらっと読み終えた。 どの人物も、自分と表裏一体な気がして、親近感を持ちつつ、でも自分だったらこういう行動には出ないだろうなぁ、とか考えつつ読み進みました。 田吾作くんを主人公にしたお話が読んでみたい気がしました。
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わかるなーという感情もあり、未体験なものもあり。 自分の人生ベストテン・・してみようと思います。人生の半分(試算)まであとちょっとだなぁとしみじみ思いました。
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6つのお話が収められている短編集。 その中では、「貸し出しデート」が一番おもしろかったなかぁ。 この、貸し出された男子、翔が結構いそうなキャラクター。 「人生ベストテン」は、ついつい自分もベストテンを挙げてしまう。 まあ、子供を生んだ今となっては、「出産」がトップに来てしまう...
6つのお話が収められている短編集。 その中では、「貸し出しデート」が一番おもしろかったなかぁ。 この、貸し出された男子、翔が結構いそうなキャラクター。 「人生ベストテン」は、ついつい自分もベストテンを挙げてしまう。 まあ、子供を生んだ今となっては、「出産」がトップに来てしまうんだけど。
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読売新聞で紹介されていたので図書館で借りた。何も盛り上がりや衝撃的な結末のない短編ばかりだけど、読書中なんか胸の奥がズキズキした。登場人物をついつい自分に置き換えて読んでしまった。人には勧めないが印象に残った本。角田光代さんスゲーと思った。
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おもしろかった~。 相手によって新しい自分を発見する。 人と関わることって大きい。 通過してく人達、出来事の後の何ら変わらない日常。
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