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人生ベストテン の商品レビュー

3.3

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

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2020/11/30

女性ならではの感性の豊かさを感じました。 感情や状況の説明が事細かで、正直読みながら著者の思考を感じながら読みました。 人生ベストテンは若干のミステリー性があって面白かったです。

Posted byブクログ

2020/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。人生ベストテンが圧倒的にアラフォー喪女に突き刺さる。グサグサと。 13歳の夏に数週間だけ付き合った男に会いにいった同窓会で元カレ(だと思っていたが実は偽物)にまんまと騙されホテルに行き、自分は恋もたくさんしたし今は結婚の予定もあるという嘘八百をべらべらと気持ちよく喋り、挙げ句の果てにはその男に高額な鍋を買わされてしまう。 そこまでならああああ痛い経験だ痛すぎるで終わるのだが、そこまで騙されて彼女は「あの男は13歳のあの夏からわたしに会いにきた彼なんだ」というこれまた都合のいい妄想に浸って幕を閉じる。 上手いなあ。 自分もアラフォーの冴えないおばさんで同窓会なんて行ったこともないがやはり行くもんじゃねえなと胸に刻んでおくことにするよ。

Posted byブクログ

2020/03/23

おー。これは好きでした。 角田さんの本は初めて読みました。 一個目からいいなーと思いました。 暗いとは感じなかったけど そういわれてみれば暗いのかな。

Posted byブクログ

2020/03/20

角田光代さん「人生ベストテン」、2008.3発行(文庫)。短編6話、軽い感じの物語ですが、人の心の機微が上手に表現されてて読みごたえがありました。床下の日常、観光旅行、飛行機と水族館、テラスでお茶を、人生ベストテン、貸し出しデートの6話。床下の日常、貸し出しデート、人生ベストテン...

角田光代さん「人生ベストテン」、2008.3発行(文庫)。短編6話、軽い感じの物語ですが、人の心の機微が上手に表現されてて読みごたえがありました。床下の日常、観光旅行、飛行機と水族館、テラスでお茶を、人生ベストテン、貸し出しデートの6話。床下の日常、貸し出しデート、人生ベストテンの順に面白かったです。

Posted byブクログ

2020/02/26

ブログで書いていた過去の読書感想文をこちらに転記します。 人生ベストテン考えてもいいお年になってきました… ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 「人生ベストテン」著:角田光代 これは何とも言えない題名の素敵さに惚れました。(語呂がいい) 6つの短編集だったのです...

ブログで書いていた過去の読書感想文をこちらに転記します。 人生ベストテン考えてもいいお年になってきました… ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 「人生ベストテン」著:角田光代 これは何とも言えない題名の素敵さに惚れました。(語呂がいい) 6つの短編集だったのですが、読んでいてこの短編集に共通しているのは「なじんだ(知っている)もの・人・自分でも、まだ見ぬ一面がある」ということなのかなぁ、と思いました。 「床下の日常」では、マンションの水漏れ工事をする「ぼく」があるマンションの床下をみています。住み慣れている人ですら、見ない床下。 同じ空間であるはずなのに、まだまだしらないグロテスクな部分がある。 文庫本のタイトルでもある「人生ベストテン」では、40歳を目前とした「私」がある人に出会えたことで自分の知らない一面を見いだせた。 反対にこの本では出会ったばかりの人との「もうずっと過ごしているかのような」心の近しさも表現されています。 相手のすべてを理解することは途方もない時間がかかります、しかし決して時間だけが全てではなく、たくさんの時間を過ごしていても見えない、見ない事がある。 逆に出会ったばかりの人と、すべての時間を共有してきたかのような錯覚に襲われる。(でもきっとそれも、たくさんの時間を一緒に過ごしていたらまた、見えないところが出てくるんだろうけれど) ずっと時を同じく過ごしていても見えないものがあるからこそ、人と人は惹かれあうのだろうし、逆にどれだけ時間を重ねても相手を見ていなければ心は離れてしまうのだろうなぁ。 あーなんか書いててよくわからなくなってきました^^;; とにかくこの本で一番心にのこったのは「人生ベストテン」の主人公の「私」が寝付けない夜にわが人生のベストテンを思い返す、というところなんです。 私も同じように40歳を目前に自分の人生をベストテンにしたとき、私にはどんなイベントがあるのだろうかと、そう思うのです。 そうして、26歳を目前にした今もベストテンを作るなら、いったい私にはどんなイベントがあるのか・・・ちょっと考えてみるのも楽しいかもしれません^^ (でも特になんのイベントもなかったらどうしよう^^;;)

Posted byブクログ

2019/05/22

人生ベストテン‥‥私なら?とつい考えてしまう そして他の短編もありそうでない、そう来るか!と思わせるものがたくさん。 これが1人の人生に起こった出来事ならベストワンはどれだろう?とまた考えてしまう

Posted byブクログ

2018/05/19

人生ベストテンと設定するのは、べストテンをあげるためにいつも人生を振り返り、上からベストなイベントを10個に絞り込むのではなく、平凡な人生イベントから比較すると「これはベストテンとしてのイベントだ」というイベントをひねり出すことである。であるから、気持ちによりその順番が入れ替わる...

人生ベストテンと設定するのは、べストテンをあげるためにいつも人生を振り返り、上からベストなイベントを10個に絞り込むのではなく、平凡な人生イベントから比較すると「これはベストテンとしてのイベントだ」というイベントをひねり出すことである。であるから、気持ちによりその順番が入れ替わることがあり、これがベストテンなら人並み以上だと思えるはずだというイベントなのだ。 つなり、それだけ平凡な人生であることを受けいれているわけで、たいていの人生はそんなものに違いない。だからうんうん、とうなずけるのであり、感動するわけでもないが共感は誘うのかもしれない。 しかし、メニュウと「ウ」を入れてしまうのが気になる。時代なのか趣味なのか主張なのか。

Posted byブクログ

2018/11/16

一体全体あんたら何なん?と思うような人達がわんさと出てくる。あーもうっ!と思うような人達。だけどどうなるんやろか?と気になる人達。これからどうなるんやろかと気になるお話でした。面白かった。

Posted byブクログ

2016/09/27

現実よりも現実的な感じ。 現実ってもうちょっと夢もあるし楽しいんじゃないかな。だから、自分の現実がいいもののような気がしてくる。 でも、友達の打ち明け話聞いてるみたいで、おもしろかった。 2016/9/23

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2016/09/07

角田光代の人生ベストテンを読みました。 ごく普通の、でもちょっとコミュ障気味の主人公たちが出会う事件を描いた短編集でした。 表題作の人生ベストテンは、40歳になって自分の人生を振り返ると、人生のベストテンは中学高校の出来事しかなかった女性の物語でした。 同窓会の連絡を受けて、高...

角田光代の人生ベストテンを読みました。 ごく普通の、でもちょっとコミュ障気味の主人公たちが出会う事件を描いた短編集でした。 表題作の人生ベストテンは、40歳になって自分の人生を振り返ると、人生のベストテンは中学高校の出来事しかなかった女性の物語でした。 同窓会の連絡を受けて、高校時代にちょっとだけつきあった同級生がどんなふうに変わっているか見に行こうと思い立ちます。 同窓会も終わり頃、その同級生に会うことが出来て2人だけで二次会に行くことになります。 そして、その後には驚きの結末が待っているのでした。 平凡な人生でもこのようなイベントがあったら少しは楽しくなるかもしれないなと思いました。

Posted byブクログ