ブルータワー の商品レビュー
大昔のレビューですが、異世界と実際の世界を飛び越える主人公は物語の主人公らしく青臭くて、好感が持てました。
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石田衣良氏の語り口は、壮大な物語には向いていないと思います。 池袋ウェストゲートパークのような生きている人間のリアルさが全くない。 小さな心の機微を描く方が、石田さんらしさが出て味がありますね。 9.11に触発されて書いたそうですが、登場人物の心境がこぞって小さく完結して...
石田衣良氏の語り口は、壮大な物語には向いていないと思います。 池袋ウェストゲートパークのような生きている人間のリアルさが全くない。 小さな心の機微を描く方が、石田さんらしさが出て味がありますね。 9.11に触発されて書いたそうですが、登場人物の心境がこぞって小さく完結していて葛藤があまりに端的です。 重さがないというか、表面だけなぞらされている感じ。 SFというよりはファンタジーで、さらにいえばフィクションのような無味乾燥さ。 その活躍は伝記のようであり、かといっておとぎ話にしては冗長です。
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脳腫瘍を患って余命数ヶ月となった主人公は ある日、後頭部から前頭葉に移動するように襲いくる激しい頭痛によって意識を失う。 目覚めた主人公が横たわっていたのは 遙か下方に大地を臨む、高さ2キロの青い塔、その上層部の一室だった。 圧巻の一言に尽きる超高度塔国家、そして高性能の科学技...
脳腫瘍を患って余命数ヶ月となった主人公は ある日、後頭部から前頭葉に移動するように襲いくる激しい頭痛によって意識を失う。 目覚めた主人公が横たわっていたのは 遙か下方に大地を臨む、高さ2キロの青い塔、その上層部の一室だった。 圧巻の一言に尽きる超高度塔国家、そして高性能の科学技術 よく出来た素晴らしい夢の世界に見えるそこはしかし 塔の高度が身分を決定する、格差・差別が当然のこととしてあり、 その差別の原因を生みだした元凶である 「致死率90%のインフルエンザウイルス」 それが蔓延している、死の世界だったーーー。 バイオSF。 読んでいて、この話は紛う事なき壮大なる夢オチだと信じて疑っていなかった← その青い塔のある世界は、主人公しか見ていないし 存在を証明する根拠は何もない 主人公の見た未来は本当に実在したのか、しないのか? その結末やいかに 面白かったと思う。 まず本の表紙が素敵だったので、殆どジャケ買いだったのだけど 内容も好きなSF。 この、どっからどう見ても夢オチな設定で押し切った著者はすごい← バイオSFってほどバイオバイオしてないです。ウイルスが主役?だったのでバイオSFとか言ってみただけです← 塔国家のテクノロジーや、腕輪型の超高性能マシン「ライブラリアン」なんていう素晴らしいアイテムもいい味を出している。 恵まれた身分で生活する主人公は、そのライブラリアンと勇気を用いて 避けられないこととして下層の人々を苦しめる格差社会の解決、 ひいてはこの混迷の元である病魔を根絶すべく 奮闘するのである。 面白かったんだけど… なんか物足りない。 全体的に淡々としているというか、説明や描写を省きすぎというか。 「え、ここけっこう重要な場面じゃないの??そんな2,3行でサラッと終わるの!?」 ということが何度となくあった。 この著者の作品はこれが初めてなのでわからないけど こういう作風の人なんだろうか。 あと、吟遊詩人のカネマツが嫌← なんかイラッとくるw←← 戦いに音楽を用いる作品はボチボチあるだろうし、 『ばいばい、アース』なんかはとても好きだけど あのじいさんが、戦いの盛り上がってる場面でロックンロールをかき鳴らしたとか なんか受け入れがたいw ボディーガードと政策秘書はとても好き。 いつでも本気。 なんか物足りない話だったなぁ。面白かったけど! 上下冊にしてもっと細部まで書き込んで欲しかった。 世界観がもったいない。 あとココが途中空気でちょっと戸惑った。 そして主人公の妻はどっちも少しは痛い目を見るべき、と思うのは 自分がまだ未熟だからだろうか… 再読記録はネタバレ絶叫です
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SF小説。200年の時空を意識が行き来する。未来はインフルエンザで荒廃し、青い塔 の中で限られた人々が生活。階級闘争が起き、戦闘の只中で過去からのデータの記憶が世界を救うという壮大な物語。 じっくりと読み応えあり。
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このひとも何でも書けるんだなぁ!文体よりアイディアやストーリーで魅せる方ですよね。SF初めてかいたとのことでしたが読ませる読ませる…あっちゅうまに読みました。ドキドキしながらページめくる感じがたまらんです。
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(100816)ずっと前から持ってたんだけど、お盆になったので読めた。SF的な物語。まぁ、面白いといえば面白い。
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最初は現実味が湧かなくて、うーん(~▽~)?って感じやったけど 最後はおもしろかった〜でも親がむっちゃよかった!ってゆうほどやったかな〜
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脳腫瘍で余命僅かな主人公瀬野周司。 意識だけが200年後にタイムスリップし、未来を救うべく立ち上がる。 全く持って現実離れしている設定の作品であったが、 物語序盤より、ハッピーエンドを確実に想定できる作品であるため、 危ないシーンも安心して読むことができた点はいいのか、悪いのか...
脳腫瘍で余命僅かな主人公瀬野周司。 意識だけが200年後にタイムスリップし、未来を救うべく立ち上がる。 全く持って現実離れしている設定の作品であったが、 物語序盤より、ハッピーエンドを確実に想定できる作品であるため、 危ないシーンも安心して読むことができた点はいいのか、悪いのか。 しかし、500P近いボリュームを感じさせないスピード感に乗って、 未来を救うべく戦う周司の姿は、誰もが応援したくなり、 物語に引きずりこまれる。 読者にエピローグをもっと読みたいと思わせている点は、 もっとその世界に浸りたいと思わせている証拠といえる。 CGを使っての映画化も期待したいところ。 主人公は堤真一辺りはどうだろうか・・・
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SF小説。 さすが石田衣良が書いた本、最後まで読み進めてしまうモノがあった。 時々、やり過ぎな突拍子もないシーンはあったが設定とかはとても良く出来ているし、面白かった。 ラストのもって行き方は、アキハバラDEEPみたいに、無理矢理感があったような…
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