ブルータワー の商品レビュー
面白かった。通勤時間のみで2週間。 SFらしいとか、よくわかりませんが、200年後の現代とのリンクはイメージしやすかった。(どっかで見た、聞いたことがあるのか??)。ラストの世界を救う方法が、なんかちょっと、イマイチな感じでした。他にも方法があると思うが、、、
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石田作品特有の透明感と、恋愛スパイスとテンポと、そして珍しくSF的な要素がうまく配合された、スパイシーな一品。 末期がんの苦しみから逃れた先に主人公がたどり着いた、数百年後の将来。そこではまさに現在インフルエンザとして呼ばれるウイルスが変異を遂げ、人類を脅かす脅威の病となってい...
石田作品特有の透明感と、恋愛スパイスとテンポと、そして珍しくSF的な要素がうまく配合された、スパイシーな一品。 末期がんの苦しみから逃れた先に主人公がたどり着いた、数百年後の将来。そこではまさに現在インフルエンザとして呼ばれるウイルスが変異を遂げ、人類を脅かす脅威の病となっていた。人はウイルスから逃れ、高いタワーに自らを隔離していた。最上階付近に住まう一部の特権階級と、下位層に暮らす一般市民/さらにタワーにさえすむことを許されず、汚染された地上に暮らす民。明確な上下関係と病の脅威が世界を覆い、一触即発の事態に陥っていた。 救世主であると予言された主人公は、精神のみがその世界と現実世界をいったりきたりする。正直その世界での予言だけが拠り所で主人公は九死に一生を得て、この世界を救うために動き出すあたりが若干ご都合主義。精神だけが移動するのでウイルスを自分に転移させて将来に持ち込めない設定は危機感があり素晴らしいのだが、その構造を座標軸にして数万点の数字配列に、記憶するってあたりが微妙。しかもその記憶を可能にしたのが、愛する女性の体に書くと言う方法だってんだから、さらに微妙。 とはいえ、大枠の設定の他にも人工知能やウイルスの詳細などが丁寧に描かれているので、SFとしてかなり読み応えあり。一気に読めた。 砂の上の魔術師もそうだったけど、石田先生にはたまにはこういった、丁寧な取材を盛り込んだ丁寧な作品をたくさん書いてほしいなー。感性の作品も、悪かないけど。
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ちょっとがっかりでした。 世界観が狭く感じます。 あまりに突拍子もない内容だったので付いていけなかっただけかもしれないけども。。
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好きです。200年後の世界設定が、分かりやすく入り込みやすかったのでどんどん読めます。 SFとして物足りない・・といったら物足りないところがあると思いました。もう少し世界観をじっくり丁寧に濃く書いてほしかったなと思いました。そこがせっかく面白いのに勿体ない!なんか、ズンってこない...
好きです。200年後の世界設定が、分かりやすく入り込みやすかったのでどんどん読めます。 SFとして物足りない・・といったら物足りないところがあると思いました。もう少し世界観をじっくり丁寧に濃く書いてほしかったなと思いました。そこがせっかく面白いのに勿体ない!なんか、ズンってこない。 話のテンポと展開はよかったと思います! 面白いけど、微妙に薄い。そんな感じなので★4つ!
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現実の社会問題や背景をリアルに描写するのが得意とする石田衣良氏にとって、初めてのSF作品。いきあたりばったりで、こんな完成度の高い長篇大作が創れてしまうのだから凄い。想像力・創造力が豊かなんでしょうね。ただ死を待つだけの人生より、誰かのために生きる人生のほうが、たとえ辛くても生き...
現実の社会問題や背景をリアルに描写するのが得意とする石田衣良氏にとって、初めてのSF作品。いきあたりばったりで、こんな完成度の高い長篇大作が創れてしまうのだから凄い。想像力・創造力が豊かなんでしょうね。ただ死を待つだけの人生より、誰かのために生きる人生のほうが、たとえ辛くても生き生きしている・・・。確かにそうかもしれない。
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ストーリー自体は面白い。 ただ主人公と不倫相手のオンナがどうしても好きになれなかった。 同情しきれないというか、勝手にすればいいというか。
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SFは趣味じゃないけど・・・止まらなかった。 主人公が末期がん患者でっていうとこと、インフルエンザとかウィルスが題材ってことで「う~~~ん、ありきたり?」って思ったけど、決してありきたりではない。 読み終えてなんだかすっきりしたし、いっきに読んでしまったからかちょっと疲れたけど、...
SFは趣味じゃないけど・・・止まらなかった。 主人公が末期がん患者でっていうとこと、インフルエンザとかウィルスが題材ってことで「う~~~ん、ありきたり?」って思ったけど、決してありきたりではない。 読み終えてなんだかすっきりしたし、いっきに読んでしまったからかちょっと疲れたけど、面白かった。
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あまりに進まなさ過ぎて、読んではやめ、読んではやめ。 読み終えるのに1年半以上の歳月を費やしてしまいました。 果たして主人公は節の終わりで何度涙を流しただろうか。 涙が、安っぽすぎます。 何度唇の裏を噛んで血を味わっただろうか。 唇が、千切れます。 9.11のオマージュとのこ...
あまりに進まなさ過ぎて、読んではやめ、読んではやめ。 読み終えるのに1年半以上の歳月を費やしてしまいました。 果たして主人公は節の終わりで何度涙を流しただろうか。 涙が、安っぽすぎます。 何度唇の裏を噛んで血を味わっただろうか。 唇が、千切れます。 9.11のオマージュとのことですが、富の面での南北問題でしか物語が描かれず、そこにあった宗教対立等、歴史に根ざした諍いの根源は華麗にスルー。結局は正義感溢れる主人公が奮闘するだけの小説に留まっているのが残念です。 かと言って文体で楽しませてくれるかと言えばそうでもなく・・・ 初の石田衣良なので、別作品にもなかなか手が伸ばせなさそうです。
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SF小説ってどことなく毛嫌いしてたけど この本はそんなことも忘れさせるほど面白かった! 未来での名前の付け方とか発想が素敵
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SF色漂う未来の新宿が舞台。主人公がそこに登場!?し、未来ので体験する冷たい世界は・・・いつか現実に起こってしまう現実の世界なのかも知れませんね。しかし最後は・・・・温かさが生まれ落ち着く世界へと・・・。SFでありミステリーでもあるこの作品は読み応えあり。
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