人生生涯小僧のこころ の商品レビュー
この人はえらいとは思わない。 すごい人だと思う。 自分の人生も、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだという不満が多々ある。 いやだと思っていても、心がふさがれるだけだと、三十路になってわかってきた。 不将 不迎 応而 不蔵 穏やかに生...
この人はえらいとは思わない。 すごい人だと思う。 自分の人生も、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだという不満が多々ある。 いやだと思っていても、心がふさがれるだけだと、三十路になってわかってきた。 不将 不迎 応而 不蔵 穏やかに生きる日々を。 高い目標を持ちつつ。 2008年06月19日読了。
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大峯千日回峰行というのをご存知であろうか。 奈良・吉野の金峯山寺で、高低差1300mの険しい山道を16時間かけて一日で往復 することを年に連続で120日、それを9年間かけて歩き続ける行である。 さらに、もし途中でリタイアしたらその場で自害しなければならないという。 想像を絶するよ...
大峯千日回峰行というのをご存知であろうか。 奈良・吉野の金峯山寺で、高低差1300mの険しい山道を16時間かけて一日で往復 することを年に連続で120日、それを9年間かけて歩き続ける行である。 さらに、もし途中でリタイアしたらその場で自害しなければならないという。 想像を絶するようなこの行を成し遂げた人が、この本の著者である。 なぜこのような荒行に挑もうとしたのか、実際挑戦してみてどうだったか、そこから何を 得られたのか…。 ただ純粋に興味を持ったので読んでみたけど、予想していた以上の感銘を受けた。 限界を超えた先に見える世界を、俺も見てみたい。 同じようなことをしてではなくても、今過ごしているこの環境の中で。 「足ることを知ること」と「人を思いやること」。 著者はこの2つが人間が生きていく上で一番大事なことだと言っている。 すべてに感謝し、常に限界に近づいて行こうという姿勢を持つ。 少しでも近付けるように、日々の生活で、実践していきたい。 人生これ修行なり。
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