人生生涯小僧のこころ の商品レビュー
自分を変え続ける。そんな当たり前の事を決心させてくれた有り難い本である。この本との出会には感謝している。
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吉野・金峯山寺1300年の歴史で二人目となる大峯千日回峰満行を果たした塩沼亮潤氏の体験記。片道24キロ、高低差1300メート以上の山道を16時間かけて一日で往復し、合計4万8千キロを歩き続ける壮絶な修行。人間の底知れぬ気力、体力を思い知る。(吉里)
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感想ー苦行の末、得たものは、特別なものではない。それを実践する必要性を痛感するのではないか。 メモー今が一番幸せと感謝する心。苦労をした時に、人生とは何か、真に生きるとは何かを考え、真実に生きること。おくらず(不将)、むかえず(不迎)、おうじて(応○)、ぞうぜず(不藏)→将来を不...
感想ー苦行の末、得たものは、特別なものではない。それを実践する必要性を痛感するのではないか。 メモー今が一番幸せと感謝する心。苦労をした時に、人生とは何か、真に生きるとは何かを考え、真実に生きること。おくらず(不将)、むかえず(不迎)、おうじて(応○)、ぞうぜず(不藏)→将来を不安視せず、過去をくよくよせず、そのときに応じ懸命に努め、感情に左右されない。
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「大峯千日回峰行」という、信じられないような過酷な荒行を通して、どんなことを体験し、感じたか、の記録。生死の境をさまようような過酷な状況にも関わらず、ある意味淡々と書かれていることが逆に衝撃的。 読後は「人間、生かされているんだな」と空を見つめて実感してしまう。そんな本です。万人...
「大峯千日回峰行」という、信じられないような過酷な荒行を通して、どんなことを体験し、感じたか、の記録。生死の境をさまようような過酷な状況にも関わらず、ある意味淡々と書かれていることが逆に衝撃的。 読後は「人間、生かされているんだな」と空を見つめて実感してしまう。そんな本です。万人におすすめ。
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これからもまた幾度となく読むことになる一冊。 自分が体験することを選ばないとはっきりわかる。 しかし、 自分の日々の中で自分のサイズで体験をすると決めることができた。 自分の純粋な部分に触れたから。 自分はもっともっと幸せであるとわかった。 そして、その幸せを日々の中でもっと...
これからもまた幾度となく読むことになる一冊。 自分が体験することを選ばないとはっきりわかる。 しかし、 自分の日々の中で自分のサイズで体験をすると決めることができた。 自分の純粋な部分に触れたから。 自分はもっともっと幸せであるとわかった。 そして、その幸せを日々の中でもっとわかりたいと思った。 「花は自分の隣に、どんなきれいな花が咲こうとも妬まない、姿を変えない」 そうありたいと思う。 だから、私は丁寧に生きることを決めた。 一人ひとり何か自分がしたいと思うことが見つかる一冊。 そして、それをすることで、 幸せをもっと知ることになるのかもしれないと思う。
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行の凄まじさは、筆舌しがたいものがありますが、それを通じて得た感謝の心に感動しました。 これだけのことを成し遂げている人がいるんだから、自分が取り組んでいることだって、きっとやりきれるはずだという勇気をもらいました。 一度は読んでみると、自分の知らない世界を感じられるのではな...
行の凄まじさは、筆舌しがたいものがありますが、それを通じて得た感謝の心に感動しました。 これだけのことを成し遂げている人がいるんだから、自分が取り組んでいることだって、きっとやりきれるはずだという勇気をもらいました。 一度は読んでみると、自分の知らない世界を感じられるのではないでしょうか?
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大峯千日回峰という極めて過酷な行をなさった方が、それも現在も存命の方の考え 方、思いを知りたくなり、図書館で借りて読むこととした。 大峯千日回峰とはどんなものか。奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂から大峯山と呼ば れる山上ヶ岳までの片道24km、高低差1,300m以上の山道を...
大峯千日回峰という極めて過酷な行をなさった方が、それも現在も存命の方の考え 方、思いを知りたくなり、図書館で借りて読むこととした。 大峯千日回峰とはどんなものか。奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂から大峯山と呼ば れる山上ヶ岳までの片道24km、高低差1,300m以上の山道を16時間かけて 1日で往復し、合計48kmを歩き続けるという修行です。これを1000日間行う というものですが、本当に連続してかというとそうではなく、山が開かれてある夏場 の約3ヶ月の間連続して修行を行うというもので、最短で9年もかかり、また、この 修行に入るに当たっては、満行といって、修行をやり遂げる以外は、自害という道し か残っておらず、常に腹を掻っ捌く短刀と、首をくくる綱を常に持っているという極 めて過酷な修行である。 はたまた、この行をやり遂げた方はと思い、著者の紹介の頁を繰って見ると、なん と昭和43年生まれの2つ年上(学年では3つになるが)の方ではないか。年もそれ ほど違わない方が、こんな苦行を乗り越え、住職として仕事をなさっている。果たし てその方の普段の思いとはどのようなものか。さらに興味がわいてきた。 読み進めていくと、なかなか人間らしい欲であったり、挫折感などという思いと、 それを乗り越えていくための考える姿勢、そしてそれを乗り越えていくために、明日 、明後日があると幾度も記されてある。 この行を終えたのは、1300年で2人目という誰にでもあがめられるような存在 になっているにもかかわらず、住職を勤める寺では修行僧と同じく、飯炊きから、掃 除まで、お勤めを果たすという、今でも初心を忘れない姿こそ、さすが大峯千日回峰 という前人未到の行を成し遂げた人のなせる業であり、行き着くところなのかもしれ ない。 世の中や、会社を憂うことなく、同年代の方には是非読んでもらいたい1冊である 。
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千日回峰行(千日間、往復48kmの山道を登り降りする修業)と 四無行(九日間、食べない飲まない寝ない横にならない修業)を やり遂げた超人的なお坊さんの自伝的エッセイ。 清らかで澄みきっていて、穏やかで謙虚な感じ。 凄まじく壮絶な物語の果てに、こんな気持ちになるのかという感じ。 ...
千日回峰行(千日間、往復48kmの山道を登り降りする修業)と 四無行(九日間、食べない飲まない寝ない横にならない修業)を やり遂げた超人的なお坊さんの自伝的エッセイ。 清らかで澄みきっていて、穏やかで謙虚な感じ。 凄まじく壮絶な物語の果てに、こんな気持ちになるのかという感じ。 私は2回泣きました。
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千日回峰行という修行をされた方の話なので、読んでる私もつらーくなるんじゃちょっとやだな、と勝手なことを思ったのですが、苦行の末にたどり着く心持ち、考え方の切り替えなど、ためになるお話でした。 足ることを知る。100を名さんとすれば90を半ばとするなどなど。
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一日48kmを1,000日行う千日回峰行と、断食・断水・不眠・不臥を9日行う四無行という、生死をかけた修行をやり抜いた超人的なお坊さんの修行録。その過酷さは体験したものでないとわからないと思うが、文章だけ読んでも息切れがし挫折してしまいそうだ。それほどの苦行から得たことがあまりに...
一日48kmを1,000日行う千日回峰行と、断食・断水・不眠・不臥を9日行う四無行という、生死をかけた修行をやり抜いた超人的なお坊さんの修行録。その過酷さは体験したものでないとわからないと思うが、文章だけ読んでも息切れがし挫折してしまいそうだ。それほどの苦行から得たことがあまりにも簡単なことに感動する。他を思いやり、足ることを知るルールを守り、真に生きる道を、根気よく、丁寧に、ぼちぼちと、歩み続けたい。
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