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はじめての課長の教科書 の商品レビュー

3.9

115件のお客様レビュー

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    24

  2. 4つ

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2012/10/09

たしかに「課長の教科書」。 一団を率いる中間管理職としてなすべき基本的なことが書かれている。部下を持つ人、持とうとしている人ににお勧め。 スキルの話のみならず、泥臭い現実的な話への対処法も書かれている良書。これからも読んでいく本となりうるので、星5つ。

Posted byブクログ

2020/05/04

<2020/4/25> 実際に管理職になり改めて読み直した。実際にこの境遇におかれたことで理解が深まる箇所がかなり増えた。特に発刊から10年以上が経過し、より一層「動き回る管理職」であることが標準の時代になったと実感している。これは「MBWA(Management By Wand...

<2020/4/25> 実際に管理職になり改めて読み直した。実際にこの境遇におかれたことで理解が深まる箇所がかなり増えた。特に発刊から10年以上が経過し、より一層「動き回る管理職」であることが標準の時代になったと実感している。これは「MBWA(Management By Wandering Around)」、現代で求められている管理職は動き回る管理職であり、現場を動き回り、直感的に情報を集め、次を予測する、という意味で示されている。他方で「人間社会は、合理的な機械のようなシステムで運用されているわけではありません。当然、課長の仕事にも合理的と言えないものもあります。(中略)逆に割り切って、ゲームのように手早く切り抜ける」ことも主張されており、事の緩急・軽重をつけることの大切さにも言及している。 <2012/09/13> 著者のプレゼンテーションを聞き、スライドを見るように本書を読んだ。「課長・・・」という表題からは、管理職になるのはだいぶ先の話であり、まだまだ読むべきでないものと連想させられていたが、それは間違いだった。この本は、20・30代の働く人々こそ、早めに読むべきだろう。他のビジネス書と次元が違う。学術的根拠に基づき焦点化したポイント中のポイントを極めてシンプルに要点を表現している。学術知と実践知の理想的な融合の一つの形だと思う。 職場でフロー体験を得られる機会はそう少ない。まれにあったとしてもあまり長くなかった。没頭する環境を得るための場として、大学院における研究に一つの効用があると感じる。本書で紹介される5点すなわち、①やることの目的と価値が明確になっている、②活動を自分でコントロールできる、③活動の難易度がちょうど良い、④活動中に邪魔が入らない、⑤活動の最中、その成功と失敗が明確になる、を見ると現在の職場でこれらを全て満足させることは至難だ。ただ1つか2つの条件は工夫次第で調整できる。職場でフロー状態にもっていくための手段を考えていきたい。

Posted byブクログ

2012/08/13

欧米ではあまり必要性を論じられない中間管理職である「課長」について切り込んで、具体的な処世等を記載した良書。なかなかこの手の書籍は無いので面白かった。 書いてあることは当たり前に感じられるけれど、体系的にまとめられていて、悩んだときに立ち戻るために読むといいと思う。

Posted byブクログ

2012/07/28

「課長のあるべき姿」を書いた書籍がたくさんあるなかで、 本書の特徴は、多面かつ多層から成り立つ考察にあります。 例えば「コーチング」を説明する項目で、 「ストレスはどのようにコントロールすべきか」という話に発展し、 更に「ストレスの程度ごとに人のパフォーマンスはどうなるか」とい...

「課長のあるべき姿」を書いた書籍がたくさんあるなかで、 本書の特徴は、多面かつ多層から成り立つ考察にあります。 例えば「コーチング」を説明する項目で、 「ストレスはどのようにコントロールすべきか」という話に発展し、 更に「ストレスの程度ごとに人のパフォーマンスはどうなるか」という研究を引き合いに出します。 終始この調子で、非常にロジカルで有機的な結論を導いていきます。 これを可能としているのは、著者のインプットの多さです。 著者の作品を読むのはこれで3冊目ですが、 この方ほど勉強している作家はそういないと思います。

Posted byブクログ

2012/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミドルマネジメントに関する本。 マネージャーに必要な能力について書かれており、様々なマネージャーに仕える中で、担当者からの目線で理想的なマネージャーについて考えることがあるが、一文の 「どれだけ多くの仲間を助け、仲間からの信頼を集められたのかを誇れるようになれば、その人物は世界中どこでも通用する。」 などを読むと、小手先だけではマネジメントはうまくいかないことを改めて認識する。 参考になった点を以下に列記。 読む時期によって参考になる点は変わる気がする。 ・部下のプロフィールを熟知する(モチベーションを上げる) ・会社内での情報の流れ(課長に最も情報が集まる) ・例外への対応は課長の仕事(末端社員は報告すべき例外を例外として正しく認識できる力が最低限求められる) ・コンセプトを創造する結び目が中間管理職 ・動き回る管理職が求められている ・部下のストレスを管理する ・コーチングスキルは普段の会話で意識することで高められる ・社内政治とは利害が「限られた昇進ポストと予算」で対立する、複数の勢力による「権力争い、政争」

Posted byブクログ

2012/06/21

中間管理職になってすべきことに少し触れることが出来る。一般的な内容が多いため臨場感にかけるところもある。

Posted byブクログ

2012/06/04

管理者としての心得を勉強しようと読んでみました。 ホントは、管理者の掌握すべき業務範囲を知りたかったのですが、この本はよくあるように「どのような心構えをするか」をいうことを焦点にしています。 共感を得られた点を一つあげると、部下を叱るときのやり方。 ① 事実を確認する ② 何が...

管理者としての心得を勉強しようと読んでみました。 ホントは、管理者の掌握すべき業務範囲を知りたかったのですが、この本はよくあるように「どのような心構えをするか」をいうことを焦点にしています。 共感を得られた点を一つあげると、部下を叱るときのやり方。 ① 事実を確認する ② 何が原因で問題が起こったか部下に考えさせる ③ 問題に気づかない場合は、誠意を示しつつ問題を指摘する ④ 部下への期待を示し、感情をフォローする 感情をフォローするために、部下への期待を言葉で示せ、というのはちょっと勉強になりました。私は普段、なかなかうまくほめてあげられないので。

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2012/05/20

部下をほめる叱るのところは、すでにこの本が指摘するようにやってたわ。共感するところが多い。軍隊式で指揮が上がると思ったら大間違いなんだよね。貢献することは誇らしいことなんだとわかってもらうことが大事だね。

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2012/05/17

課長のことを全然分かっていなかった。。。課長がこんなにも多様なスキルを求められているとは。トップダウン・ボトムアップの情報を両方向から新鮮な状態で得る事ができ、それを基にして会社の利益を上げていくために、部下をどのように育てていくべきか、上層部に現場の状況をどのように伝えていくべ...

課長のことを全然分かっていなかった。。。課長がこんなにも多様なスキルを求められているとは。トップダウン・ボトムアップの情報を両方向から新鮮な状態で得る事ができ、それを基にして会社の利益を上げていくために、部下をどのように育てていくべきか、上層部に現場の状況をどのように伝えていくべきなのかを繰り返し求められるポジションが課長である。会社の中での課長というのは、起業したての会社の経営者の役割と似た部分がかなり多く、多様な経験をつめるという点で他の役職よりも特異な性質をもつ。課長になった時に読むのもよし、コーチング、マネジメント、自分のキャリアアップについて少し考えてみたいときに読むのもよい。なかなか手放せない本となるかもしれない。

Posted byブクログ

2012/04/16

日本の会社におけるミドルマネージメントを学ぶための入門書。 課長の位置づけ、心構えから始まり、必要となるリーダーシップやコーチング等のスキルの概要や、日常的に遭遇する問題点、課長本人のキャリアの考え方まで、網羅されており、課長職やそれを目指す全てのビジネスパーソンにとって、ミド...

日本の会社におけるミドルマネージメントを学ぶための入門書。 課長の位置づけ、心構えから始まり、必要となるリーダーシップやコーチング等のスキルの概要や、日常的に遭遇する問題点、課長本人のキャリアの考え方まで、網羅されており、課長職やそれを目指す全てのビジネスパーソンにとって、ミドルマネージメントの全体像を見渡すことができる格好の入門書になると思います。 ・昇進して課長になるということは、実務の現役における第一線からはほとんど引退し、まったく新しい仕事に就いたと考える。 ・課長として最も大切な仕事は「部下のモチベーションを管理する」という仕事。 ・課長は昔ながらの家族的な方法で部下をまとめることを期待されている。 ・異なる価値観を持つ世代がまとまるために必要なのは、どの世代でも変わらない「価値観の共通点」を軸に、世代を超えた議論をすること。 ・中間管理職は、部下にルーティンワークを徹底的に教え込み、ルーティンワークから外れる例外を、すばやく発見できる仕組みを作り上げることが仕事の第一歩。 ・中間管理職は、現場から「重要な現場情報」を引き上げ、それを「経営者が描いた大きなビジョン」とつなぐために知恵を絞る「ミドル・アップダウン」な活動をする。 ・基本スキル  部下を守り安心させる  部下をほめ方向性を明確に伝える  部下を叱り変化を促す  現場を観察し次を予測する  ストレスを適度な状態に管理する  部下をコーチングし答えを引き出す  楽しく没頭できるように仕事をアレンジする  オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める ・社内政治への理解を深め、仕事に有利に、かつ効率的に進めるために利用する。 ・社内横断的なプロジェクトに献身的に関わることがキーマンになるための王道。 ・基本的な仕事のスタンスは、大手柄を立てようなどと考えず、自らの負けパターンを知り、注意深くそれを回避しつつ、極力失敗を少なくすること。 ・昇進することにガツガツするよりも、どれだけ多くの仲間を助け、仲間からの信頼を集められたかを誇れるようになれば、その人物は世界中どこでも通用する。 ・ビジネス書は乱読するのではなく、良書を選んで読むべき。

Posted byブクログ