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犬はどこだ の商品レビュー

3.8

285件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    123

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2019/04/11

話し言葉や登場人物のキャラ、展開等々、漫画的だなあと思いながら読了し、解説を読んで納得。 ライトノベルの作家さんだったんですね。 最後まで読みやすかったです。 主人公が、若干25歳にして一人称が『私』。 低燃費な所謂『ヤレヤレ系』。 年齢設定は全体的に10歳上乗せさせても良かった...

話し言葉や登場人物のキャラ、展開等々、漫画的だなあと思いながら読了し、解説を読んで納得。 ライトノベルの作家さんだったんですね。 最後まで読みやすかったです。 主人公が、若干25歳にして一人称が『私』。 低燃費な所謂『ヤレヤレ系』。 年齢設定は全体的に10歳上乗せさせても良かったのでは、とは思います(笑) 個人的には好きなラストでした。

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2019/03/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

22 ページをめくる手が止まらないの! いろいろあって堅実な人生から離脱してしまった紺野と、 探偵に憧れるハンペーの、それぞれが追う事件の話。 最初の段階でおいこらハンペー!!!って思ってめちゃくちゃやきもきしてたけど、それを紺野が最高の形で真実に持ってくの。 点と点が線になって、そこからは真実に急加速よ! 最後の展開も良かった。言い方悪いけどスカッとしちゃった。 ネットには気をつけよう、うん。 あと毎回思うけど米澤穂信はタイトルが秀逸! 最初、荻原浩のハードボイルドエッグの方が探偵物としては面白いなと思ってしまってすみません! どっちも面白かったです! 続編はまだなんだ~そっかそっか。。 でも楽しみが増えたぜいえーい! 2019.03.23

Posted byブクログ

2019/03/03

失踪人探しと古文書調査という関係のない二つの事件が、一つの事件がリンクしていく。 ミステリー要素ももちろん、中世の村々の歴史的な解釈(「物ぐさ太郎」の解釈など)も本編にからんできておもしろかった。

Posted byブクログ

2018/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな米澤穂信だというのに、これは借りては返し、借りては返し、していたもの。やっと読めた。探偵ものということになるのだろうか。おバカなようでおバカでないハンペーが気になる。歴史ってすごいんだなと改めて思う。こういう在野の研究家って多いんだろうな。そしてネットストーカーって怖い。ほんとこんなやつ死んでしまってかまわない。とは思うけど、この人にも親はいるんだろうし。まだ若いのにな。佐久良桐子の捜索に反対していたお母さんは、桐子がこういうことをしようとしてるのを知ってたんだろうか。しかし、強いわー。紺屋の妹さんも好きだわー。続編出てほしいなぁ。

Posted byブクログ

2018/09/20

古典部シリーズ以外の米澤作品は初読。面白かった。日常のつまらなさそうな謎から入り、それが徐々に不穏な色を帯び、最後は急展開していくジェットコースターのようなミステリーで読ませる。 惜しむらくは、古典部シリーズでも同様の感想を抱いているのだが、彼の謎は偶然に依拠する部分が大きすぎ...

古典部シリーズ以外の米澤作品は初読。面白かった。日常のつまらなさそうな謎から入り、それが徐々に不穏な色を帯び、最後は急展開していくジェットコースターのようなミステリーで読ませる。 惜しむらくは、古典部シリーズでも同様の感想を抱いているのだが、彼の謎は偶然に依拠する部分が大きすぎるように思うことがある。彼女の計画にしてもだいぶ偶然の要素は強いし、今回たまたま関連性のある2つの依頼が、都合よく同時に舞い込んだからこの物語は産まれた。それがフィクションですよ、と言われたらそれまでだが。 シリーズ化が予定されていながら、続編はいまだないとのことだが、是非とも書いてほしい。こんな事件から始まっていく探偵の性というものは、とても見てみたいものがある。

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2018/05/16

今まで読んだ高校生が主人公の古典部や小市民のシリーズと違い、主人公は大人。事務所を開いたばかりの新米探偵。犬探し専門のはずが、失踪人の捜索にあたることになる。一方で、押しかけ助手のハンペーは、古文書解読の謎に挑むことになる。全く別の依頼だが、二つの情報を合わせることで見えてくるも...

今まで読んだ高校生が主人公の古典部や小市民のシリーズと違い、主人公は大人。事務所を開いたばかりの新米探偵。犬探し専門のはずが、失踪人の捜索にあたることになる。一方で、押しかけ助手のハンペーは、古文書解読の謎に挑むことになる。全く別の依頼だが、二つの情報を合わせることで見えてくるものがあるという構成。主人公もいいが、それ以上にハンペーの性格付けが面白い。多分、頭はいいのだけれど、色々考えすぎて就職せず、体力に自信はあって、ハードボイルドに憧れるという、屈折しすぎて一回りしちゃったような設定が楽しい。

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2018/05/10

私立探偵と、その雇われの探偵と。二人の探偵物語が軽妙に、読者を引き込みつつ展開し、そしてクロスし、迎える結末。真相と、ああやはり米澤穂信だな、という読後感。たまらないね。

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2018/05/07

読み始めてすぐに、どっかで読んだことある・・・と思い。 途中で確信。読んだわ。 でも展開が思い出せないし、もう1回読む。 最後まで全然思い出せなくて汗、楽しく読めた。 シリーズ化されそうな内容だけど、続きはあるのかな。 探してみよう。

Posted byブクログ

2017/10/12

犬探しのために始めた調査事務所。 いつしか調査の対象は犬から人へ。 タイトルの「犬」には複数の意味がある。 野犬に、名犬ハンペー、迷犬桐子… にしても、梓がカッコ良すぎ!

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2017/08/01

初、米澤でしたが面白かった。多少思わせぶりな文体が気になりはしたが。部長とハンペーのコンビも良いし、結末も予想を超えてた。 続編があるらしいのでそちらも楽しみ。それにしても、なぜ犬探し専門なんだろう。

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