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犬はどこだ の商品レビュー

3.8

291件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    127

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2025/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女性を探す依頼と、古文書を確認する依頼を並行して調査する構成。 初めは淡々と仕事をしている描写が続くものの、進むにつれてその2つの事件が重なっていき段々と不穏な空気が出てくる。 最後の方で、主人公が急いで谷中城を探すくだりにはやられた。間壁が女性を殺害してしまうから焦っているのかと思いきや。 文庫版の帯にて「振り返らず。来た道から逸れないように。」の一文が引用されているが、いい一文だと思う。 それと主人公の紺屋さんのキャラがよい。 殺人を防ぐため危険を犯して山に入るところや、殺人を見逃すなどの完全な正義でないところが人間らしさが出ているなと感じた。 GENさんは何者なのだろうか?それと主人公のHNの由来とか。今後色々膨らませてほしいなと思う。 続編はまだかなあ……。

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2025/01/27

前半はコミカルなやり取りが中心でしたが、後半に行くにつれだんだんダークな感じになっていき面白かった。 論理的な考察もよかった。

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2024/12/14

おお、犬はどこにいるかなんて話じゃねーぞこれ、ってな展開で。 いやね、じんわりとゆるふわな展開かなー、って思って読み進めてると最終的にはハンペーもビックリなハードボイルド展開でこの最後に向かっていく狂気はゾクゾクして大好き。 彼女の狂気もも良かったしお兄さんの切り返しも渋かったし...

おお、犬はどこにいるかなんて話じゃねーぞこれ、ってな展開で。 いやね、じんわりとゆるふわな展開かなー、って思って読み進めてると最終的にはハンペーもビックリなハードボイルド展開でこの最後に向かっていく狂気はゾクゾクして大好き。 彼女の狂気もも良かったしお兄さんの切り返しも渋かったし、いろんな意味でアレだ、結末がスゴイでしょう大賞でいい線いけるやつだ。 しかし出てきた犬は子どもを襲う野犬のみというね、これはイヌ派にはひどい仕打ちですよ。

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2024/11/30

安定の面白さ。ハンペーもいい味出してるし、主人公のスタンスも好き。古典部シリーズといい、主人公の女きょうだい結構癖ありがち。 緊張感は演出されるけど、実際には最後現場行く必要なくね? 赤ずきんはそういうことだったのか...

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2024/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中から不穏な空気になってきてドキドキしたけど、でも絶対間に合う流れだったし救われるエンドだと思うじゃん!?思わず、えっ!って声を上げながら前のページに戻って読み直してしまった。 後味悪いわけじゃないけど、不穏な空気を残したまま終わって、うわ〜ってなった。でもずっと面白かった。これシリーズ化してるんだったかな。何か出てるなら読みたいな。

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2024/09/04

途中中程まで読みましたが…なかなか入り込めず 飛ばしてラストだけ読みました この方「満願」が面白かったのですが… とにかくストーリーに引き込まれず… 他にも過去引き込まれない作品が多々あったみたいで、合わないのかもしれません。 主人公も40代かな?という雰囲気かもしだしてます...

途中中程まで読みましたが…なかなか入り込めず 飛ばしてラストだけ読みました この方「満願」が面白かったのですが… とにかくストーリーに引き込まれず… 他にも過去引き込まれない作品が多々あったみたいで、合わないのかもしれません。 主人公も40代かな?という雰囲気かもしだしてますし若さがないと言うか。 病んでいたこともあったからなのか? それにしても… 犬好きだから手に取ったけど 犬出てきやしないし、野犬のストーリーも必要だったのか? ワクワク感が持続せず、個人的にはつまらなかったです

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2024/08/06

ふたつの事件がクロスしていき、最後は予想していなかった展開に。ちょっと偶然が多すぎる気もするけど、おもしろかった!さくっと読めました。

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2024/06/29

意にそまぬ依頼と探偵志願の押しかけ後輩に 押し切られる形で始まった2件の調査。 序盤はふんふんと読んでいたけれど、途中からん?あれ?と不穏な雰囲気になり、終盤での ぐるりと様変わりに引き込まれる。 作中に出てくる「谷中城」に、なるほどと思った。

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2024/03/10

犬を探すつもりだったのに、なぜかしら失踪人捜索と古文書の解読をすることに。 そしてその2件が…。 読み易く面白かったです。最後も米澤穂信さんっぽくもありました。

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2024/03/03

爽快な私立探偵小説!と、思っていたけどちょっと想像とは違ってたかも。スピード感あってテンポもいいのですが、ラストは賛否両論ありそうな気がします。 なんとなくですが羅生門を思い出しました。あれは生きるためなので、今回の自分を守るためというのとはちょっと違うかもしれませんが、広義的に...

爽快な私立探偵小説!と、思っていたけどちょっと想像とは違ってたかも。スピード感あってテンポもいいのですが、ラストは賛否両論ありそうな気がします。 なんとなくですが羅生門を思い出しました。あれは生きるためなので、今回の自分を守るためというのとはちょっと違うかもしれませんが、広義的に同じことではないかと思います。ただ下人や老婆がリアリストだったことに対して、本作のラストは狂気的なものを感じました。紺屋さんには逃げ切ってほしいですが、逃げるということはずっとその存在を気にすることに繋がります。また皮膚炎になってしまいそう。せっかく探偵事務所を開いたのに気の毒としかいいようがないです。 そういえば番犬とか今どき聞かない単語を久しぶりに見ました。最近の犬は家畜じゃなくて家族ですもんね。とりあえず手荒れ対策を考えながら素直にお好み焼き屋を開いた方が幸せだったかもしれません。

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