犬はどこだ の商品レビュー
『探偵』になった憶えのない、犬探し専門の探偵と そこへ押しかけ従業員になった元後輩。 そして日を置かずして依頼された事件。 双方関係ないもののはずなのに、最初の『依頼』に関係する人が ちらちらと見えてくる。 先輩と後輩の視点で交互に話が進んでいくので どちらの依頼内容も分かりや...
『探偵』になった憶えのない、犬探し専門の探偵と そこへ押しかけ従業員になった元後輩。 そして日を置かずして依頼された事件。 双方関係ないもののはずなのに、最初の『依頼』に関係する人が ちらちらと見えてくる。 先輩と後輩の視点で交互に話が進んでいくので どちらの依頼内容も分かりやすいです。 ただ、当然のことながら端折って報告をするものだから いらいらというか、ちゃんと報告する! という気持ちが かなり湧いてきます。 が、一番突っ込みたい所は最後です。 確かにわが身は可愛いが、それでいいのか!? と。 自分がそこに立ったら、こうしそうではありますが(笑) しかしながら、チャット相手が一番気になってます。
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途中で犬を探すのかと思ったら全く探さなかったです。続き(といっても完結しているけど)が気になります。
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よくあるギャグまじりの探偵小説かと思って読んだら、見事に裏切られた。どんでん返しがきれいに決まったって感じで読んでたら、大ラスでさらに一ひねりあって、不思議な読後感やった。
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主人公、紺屋の高くないモチベーションやその積極的ではない雰囲気は好き。ただ自分はハンペーのキャラに少し馴染めなかった。ただラストの収め方は「インシテミル」よりは好みだな。
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典型的なミステリーという感じ。 インシミテルから読んだため、ちょっと物足りなく感じたが、面白い作品であるとは思う。
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くどい設定も内容も好きな方ですが、文体がくどいです。題名の感じからもっとポップな感じかとおもってました。
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『やりたいかどうかではなく、やれるかどうかが唯一の問題だ』 『やれるかどうかじゃなく、どうやるか』 『これは正しい認識かもしれないが、その正しさはなんら救いにはならなかった』
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特に中盤から「そっちに行っちゃだめ!」みたいにはらはらやきもきして一息に読了。 かなり楽しみました。 二件目の依頼がやや釈然としなくて、それがちょっと残念でした。
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■二十五歳、犬捜し専門(希望)の私立探偵紺屋。最初の事件。 開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人探しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったい...
■二十五歳、犬捜し専門(希望)の私立探偵紺屋。最初の事件。 開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人探しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。
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ハードボイルド色が強い小説。 米澤穂信らしさは随所に出てる。 ミステリーとしても面白いし、一人の男が奮起する話としても面白い。 そして、まさかのラスト。そうきましたか〜って唸った。 シリーズの続編が待ち遠しい。
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