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犬はどこだ の商品レビュー

3.8

286件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    124

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2010/12/10

数年前図書委員の私はこの本のPOPを書いた記憶があるがその時は読まずにあらすじだけ書いて、いまになって急にそれを後悔に思って読了。 主人公のアクションがこれまた米澤作品らしい…! 最後あっさり身を守り逃げるとことか。青春ミステリーではない米澤穂信、読んでよかったです。

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2019/01/16

私が米澤穂信作品のなかで一番好きなもの。キャラや背景が好き。終わり方も少し意外なかんじだったので、好き。

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2019/01/16

病気で銀行員の仕事をやめた紺屋長一郎。社会復帰へリハビリのために犬探し専門の探偵?を始めたが、初めて舞い込んできた依頼は人探し。次は古文書の解読。紺屋とハンペーが別々に仕事を始めるが微妙に絡んでいる二つの依頼。テンポ良く読める。おもしろい、おすすめ。ただ、もう米澤穂信の小説は正当...

病気で銀行員の仕事をやめた紺屋長一郎。社会復帰へリハビリのために犬探し専門の探偵?を始めたが、初めて舞い込んできた依頼は人探し。次は古文書の解読。紺屋とハンペーが別々に仕事を始めるが微妙に絡んでいる二つの依頼。テンポ良く読める。おもしろい、おすすめ。ただ、もう米澤穂信の小説は正当に評価できないね。俺の中で殿堂入りしてます(笑)

Posted byブクログ

2010/11/29

開業にあたり調査事務所<紺屋S&R>が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。- それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして・・・いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵...

開業にあたり調査事務所<紺屋S&R>が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。- それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして・・・いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。 (「BOOK」データベースより) 初の米澤作品。 さて、自分に合うのかどうか、期待と不安を抱えながらページをめくった。 希望通りの銀行員となったものの、原因不明の奇病により辞めざるを得なかった主人公「紺屋長一郎」。物語の導入部分では、やはり厭世的な雰囲気が漂っている。 そこへ飛び込んできたのが「探偵」に憧れる紺屋の後輩ハンペーこと半田平吉。ハードボイルドな探偵に憧れるだけあって、なかなかの冒険好きなようだ(まぁ、その期待はかなり裏切られるのだが・・・)。 全く異なる2人がそれぞれ違った依頼をこなしていく。 紺屋は失踪人捜し。失踪したのは東京でSEとして働いていた若い女性。 ハンペーは地元の神社に保管されていた古文書の解読。 一見何の関係もなさそうな2つの事件が結びついていくわけだが・・・。 紺屋とハンペー。それぞれが相手の依頼解決へのヒントを握っていながら、なかなか情報交換をしない。ちょっとしたすれ違いで、遠回りするハメになるのだ。その辺り、巧みである。 少しずつ謎が解けていく中で、最後の最後に意外な結末が待っていた。 これはちょっと予想してなかったなぁ・・・。 この結末には満足。 それぞれの事件が交互に語られていく展開も、読む人を飽きさせない。 それなりにボリュームのある作品なのだが、一気読みも苦にならなかった。 この犯人好きだな。 最後に明かされる本物の犯人。 したたかさが小気味いい。 もし、シリーズ化されるなら、是非次作も読んでみたい。

Posted byブクログ

2011/01/11

読んだのは3作目だが、3作目にして俺の好きな作家リスト上位は不動のものとなった感が・・・ 最初はゆっくりとしたテンポだったが、終局に至ってのテンポアップにはココロを鷲掴みにされた。結末の、何とも言えない感じも、いいなぁ ”復活”した紺野長一郎の次作が読みたくて仕方が無い!

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2010/11/21

このとぼけた感じがイイ!と始めのほうは思ってたんだけど… おいおい怖いよ。ほんとに犬捜しだったら、よかったのに。 続編よみたい。

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2010/11/18

展開のテンポも良く、なかなか面白く読めていたのですが、終盤に差し掛かりミステリーが解決に向かっていくうちに、あれ?おかしいぞ、と思い始めました。 大南やGENの伏線はどこで回収されるのか、と。 結局それらは回収されることなく終ってしまい、ラストについては嫌いな終わり方じゃない...

展開のテンポも良く、なかなか面白く読めていたのですが、終盤に差し掛かりミステリーが解決に向かっていくうちに、あれ?おかしいぞ、と思い始めました。 大南やGENの伏線はどこで回収されるのか、と。 結局それらは回収されることなく終ってしまい、ラストについては嫌いな終わり方じゃないのですが、どうもすっきりしない読後感が残ってしまいました。 続編が出るとのことなのですが、シリーズだとは思ってなかったので登場人物の謎が多いままおわってしまい残念でした。 ですが全体的には面白く読めたので続編の評判がよければ読んでみようかと思います。

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2010/11/05

「眠くなるまで」のつもりで読み始めたら、 一気に読了。 途中、犯人は察しがつくものの、 経過が面白い。 それはなんと言ってもストーリーの「展開」と「手法」がうまくて、 引き込まれるのだ。 主人公は「犬探し&保護」専門であるはずの、探偵(本人は否定)である、紺屋。 開業早々に2つの...

「眠くなるまで」のつもりで読み始めたら、 一気に読了。 途中、犯人は察しがつくものの、 経過が面白い。 それはなんと言ってもストーリーの「展開」と「手法」がうまくて、 引き込まれるのだ。 主人公は「犬探し&保護」専門であるはずの、探偵(本人は否定)である、紺屋。 開業早々に2つの事件が舞い込み、紺屋と、ひょんなことから「雇用者」となった、 ハンペーとの2人で、それぞれの事件解決に挑む。 紺屋の「私」とハンペーの「俺」の一人称によって、 二人の視点が交互に描かれる。 面白いのは、さらにここに民俗史の引用や、ネットのチャットシーンなど、 唐突に挿入されるも、 場面転換がわかりやすく、謎解きの臨場感を感じる。 美味しい珈琲を淹れることに人生をかけている義理の弟や、 「善良な悪魔」である町役場に勤める友人、 唯一信頼を置いているが会ったことがないネット上の親友……など、 主人公を取り巻く男たちが、なんだか温かくて、とても素敵。 個人的に「GEN」のファンになりました。 事件自体は、寒気がする、怖いエンディング。 ふたたび、紺屋&ハンペーに会える機会が(シリーズ化して)欲しい。 身体も、身柄も、心配だし。

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2010/11/03

病気で仕事をやめることになり、田舎で新たに探偵事務所を始める主人公。 当初は犬を探すことを専門にするって決めている。 その設定がなんか不思議と魅力的に感じた。 「犬って・・・」と思いながらもそれはそれでどうなるんだろうと少し楽しみだった。 結局人探しと古文書調査をするんだけど、...

病気で仕事をやめることになり、田舎で新たに探偵事務所を始める主人公。 当初は犬を探すことを専門にするって決めている。 その設定がなんか不思議と魅力的に感じた。 「犬って・・・」と思いながらもそれはそれでどうなるんだろうと少し楽しみだった。 結局人探しと古文書調査をするんだけど、登場人物が普通なようでキャラクターが立ってておもしろかった。 最後があっけなく終わったのが少し残念だけど、読みやすくてよかったです。

Posted byブクログ

2010/10/30

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵...

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作(「BOOK」データベースより) そんなにやる気もあるわけではないのに、なぜか舞い込む仕事の数々。渋々引き受けた2つの案件が、実は微妙にからまってきて・・・、というプロットがうまーい。 ただ始めの方は地道な調査が続くので、その辺は読んでいて少しだれたかな。 2つの事件が交差してくるあたりからは面白くなってきたけど。 ラストもただ事件が解決して終わり、じゃないところがよかった。 ダークなラストだけど、こういうの、嫌いじゃないです。 これ次回作がほのめかされてますけどなかなか出版されませんね。 紺屋さんの身が無事かどうか、確認の意味でも2作目が読みたいな~、ふっふっふ。

Posted byブクログ