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漂流 の商品レビュー

4.4

152件のお客様レビュー

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    67

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2015/11/01

いやあ面白かった。 秘島図鑑を読んでいて、作者おすすめの本として載っていたので読んでみたけれど・・・ すさまじいサバイバル小説でした。 無人島に取り残されても生きる希望を捨てず、考えることを止めず、体を動かすことを止めずに生き抜いて日本に帰ることが出来た!本当に良かった! イン...

いやあ面白かった。 秘島図鑑を読んでいて、作者おすすめの本として載っていたので読んでみたけれど・・・ すさまじいサバイバル小説でした。 無人島に取り残されても生きる希望を捨てず、考えることを止めず、体を動かすことを止めずに生き抜いて日本に帰ることが出来た!本当に良かった! インターネットがない状況で、自分の持っている知恵だけで生きるってことも重要だなあと思った。 自分も、経験と知恵とチャレンジ精神を人生で沢山積み上げたいです。

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2015/08/27

江戸時代、船が難破し無人島で生きることになったドキュメント。アホウドリを食べて生きるが、春になると渡って居なくなってしまう。そのために薫製を作ったり、貝を食べたり、アボカドの卵のからに水をためたり。 途中、苦しみながら生きた方がよいのか、望みが無いなら死んだ方が良いのかと思って...

江戸時代、船が難破し無人島で生きることになったドキュメント。アホウドリを食べて生きるが、春になると渡って居なくなってしまう。そのために薫製を作ったり、貝を食べたり、アボカドの卵のからに水をためたり。 途中、苦しみながら生きた方がよいのか、望みが無いなら死んだ方が良いのかと思ってしまう。こういった状況になったとき、生きることに希望を見いだせるだろうか? 漂流物を何年も待ち船を作る発想も凄い。

Posted byブクログ

2015/07/01

江戸天明年間。船が難破し絶海の孤島(鳥島)に流れ着き、12年後に流木で作った船で生還した土佐の船乗り長平の物語。実話ベースらしい。 シケに遭って黒潮に乗ってしまった土佐の船乗りたち。どうにか漂着したのは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島でした。水も湧かず、生活の手段が何もない無人...

江戸天明年間。船が難破し絶海の孤島(鳥島)に流れ着き、12年後に流木で作った船で生還した土佐の船乗り長平の物語。実話ベースらしい。 シケに遭って黒潮に乗ってしまった土佐の船乗りたち。どうにか漂着したのは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島でした。水も湧かず、生活の手段が何もない無人の島で、仲間の男たちは次々倒れていきますが、主人公 長平だけはただひとり生存。絶望的な環境で生きる術を見出し、新たな漂着者たちを仲間として組織し、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還します。 壮絶な漂流生活とその後を余すところなく描いた漂流ドキュメンタリーの名作。海外には「ロビンソンクルーソー」などの漂流物語が数多く存在するけど、日本にもあるもんだねすごいのが。好き嫌いの別れるテーマではあると思いますが、読んでいて圧倒される世界観です。スゴイ。

Posted byブクログ

2015/05/05

12年間の無人島暮らしからの生還という話それだけで十分に劇的なんだけど、それに加え道徳的な示唆に富んでいて素晴らしい。 敬虔さ、協調性、積極性のどれか一つでも欠けていれば生還を果たすことはできなかったとこの本からは読み取れる。 現代では日常生活で極限状態に立たされることは...

12年間の無人島暮らしからの生還という話それだけで十分に劇的なんだけど、それに加え道徳的な示唆に富んでいて素晴らしい。 敬虔さ、協調性、積極性のどれか一つでも欠けていれば生還を果たすことはできなかったとこの本からは読み取れる。 現代では日常生活で極限状態に立たされることはほぼないわけなんだけど生きる上での基本という意味では通じるものがあると思うので気を付けたいと思う。

Posted byブクログ

2015/04/30

結論が分かってるから一体どうなっていくんだろうとかなり興味深いし,当時の制度のせいで事故が起こりやすくなってたとかそうなんかと思わされるところも多くて,とにかくおもしろかった。どれだけの史料が読まれているんだろうと感服する。

Posted byブクログ

2014/12/11

・あらすじ 島でサバイバルする。鳥が食べ放題。米はない。 ・かんそう 面白い!極限系。ノンフィクションっていうのが最高のエッセンス。自分ならと考えちゃう。自分なら3か月くらいで死ぬと思う。

Posted byブクログ

2014/11/18

長平すごい。 この一言に尽きる。 最近で、一番心がゆさぶられた小説。 二回読んだけど、読むごとに物語に引き込まれていく。 自然と対峙して、生き抜くための知恵を振り絞り 無人島を13年もの間、生きる。 割と序盤から、涙が出てしまい、 本当感動した。

Posted byブクログ

2017/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2014.8.23 〜 28 読了 日本版ロビンソン・クルーソー、長平の精神力、ポジティブさが胸を打つ。後半部分、各人の特技を活かし組織として船を造ってゆくところはいかにも日本人的であり感動的。和船の弱点、難破の多さやアホウドリの生態が興味深い。

Posted byブクログ

2014/08/20

上司から貸してもらったというか貸しつけられたというか初吉村昭。 「天は自ら助くるものを助く」と言ってしまうと簡単だけどスゴいよね。観察眼、行動力、忍耐力、何が抜けても死ぬ、過酷な環境で生きのびた物語。船作ることになってからトントン拍子で進み過ぎじゃね?と思ったらそこも何年かたって...

上司から貸してもらったというか貸しつけられたというか初吉村昭。 「天は自ら助くるものを助く」と言ってしまうと簡単だけどスゴいよね。観察眼、行動力、忍耐力、何が抜けても死ぬ、過酷な環境で生きのびた物語。船作ることになってからトントン拍子で進み過ぎじゃね?と思ったらそこも何年かたってるのね。それまでが凄まじくて見落としかけたわ。

Posted byブクログ

2014/04/23

生きることと生き抜くこと。無人島からの船出から帰還まで息を詰めて、読み終わりました。 この作品も「希望」してこその実現という吉村昭ワールド満載です。

Posted byブクログ